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『dumb phone流行の兆し:メガネ型電子書籍リーダー「Sol」モノクロAndroid「BOOX Palma」』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.3.13

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■本はメガネ型の時代に!? メガネ型電子書籍リーダー「Sol」

まさか電子リーダーからこんな変わり種がでてくるなんて。メガネ型電子書籍リーダーSol。大成功か大失敗か、先行きがまったく想像つきません…。

Kindle Paperwhiteと同じ、電子インクを採用した読書専用端末という位置づけながら、メガネのかたちにしたのが「Sol」です。

大成功か大失敗かと言われれば、「Sol」は350ドル(約4万6000円)と高すぎて普及はしないと思いますが、いい着眼点だなと思います(メガネだけに)。

メガネ型にしたおかげで周囲が全く見えません。外界のノイズが一切入らず強制的に読書だけに集中させられる環境を作れるところが「Sol」のよさげな部分です。


メガネ型は資料やビジネス本など「義務読み」にいい

好きな作家の本などは、作品の力で没入させられます。周りの音も聞こえなくなり、時間を忘れてページをめくり続け、やめ時が見つからなくなるほどです。

しかし、どうしても期限内に読んでおかなければならない業務上の資料や図書、役には立つけれど読み物として面白いわけではないビジネスHow to本、初めて読む作家の作品で冒頭数十ページあたりまでの「乗り方が掴めない」あいだ、など、没入できない本を読むなら、この「Sol」のように周囲が見えなくなるメガネ型は秀逸です。

VRの没入感とは違いますが、視界を覆うことで集中力を得るメリットはありそうです。特にスマホが目に入らないのが現代では重要。つい触ってしまいますし、通知が来れば気になって見てしまいます。通知を遮断する装置だという点がGood。


モノクロ電子ペーパーのAndroid「BOOX Palma」も

電子書籍は普段メインにしているスマホでも読むことができますが、メールやメッセージが来たり、いろんなアプリから通知が飛んできたり……最近はOSレベルで通知を一定時間止める機能が搭載されているものの、やりかけだったこととか、調べ途中だったこととかを思い出してしまって、読書に集中しづらいなと思っていたのです。

Kindle Paperwhiteと違い、画面がモノクロの電子ペーパーながら中身は普通のAndroid端末で各種アプリも使える「BOOX Palma」がファッション誌spurに紹介されていました。

液晶をモノクロの電子ペーパーにしたこの端末ならショート動画に時間を溶かすことはできません。

普通のスマホとメガネ型の「Sol」やKindle Paperwhiteなど読書専用端末を併用するよりむしろ「BOOX Palma」だけにしてしまう方が、スマホ依存を減らし読書時間を増やすことにつながるはず。ただ、モノクロの電子ペーパー端末だけにするほど割り切れる人は多くないと思いますが・・・


電子書籍専用端末を「dumb phone(ダムフォン)」的に

スマホに入れるアプリを最低限に絞り、スマホに依存していた時間を取り戻すという「dumb phone(ダムフォン)」という考え方が、メガネ型の「Sol」のような端末の普及を後押しします。

350ドル(約4万6000円)では普及は難しいですが、スマホの外部モニターと割り切った電子ペーパーメガネにすればグッと安価にできるはず。

手に取りやすい価格なら、「スマホを見る時間を削り、読書に集中する時間を生み出す」というコンセプトで売り出せば結構売れるのでは。

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