森藤 静

こころとたましい、自然と植物、すべてのいのちとつながり、大きな自己となる道。感じている…

森藤 静

こころとたましい、自然と植物、すべてのいのちとつながり、大きな自己となる道。感じていることや創作も含み書いていきます。

マガジン

  • エッセイ

    映画や漫画の話、日常に感じることなど。

  • 心理占星術

  • 創作

    物語・創作など書いてます。

最近の記事

宇多田ヒカルさんの創作過程と表現

宇多田ヒカルという人はある時期から よく聴く→宇多田さん自身に興味→ 彼女の生き方や考え方に刺激を受ける という順に彼女の放つ言葉や存在感、紡ぎだす歌 どれをとっても響く。 プロフェッショナルだ。 随分年下なのに私よりも深く人生の知恵を持っているかのよう。 そんな彼女がデビュー25周年というので 最近テレビに出ることがまた増えててそれを見ていたら 曲をどうやって作っているのかという話になり 彼女は 100%曲のほうが先 歌詞はあとから音にあわせていく その言葉を探すの

    • ヴィム・ヴェンダース監督の言葉

      先日、ようやく「PERFECT DAYS」を見に行った。 余韻のある素敵な映画だった。 映画を見てあー面白かったですぐに忘れる映画もあるけれど 余韻がずっとある映画というのは たとえ内容が悲劇的な終わり方であっても 内面にかなり波紋を残しているゆさぶっている映画だといえる。 それは自分の中のたましいに届いている作品だ。 そういう映画は私の中ではいくつかある。 「心と体と」とか「アルバート氏の人生」とか「かぐや姫の物語」とか 「みつばちのささやき」とか。 再度見たい映画は

      • ジョディ・フォスターのこと

        ネットフリックスの映画「ナイアド」を見た。 お話も実話だったりして面白そうというのもあるけれど ジョディ・フォスターが出てるから見たというのが大きい。 私は彼女とあまり年は変わらないが 子役の頃からファンだった。 「ダウンタウン物語」 「白い家の少女」 「タクシードライバー」 「別れのこだま」 など当時はティタム・オニールといっしょにスクリーンのアイドルのような存在だった。 子役が大人まで現役でい続けることはなかなか難しくあるけれど ドリュー・バリモア、ダイアン・レイ

        • 「君たちはどう生きるか」私の考察

          いろんな人が書いているが私が感じたことを少しまとめてみたい。 この映画は一切の左脳的な情報を与えず、 見た人がどう感じるのかが大きな映画だと思うので まだ見ていない人は見てから読んでみて。 ネタバレになってしまうので。 この作品は宮崎駿監督のおそらく最後になるのでは? という長編アニメだ。 短編はまだ作るかもしれない。 引退宣言したものの、残しておきたいという思いから作られたのだろう。 いわば遺言のようなものだ。 前の「風立ちぬ」から10年たっているわけだから 次は難しい。

        宇多田ヒカルさんの創作過程と表現

        マガジン

        • エッセイ
          14本
        • 心理占星術
          5本
        • 創作
          0本

        記事

          パープル

          薄紫色の花は手に届く高さで、木の隙間から垂れ下がっていた。 春にしては暑いくらいの太陽の温かさでふわっとした甘さが交じり、ブンブンというハチの飛び回る音とともに その存在を主張していた。 ノダフジかな。 探していたものが実はこんな近くにあったのに知らずにいた。はじめからあきらめて今日は別の植物のところにいたのだ。 今年はフジの花を山でよく見かけた。これまでも春になると咲いていたものであるが、例年以上にその紫色に圧倒され、 フジの花のフラワーエッセンスを作りたいと思っていた

          創作のこと、ランディさんのこと

          若いときに詩や物語を書いていた。物語はわりと二次創作も多かったけど、そうでないものもあった。いつか書くことを仕事にしたいと思っていた時期もあった。小説家の人の講座受けたり、童話の通信教育を受けていたときもあった。でも社会に出た私はそれどころではなくなった。 時間だけあった学生の頃から一転、毎日がいっぱいいっぱいな日々ではち切れそうだった。 そのうちもう書くことはやめようと思った。老後ぐらいになったら書こうかなみたいな感じで。 書くというのは文章自体はその後も書いてたけど、創

          創作のこと、ランディさんのこと

          老人力とYMO

          高橋幸宏さんと坂本龍一さんが亡くなったことで いくつか追悼番組などがあがっている。 その中でNHKの「スコラ」を再度みた。 今から10年ちょっと前くらいかな。 まだ教授はがんが見つかる前くらい。 YMOって一度散開して、再びまた活動もおこなっていた。 全盛期のころは私は高校生でもっとも音楽を吸収していた時代なので 影響モロかぶりだった。 YMO周辺の音楽もたくさん聴いた。 それだけでなく、教授や細野さんが勧める音楽も聴くことが増えて いろんな音楽の幅が広がった。 「ス

          老人力とYMO

          漫画シャドーハウス、影と人間

          漫画「シャドーハウス」にハマっている。 真っ黒けの人間の形をしたシャドーはもとはモーブという黒い塊で、人間の姿の生き物といっしょにいることによって、同化していき、人間の形やいろんな性格をひきついでいく。 そしてそばにいるのは「生き人形」という存在でその子たちはシャドーにとっての顔となっていく。 洗脳される管理されたシステムまずこの発想がすごい。 生き人形はお影様と言われるご主人に仕える存在で、顔として役立つように日々奉仕する。 しかし、実は「生き人形」と思わせられた本物の

