問題が見えなくなる前に集約する

組織で働いていると様々な問題に直面します。

個人的な問題に直面して、問題の解消のために尽力してきた私ですが、
少しずつ組織が抱える問題にも対処していくようになってきました。

組織が抱える問題は個人的な問題以上に組織内の人間に情報を流通されることが必要になります。
その仕組みを作ろうという話です。

仕組みなしでは、問題が闇の中に消えてしまう。


新卒として1年半くらい働いてる間だけでもたくさん問題が発生してきました。
まだまだ未熟な私には解決できない問題も山ほどあります。

その解決できない問題をそのまま放置することはできないため、
私以外に解決案を持っている人に相談するなり、自分で知識を集めるなりして、
解決していきます。

一方で、組織内のAさんが抱えている問題をAさんが解決できなくても
私に解決できる場合もあります。
その時はAさんから私に問題の共有があれば解決につながります。

つまりは、組織の問題は各自が解決する能力を身につけることが重要なのではなく、組織内の相応しい人間の場所に届けられることが重要なのです。

情報を届ける仕組みが整わない場合、
問題を各自が抱えたまま、解決できずに時間だけが消費されてしまいます。

帝国軍の組織はちゃんとしている。

謎にSF熱が復活した私は、最近スターウォーズシリーズをエピソード6まで見続けていました。

組織の形に注目した時にちゃんとしているなぁと感心したのは、
「エピソード5/帝国の逆襲内」の帝国軍の報告業務です。

ずっと追いかけ続けているハン・ソロ達を見つけては見失って、見つけては見失ってを繰り返した時に、艦長がベイダー卿に追跡の結果報告をするシーンがありました。

あれだけ恐れ多いダース・ベイダー卿に対して、作戦失敗の報告をする時、
並の組織体制なら、報告義務を放棄して逃げ出しちゃうはずです。

ですが、帝国軍の組織は、宇宙船という閉鎖的な空間ということもあって、
逃げ出せない仕組みになっています。

逃げ出そうとタイ・ファイターに乗り込み母艦から脱出しても、
管理が行き届いていることから誰かに見つかって必ず撃ち落とされます。

宇宙船から逃げ出さず、どこかに隠れるとしても、組織の中に隠れているままでは、いつかは見つかって終わりです。

この仕組み内で組織を動かすことで、部下が失敗をしても必ずベイダー卿に結果報告がされている状態を維持できるのです。

真似するには宇宙に事務所を作らないといけませんが帝国軍は立派な組織のようです。

みんなの労力を最小限に

逃げ出せない組織設計は再現が難しいので別の手段を考えないといけません。

今回のテーマについては、問題を共有する側と共有される側の2者がいて
双方の共有・確認に労力がかかっては、仕組みとして浸透しなくなってしまいます。

また、一定の基準とルールを設けて、共有する人による個人差をなくすことも必要です。

仮に、スプレッドシートを利用して、記録することで問題を集約する方法をとる場合、
「記録のしやすさ」と「記録の見やすさ」
の視点からスプレッドシートの運用方法を決めていきます。

記録のしやすさの視点では、
項目を具体的に決めておくことや、項目の定義を明確なものにしておきます。
「今日起きたヤバいこと」よりも「今日の対応でお客様に謝罪をした案件」の方が、記録すべきことは明確に決まり、記録者が迷う負担を抑えることができるのです。

また、記録の見やすさの視点では、
記録を日にちごとに分類するとか、組織内のチームごとに並び替えて
チームごとに分類分けをして管理するなどの方法ができます。

仕組みやルールは、組織がよりよく機能する事を理想として
試しては問題を発見して、改善しての繰り返していくために利用しなければいけないのです。

それでは、


おまけ

7月20日、ジェフベゾスを乗せたブルーオリジン製ロケットが宇宙まで飛んで、乗船員全員が無事に地球に帰還していました。

その様子が生放送でアマゾンプライムで放送されていて、
私はそれを静かにみていました。

特別ロケットに興味があるわけでもないですが、なんとなくSFが好きな男子です。
ただ、今回のロケット発射からパラシュートを使って機体が着陸する一部始終を見て、純粋に興奮して、映像から目が離せませんでした。

人類の限界点を挑戦する瞬間は非常にワクワクするものがありました。

特に、勢いよく発射され宇宙まで猛スピードで飛んでいった機体が
地表に着陸するまでの流れが最高です。

ベゾス含めた乗船員の乗っている機体と分離した機体も着陸する時にロケット逆噴射を使って綺麗に的に着地していたのです。
まるでダーツの矢がブルに刺さっているみたいでした。

無事着陸したベゾス一行のために機体のドアが開けられるまでの間、外のカメラマンが機体の窓を映像に写し、ベゾスは中から笑いながら親指を立てて元気な様子を見せていました。

今回のプロジェクトを成功に収めた彼を見て、心底かっこいいと思い、
やっぱ宇宙ものにはワクワクする魅力があることに気づきました。

私も宇宙に行きたいです。

またね。

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