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『PSVR2予約当選。事前予約とロイヤルカスタマーの選別、トークングラフソリューション』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2023.1.19

■PSVR2予約抽選の結果、9割当選?

PSVR2の抽選において、Twitter上でのアンケート(個人が行ったもの)では8~9割の方が当選の模様です。

アクセス集中を避けるためか、複数日に分けて当選通知がされている様ですが、みなさんはもう通知は来ましたでしょうか?

1/10に落選通知が来たツイートがありましたが、その後は落選通知が来たと言うツイートが全くない事から、現在落選の通知が来ていない方は当選なのかもしれませんね。

私もPSVR2の予約抽選の結果、当選の連絡が昨日ありました。

当たったら買うかどうか考えよう。とわりと軽い気持ちで申し込みしたはいいものの、いざ当選すると79,980円(税込)という金額に改めて高いハードルを感じます:-p

ちょうど昨日、来年高校受験の次男が「家中にゲーム機があって誘惑に負けちゃうから環境を変えたい」なんて言い出したこともあり、「最新VRの体験をいち早くしておきたい」という建前も言い出せなくなっておりますw

私の当選通知では1月25日17時までに入金を完了させないと当選無効になるとありました。さてどうしたものかしら。


■事前予約・事前登録→望ましい顧客の選別が一般化しそう

PSVR2の予約開始時に話題になったのが「条件付き予約」です。
転売防止の目的で「PS5・PS4で20時間以上ゲームをプレイ」していることを予約条件としていました。

すぐに転売する人には売らない、ロイヤリティが高くきちんとファンである人に売りたい。なんなら初期ロットで起きがちなさまざまな不具合も広い心で受け止め、改善に付き合ってくれるようなファンに売りたい。

という、信頼関係が構築できることをとても重要視する販売戦略は、これからもっとメジャーになっていくのだろうと予想しています。

PSVR2に関しては公式Discordコミュニティがあるわけではありませんが、心理的なコミュニティが存在するようなイメージを想起します。

過剰生産して売れ残り赤字を出すことがないようにするという製造計画上のリスクヘッジや、もし余剰してしまった場合の悪評の回避、そして昨今では無駄な生産はSDGs的に避けるべきという風潮も相まって、需給の適切化ニーズは一層高まっています。

そこに加えてメーカーとファンとの関係性を重視するという発想が加わってきていますので、事前予約・事前登録して販売することや、単なる抽選ではなく売る相手をロイヤリティの高さ順に決めるという手法が一層広まっていくはずです。


■NFTのトークングラフなどロイヤリティを計測するソリューションに期待

上記の「PSVR2条件付き予約開始」記事の中でも触れましたが、NFTの販売手法ではロイヤリティの高い人から先行購入できるAL(Allow List)方式が以前から一般的に用いられてきました。

誰がロイヤリティが高く、誰にALを渡すべきかを判断する方法としてDiscord内でのコメントや貢献度、過去の先行NFTの所有数などを総合的に鑑みて、みたいなやり方が一般的かと思います。より希少性が高くなりそうなNFTプロジェクトの場合はAL申込者のウォレットの中身を人力でチェックし、すぐに転売する人かどうか判定するということも行われています。

人力は大変です。

どういう傾向の人がロイヤリティが高いのかを自動判定してくれるツールの需要は、今後PSVR2のようなフィジカルアイテム、ライブのチケット、人気レストランなど現実世界でも高まっていくはず。

これら予約や販売にまつわるやり取りがNFTで行われるようになれば、トークングラフマーケティングと呼ばれる手法である程度自動的にロイヤリティが高い人を選り出すソリューションが開発されるのではないかと思います。

同時にフィジカルアイテムなどの予約、事前登録などの履歴の共通化のためにNFTチケットが使われていくことも進むでしょう。モノでもデータでも場所でも、統一されたNFTという規格であれば横断して取引履歴などをチェックできます。

そしてトークングラフマーケティング的にスコアが高い人はさまざまなところで優遇を受けやすいという風潮も生まれそうです。たくさんモノが買える裕福な人ほど優遇されるという格差問題は課題ですが。


今回私がPSVR2の予約に申し込んだのに買わなかったらロイヤリティポイントは下がるんでしょうね:-p

そういう圧を使って売り逃しを防ぎ予約数から実売数の予測精度を上げるのもこれから重要なマーケティング施策になりそうです。

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