          漫画シャドーハウス、影と人間

          進行の月のモードをいかす

          西洋占星術の中で進行法というのがあり、未来予測や内的なタイミングを予測するのに用いられる。これは様々な角度からみるべき点があるけれど、一番にみるのは進行の太陽と月である。 その中でも進行の月は自分にとってはより身近に感じ、実感をともなうことが多い。 様々な人が進行の月がどのハウスにあるかでどんなことに関心を抱きやすく、どんな事象を経験しやすいのかということを書かれてある。 この進行の月は土星の周期と同じく29年ほどで一周する。 その間人によっては出生図と進行天体やトランジ

          進行の月のモードをいかす

          トラウマについて知るべき大事なこと

          トラウマについての研究は近年だいぶ進んできていて、様々なものがセラピーとして出てきている。私はフラワーエッセンスという分野で仕事をしてきて、フラワーエッセンスに関心が高い人はかなりの率でスピリチュアルなものへの関心も高い傾向にある。それだからかトラウマといえばヒプノセラピーと言う人をこれまで何人かみてきた。 そうか、一般的にはトラウマのケアはヒプノなんだあと選択の狭さに驚くが、それくらいトラウマの療法は一般的には知られていない。 トラウマの治療が必要な人日常生活に支障がな

          トラウマについて知るべき大事なこと

          デジタルで感情表現する世代

          すごくハマっている若い芸人さんがいるんだけど、 その人のインタビュー読んでて相方との関係をよくするために お互い相手に伝えたいことを言いあった話が書かれてあった。 その中で LINEするとき他の人にしているのに自分宛には 「!」をつけてなくて傷ついた というのを読んで そこ気にする人と気にしない人がいるとは思うけど ずっとデジタル文化の中で育った世代はより敏感なのかなと思った。 この場合他者との比較でというのがあるけど。 あるテレビ番組でLINEの文章について話題にされて

          デジタルで感情表現する世代

          小惑星ペルセポネの象徴性

          ギリシャ神話に出てくるデメテルの娘、ペルセポネも小惑星があることをご存じですか? 小惑星なので天体ほどの効力を通常は感じられないかもしれないが、母娘問題がある人には何かわかることがあるかもしれない。 ペルセポネの神話 ペルセポネは大地の女神デメテルの娘であり、デメテルは非常に娘を大事にしていた。コレーという名でもペルセポネは呼ばれる。 ゼウスは彼女の父という説もあり、彼女にふさわしい相手として冥界の神ハデスをと思ったがデメテルはペルセポネをシチリア島のニンフたちに預け

          小惑星ペルセポネの象徴性

          高村智恵子と女性の生き方

          高村智恵子について高村智恵子は彫刻家である高村光太郎の妻である。 高村光太郎が書いた「智恵子の半生」という本があり、青空文庫なので無料で読むことができる。 私はFESのフラワーエッセンス研修での認定プログラムで提出したアーキタイプ研究に高村智恵子を選んだ。 そのレポートはこちら。智恵子についても詳しく書いている。 このレポートで引用しているのが光太郎の智恵子の半生の本から。 「彼女も私も同じような造型美術家なので、時間の使用についてなかなかむつかしいやりくりが必要で

          高村智恵子と女性の生き方

          身体感覚とコミュニケーション

          一般のコミュ障向けでありながら深い一年以上積読していた本で、最近手に取り読んでみたらめちゃめちゃ面白かった。 なぜ進まなかったのかというと、この本の何かに惹かれて購入したものの彼は心理療法の分野の人ではないし、(一応カウンセラーではあるけど)経歴からしてかなり特殊で書かれてあることも実はあんまり心理系の本には書いてない独自のものではあるなと思ったから。 人と関わるということに関する本は山ほどある。それについてこうすればいいとかこういうしくみがあるとかいろいろ書いてあるとは

          身体感覚とコミュニケーション

          ジェンダーを超えたもの・ノンバイナリーとBL界隈

          あるSNSのアプリをみて、「こういうのがあるのか・・」と見ていたらそのアプリのレビューにこういう意見が多くあった。 「性別のチェックが男性か女性かしかない」 ん?LGBTの方かな・・と思っていたのだけど、そのまま何も思わなかった。 しかし先日宇多田ヒカルさんが自分はノンバイナリーであるという記事があった。それをみた推し活界隈にいた10代の女の子が「私もそれだったー!」と自分について告白しているツイートを見かけた。 自分にあてはまる用語がわからず、自分はバイセクシャリテ

          ジェンダーを超えたもの・ノンバイナリーとBL界隈

          炎上と告解と。人は言わずにはいられない生き物

          SNSなどで好きな推しの周辺にいる人について攻撃的な発言をしたり、ネガティブな発言をする人がときどきいる。本人はその人に直接言ってなくて、つぶやいているつもりでもまわりには丸見えなので、(とくにその推しのファンにとっては)不快なものとしてみる人もいて、その人に対して注意したり、発言する人もいる。 人はそれを炎上というかもしれないが、最近知った用語だけどこうしたファン同士での意見の食い違いや話し合いを「学級会」というそうだ。 この「学級会」意外と目にすることが多く、ぱっとみ

          炎上と告解と。人は言わずにはいられない生き物