はじめに

もっと自分が何を考え、どうしてこういうお店を作ったのかなど、他のスタッフたちにも伝えて欲しいという要望に応えて週に一度、記事を書くということになった。
最初はテーマを決めてもらって書こうとしていたのだが、大喜利のように毎回面白い記事を書かなければならなくなるのでは、と直前になってハードル高すぎ!
と思い、自分でテーマを考えて書くようにすることにした。
SNSで溢れかえり、受け身ばっかりで情報過多なこのご時世、自分ももう止めなきゃと思いながら気付けばスマホを見ている。
子供に漫画をみるなと言いながら自分は携帯を見ている、、。 
受動的な人間になって欲しくはないとは子供に願い、逆に自分はどっぷりと情報の波に浸かってしまっているのだ。。
だから、今回の提案は自分にとって非常に良い機会。
自分にとっては苦手と思っている、
「発信すること」
を40歳を迎える前にやっていけたら、また新しい何かが見えてくるのかもしれない。(もしかすると得意になるかも?)
週に一度、何かを書かなければならないという今まで経験したことの無いプレッシャーも楽しみながらやっていきたいと思う。

テーマは様々な予定だが、自分の見ている景色やその時に起きた事など、できる限り店にとって、見ている人にとって何かの気づきや前に進めるものであればいいなと思う。

まずはお店を出す前の話からしていこうかと思う。
埼玉県川越市で育った。
普通の家で生まれ、田舎の中学に入り、そこから東京と埼玉の境目にある高校に入った。
子供の頃からスポーツは好きで、特に球技。
小学生からはじめて高校時代はサッカー部に入った。
そこでの経験や出会いが店を出すことにとても大きな影響をしてくる。

高校時代に一番仲が良かったのが、宮野真守。
授業がなぜか彼のほうがいつも早く終わり、クラスの場所は遠かったけどいつも迎えに来てくれて3年間一緒に2人で学食で昼ごはんを食べ、同じサッカー部で帰り道も一緒だった。
先日、代々木体育館で行われた全国ツアーに招待してもらったのだが、1席1万円のチケットは完売。代々木体育館満席。
みんなの視線を集め、歌ったり踊ったり、コントもしたりしてる姿を見て、高校時代とやっていることは変わらないなw と思った。(もちろんやってるクオリティは半端なく上がってるが)
そんな感じで人に恵まれて、濃厚で楽しすぎた高校生活だったのだが、その時に部活や友人同士でいる時に考えていたことがある。
どうしたらこの空気が楽しくなるかということ。
どうしたら気持ち良く部活が回るだろう、どうしたらもっと面白く会話が弾むだろう。
良い相槌を打てばテンポ良く話が進むのか。
話に絡んでないヤツにうまく話しを振って参加してもらったらもっと場が盛り上がるだろう。
そんなことをぼんやりと意識して、そうなるようにしていると友人も楽しそうで、それが自分も嬉しかった。
そうすると自然と面白いやつが集まってきて、それの繰り返し。
人を喜ばせるということって楽しいよな。
自分が何か強烈に面白いことをやってる訳ではないので(強烈に面白いやつがいたので)バランスを取りながら常にボールを預けたり、もらったりしながらゴールに進めるサッカーのボランチのようにその空間というか場所がどうしたらより気持ち良くなるか。
それが、今やってることの原点な気がしている。

店を始めて15年、やりたい事は気持ちのいい空間を作りたいということ。
それは今も昔も変わらない。
バーガーやサンドイッチやサラダ、コーヒーはただのツールでしかない。
もちろん圧倒的なクオリティは追求するけど。
やりたいのは空間作り。
それを意識したのは高校時代の経験や影響が大きいのかなと思う。

来週に続く

高校時代友人のLIVE

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