『Vision Pro版「djay」がApple Music1億曲に対応。空間DJのプロも生まれるかも?』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.2.6
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■Apple Musicの曲を使ってDJができるようになりました
2月2日にAppleのVision Proがアメリカで発売されて、開封レビューからMetaQuest3との比較レビュー、屋外で使ってみたレビューなどいろんなレビューが出てますね。
今回注目したのは、Apple Musicのデジタル楽曲をVision ProのバーチャルターンテーブルでDJプレイできる「djay」というアプリのアップデートニュースです。
音楽がサブスクになって久しいですが、DJプレイはレコードがメイン。CDJもありますが、今はCDもなかなかリリースされないデジタル配信時代です。
フィジカルに音楽が流通しなくなったらDJはどうなるんだろうと思っていたら、Apple Vision Proで空間DJといいう一番サイバーな方法で解決策を提示したことにグッときました。
Vision Proのハンドジェスチャーで空間DJプレイ
Vision Proを装着すると、目の前には2台のターンテーブルが現れます。手を認識してスクラッチもできます。
Apple Musicの1億以上の曲をフィジカルなレコードのように取り出してDJプレイに使えます。Apple Music以外にもBeatportやBeatsource、TIDALやSoundCloud Go+のデジタル楽曲も使えるとのこと。
ストリーミングがメインになって久しいミュージックシーンでも、Vision Proとdjayがあれば、幅広い楽曲でDJプレイができます。
「申し訳ないと」のようなJ-POP DJやアイドルソングDJ、アニソンDJも、Apple Musicのストリーミングに対応でプレイし放題です。
Vision ProでメタバースでDJもリアルなハコでDJも
Vision Pro版djayアプリは、手をかざして空間にエフェクトを出すLive Effects機能を持っていることから、DJも客もメタバース内のハコで楽しむように想定されています。
けれど、せっかくストリーミングのデジタル音源がDJプレイで使い放題になったのですから、リアルなハコでVision Proでミックスして、VRゴーグルをつけていない一般客を躍らせるという使い方もできるんじゃないかと思います。
ホールにいるダンス客全員がVision Proをかぶるというのも現実的ではないですから、DJだけがVision Proを装着して1億曲から選曲プレイする方が先に実用化されそうです。
その際には、ホールにいる客の姿を認識してDJのVision Proの中にアバターとして映したり、DJが空間内で出したエフェクトに合わせてホール側にライトエフェクトが出るなどの装置が欲しくなります。
Vision Proに完全対応したクラブが作られれば相当盛り上がりそうですし、Vision Pro版djayのプレイに特化したプロDJプレイヤーが現れるようなシーンも今後はあるんじゃないかと思います。
Vision ProのプロDJが登場すると熱い
DMC World DJ Championships 2019で優勝したCreepyNutsのDJ松永のような、全身を使ったDJプレイをVision Proの中で繰り広げる新しいDJも登場するはず。(ひじでレコード盤を止める、は空間認識しない・・・かな?)
問題は、Vision Proを付けたDJがモテなさそうってことくらいでしょうか。まぁ見慣れると思いますけれど。
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