武井壮さんが2番目になった日

百獣の王・武井壮のファンになって4年以上が経過しました。

初めて武井さんの出待ちに行ったのは、3年前の夏です。

サメのポーズをして写真をとってもらったのを覚えています。

それからというもの、私は足しげく出待ちに通いました。

年末年始などで2週間も空いてしまえば発狂ものだったし、毎週月曜日が私の生きがいでした。

しかし今は2ヶ月以上武井さんに会っていません。

忙しくて時間がとれないとかではなく、意図的に行っていないのです。

武井さんのことを嫌いになったとかではありません。

ただ、永遠に現れることがないと思っていた"武井壮よりも尊敬できる人"に出会ったのです。


よく、異性に対する好きと憧れの違いが分からないとか言いますが、区別の仕方は簡単です。

(この人の一番の男友達になりたかった)

これは私が武井さんと新たな人に対してだけ思うことです。

女として見られたいとかは一切なく、その人の良いところも汚いところも全部見られる最も身近な存在でありたかったと思うのです。

ある日その新たな人にこの感情を抱き、その瞬間だけだるま落としのように武井さんが私の中から抜け落ちました。(今は戻っています)

その人のことは武井さんのときほど崇拝はしていませんが、私の勝手な心の支えです。


そして私はとあることに気が付きました。

それは"今まで武井さんに頼りすぎていた"ということです。

友達が私を紹介するときに「この子武井さんの出待ちに毎週行ってるんだよ!」と言っていたのを聞いて思いました。

それを聞く度に、あれ、私の個性ってめちゃくちゃ減ったのでは?と思うのです。

これまでは「武井壮が大好きです!」と言うと反応が良かったし覚えてもらいやすかったのですが、今はそういう圧倒的自己紹介ありません。

別に頼っていたつもりはなかったけど、大きな何かが私から無くなったような気がします。


でも同時にこれは私が面白くなるチャンスでもあるのです。

この一気にスカスカになった部分、ディズニーランドで言えばトゥーンタウン分くらいのスペースを新しい何かで埋めればいいのだから。

まだ見つかりそうにはないですが、貪欲に探していきたいです。

再建築されるかも分からないし。


他人を自分のアイデンティティにするのはもうやめようと思います。

なので武井さんが私の中で1番になることはもう2度とないのです。

その新しく憧れている人も。

そうやって書くと悪い意味のように聞こえますが、これはいわゆる成長。であって欲しいです。

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