誰かのために生きたいと思うこと


『永遠に生きられるだろうか 永遠に君のために』

銀杏BOYZの”BABY BABY”という曲にこんな歌詞があった。

子供のような真っ直ぐさがあって、凄く好きだ。

相手はそんな気持ちを甦らせてくれるくらい、素敵な女性だったのだろう。

私は23年間生きてきて、まだ「誰かのために生き続けたい」と思ったことは無い。

自分が生きるというよりは、相手に長生きしてほしいと思ってしまう。

この前久々にそんな人と出会ったので、お酒を飲んだ帰り道に「私よりもずっと生きてくださいね」と伝えたら「すぐ死んじゃうかもなぁ」と返されて、1週間くらいぼんやりと悲しい気持ちになったことがあった。

私がこの感情を抱くのは、好きでずっと一緒にいたいからとかではなく、道を作っていて欲しいと思うからだ。

だからこの人がいなくなったら私はどう歩んでいけば良いのだろう、と思ったけど、私たちが生や死と真剣に向き合う年齢になる頃には、”指針となる人”の存在は必要じゃなくなっているのかもしれない。

「お願いだから長生きして!」なんてまだまだだなぁと思う。

いつか自分が突き動かされるような「永遠に君のために生きる人」になりたい。

カッコいいよね。

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