ファンタジーも好きだが、SFはもっと好きなんだ!
だから、S(cience)F(iction)小説が書きたかったんだ!
読み返したらS(少し)F(不思議な奴らの)小説になってて…
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2018年12月の記事一覧
外星通訳一族、”AKIMOTO”23
『我らの”中”で嘘をつけると思うな。』
―――― 初代通訳官 秋元 郷司が通訳した「ウルスの警告」 ――――
――――宇宙 ウルス『対講話宇宙船』 大会議室
「いや、だからさ、うん、首長。それは難しいんですってば。」
誠児が「休みを作れ」と要求されている間も和久は首長達との講話は続いていた。そして、衝撃の発言に目眩を感じていた。
【無理なのか?】
首長は尋ねる。
【その
外星通訳一族、”AKIMOTO”22
『東桜中学出身、秋元 誠児、15歳です。よろしくお願い致します。』
――――2代目通訳官、秋元 誠児の通訳官就任2年前の自己紹介――――
————日本 外務省省庁一室
【訪問って、今までもやってたじゃない。何を今更?】
キャスティナは誠児に率直に【聞いた。】
【今までは、中華連邦でのレストランの一件を除いてすべて会議室かホールにしか行きませんでしたよね?】
【ええ。座ってるの、疲れる。】
外星通訳一族、”AKIMOTO”1
『あー、… Excuse me?えーと、…can you speak japanese?』
——後の初代外星通訳官、秋元 郷治がウルス人に放った最初の一言。
「えー……と、それではこれより、第124……あ、25でした?すいません訂正いたします。……第125回、『定例報告会』を始めます。」
その会議場には多くのものが詰め掛けていた。スーツを着た多種多様な人種の者たち……その中に迷彩柄の制服