エンジニアマネージャー必見:再現性への道

いきなりですが、僕はゴルフ大好きです!
毎日でもやってたいくらいですが、全く上手になりません。ゴルフって簡単そうに見えるのですが、1ミリクラブをおろしてくる位置が変わるだけで、飛んでいくボールが全く変わってきます。ボールが小さい分、少しのクラブのズレで大きな変化を及ぼしてしまいます。毎回同じ様にスイングをする難しさと日々戦ってる感じです。
飛距離なんていりません。スイングの再現性に日々悩んでますが、上手に出来ません。池があったり、崖があったりで見た目のプレッシャーとか、飛ばそうとか良いスコアだそうとか自身の欲だったり、斜面だったり寒かったり環境の問題だったり、様々なものが再現性を妨げてきます。

ゴーイング・コンサーン

当然ですが、経営は再現性がとても重要です。ゴーイング・コンサーンです。
会社は、将来にわたって事業継続していくとの前提となってます。ギャンブル的に万馬券を当てるのではなく、常に当て続けていく必要があります。そーでないと、利用ユーザー、クライアントは安心してサービスを受けることが出来ないし、社員は安心して働く事ができません。
経営者の方々は常に再現性を意識してジャッジされているのではないでしょうか?

マネジメントは再現性が難しい

ゴルフの比ではありません。ゴルフでは結果は全て自分がもたらしたものです。全部自分の責任です。
しかし、経営は、多数の社員が居て、沢山のクライアント、ユーザーが居て、仕入先が居たり、関係会社等のステークホルダーが沢山存在してなりたってます。変数の数は半端なく多いためコントロールが非常に難しいですが、それでもコントロールしないとステークホルダーが安心して関わってくれる事が出来なくなります。

マネジメントの再現性を高めるには

1.リスクをコントロールする

いつも万馬券を当てているマネジメントでは、ステークホルダーから見放されてしまいます。リスクをコントロールする事が必要になります。リスクのコントロールとは、リスクに関しての確率を下げながら、保険をかけるという事です。

  • 納期に間に合わせるために人を増やしながら、納期を少し早めに伝えてバッファを作る

  • セキュリティの教育を行い、フレームワークでセキュリティ担保しながら、脆弱性診断を受ける

  • 退職率を下げるための施策を行いながら、人員採用を強化する
    リスクが現実的になった時に仕方ない、運が悪いと思っていてはマネジメント失格です。リスクをコントロールする施策を事前に施す事が必要です。

2.人財教育

老子の素晴らしい言葉

魚を与えれば一日生きていける
釣りの仕方を教えれば一生行けていける

マネジメントの立場からは、ゴーイングコンサーンのためには、メンバーに釣りの仕方を教える事です。
ついつい魚を与えてしまってるマネジメントの方が沢山います。
納期に間に合わないからといって、メンバーの代わりにソースコードを修正してあげても、それは今回は、納期に間に合うけれど、次に同じ事が起きた時にそのメンバーは解決できません。ソースコードの修正する理由、ソースコードの修正の仕方を教えてあげましょう。

3.自動化する

エンジニアですから自動化です!人の判断や操作をシステム化してしまえば、ミスを減らす事ができます。判断する事をなくせば、時間の節約になります。プログラムによりシステム化するだけではなく、人による2重チェックや定形作業化も自動化の一つです。ルーチン化できる様にフローを再検討してみましょう。

4.変数を減らす

変数が多いと対処するリスクコントロールの数が増えます。変数を減らすことでリスクのコントロールが楽になります。例えば、

  • アジャイル開発に移行して納期の概念をなくす

  • インフラをクラウドに移行してサーバー管理を減らす

  • メンバーを業務委託メンバーにして退職リスクを減らす

気付いてない事が多いですが、変数が多いことで意外に工数が掛かってる事がめちゃくちゃあります。変数はドンドン減らして管理を簡単にすべきです。

まとめ

マネジメントの仕事の大半は、再現性を高める事です。究極的に再現性を高めて自分の仕事をなくす事が仕事だと思いましょう。自分の仕事をなくして次の仕事を見つける事で組織が大きくなります。忙しいと思ってるマネジャーはマネジメントが出来てないマネジャーです。忙しいと自己満足しているだけです。本来やるべきタスクを認識し、次のステージを目指しましょう。
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