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インフレの恐ろしさがマジマジと分かる貴金属価格

ドル円が140円~150円のレンジで漂っていますが、2021年までは115円に壁があるかのように100円~115円のレンジで漂っていました。
なんとなーく1ドル100円換算のイメージが残っていて、海外の品をeBayで購入しようと考えた際に、円に換算して「タケェ~」とつぶやいたりしています。

先日、無印良品に雑貨を見に行った時にも国際値札のドル表記は 29ドルなのに、日本円の表示は 1880円となっており、「えぇぇぇ、日本は貧しい!」と思うと同時に 29ドルx145円だとしたら 4,205円 「確かにこれは4000円では買えねぇ~」っと納得した小市民です。はい。

この円安効果がもろに出ているのがゴールドやプラチナの価格。最近ではドル建てでもゴールドの取引価格が1オンス(31g)で2000ドルぐらいになっているので、1g で9000円越え(消費税込みだと1万円越え)と言う時代です。

貴金属好き(なんだそのマニアジャンルは・・)な自分としては非常高い金もプラチナも銀も、気持ち的に買いずらい時代になってしまったなぁ~っと嘆くばかりです。(幼き頃の昔の記憶はゴールド1g1000円ちょっとだった記憶が・・(笑))

って前置き長くなってしまいましたが、貴金属マニアとしては手元にコレクションとして揃えておきたい小型インゴット、田中貴金属のゴールド、プラチナ、そして井島貴金属精錬さんのシルバーのインゴットがあります。

田中貴金属さんではシルバーのインゴット販売はなく、銀の積み立てはできるものの、銀の現物引き出しとなると、引出手数料が330,000円(税込)となるので、積み立て総量が巨大であるなら、いざ知らず現実的には小口引き出し拒否手数料ですね(笑)

ということでシルバーインゴットであれば井島貴金属精錬さんとなるかと思います。井島貴金属精錬さんを知ったのはYouTubeの「やさぐれメタル」さんの動画からです。(貴金属マニア御用達なYouTubeチャンネルです)

私も幼きころ、日本酒に入っている金箔を集めたらきらめく世界が待っているに違いないと妄想しておりましたが・・・大人になって現実を知るということで、まあ社会人パワーをフルに生かして趣味の世界全振りで頑張っている次第ではあります。

さて、この三種類の貴金属の100gインゴット、やはり値がはるのはゴールドなのですが、いつの間にか最近のゴールド価格上昇で100万円越えとなってしまっております。

厚生労働省の令和3年賃金構造基本統計調査結果によると、今どきのストレスフルの社会で一生懸命働いて月当たり賃金が約30万円。

ってことは3か月以上の期間を汗水流して働いた結果、この貴金属のインゴットを渡されて「ありがとう!」って事になると思うと、「俺はこんな金属のために働いていねぇ~食えねぇし!」って発狂レベルですね。という事で、世の中の不条理を如実に表すのがこの貴金属の価格だと思います。

インフレの社会が恐れられているのはモノが高くて買えなくなってしまうという事。でも日本を離れ世界規模で見たら、広い世界にはその価格でも買える人がいるってことなんですよね。多くのものを輸入に頼る日本ですので、「スーパーに行ったら品数が減っていて、残っているモノも高くて買えなかったよぉ。」ってな時代が来ないことを願います。

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