見出し画像

人事 × 正論

おはようございます!もりもです。
企業で人事の仕事をしながら、副業でコーチングを行ったり、スタートアップ企業の人事制度立ち上げのサポートを行っています。

週末ですね!!
今日も6時に起きて、愛犬の散歩とウォーキングを行っていました^^
ちゃんと計測すると、散歩+ウォーキングで、約5.5キロ歩いてました(汗)
すごーーい!!
自分の感覚以上に、結構な距離を歩いていたんだな、と実感♪

ウォーキングを始めて、2週間が経ち、だいぶ身体にも馴染んできました。
そして、着実に疲れも感じていて、すねとふくらはぎが地味に痛いです(T ^ T)
歩いている時は、自分の姿勢にも意識を向けて、お腹を引っ込める・肩は落とす・お尻はキュッと力を入れる・・・とやっているんですが、これが板についてくると、普通に歩いている時も、この意識ができるようになりました♪
これも、私にとっては嬉しい変化!
(これまで、全くお腹に力が入っていなかったので、ちょっと反り腰気味だったんですよね(汗))

じわじわと、自分の身体の変化を感じながら、楽しく続けて行こうと思っています\(^o^)/

さて、毎度のことながら、前置きが長くなりました(笑)
今日は、「正論」について語ってみようかな、と思います。
(今日は、いつもより時間が取れるので、ちょっと長くなるかも、です。)

人事の仕事をしていると、「正論で人は動かない」ということをよく実感します。
そして、「それは確かに正論だけど、こっちだって・・・」と議論が平行線になることもあります。

そう、「正論」は確かに必要な場面が多いんですが、「正論」だけでは、相手は納得してくれないのです。

私の経験談になりますが・・・私が、「Mr.ロジカル」な上司にマンツーマンで指導されていた時のこと。

めちゃくちゃ頭が切れて、頭の回転が早くて、常にMECEで、抜け目がなくて、正論・べき論が「ごもっとも!」としか返せないレベルで、それでいてイケメン・長身で、笑うと少年のように可愛い、マジ・宇宙レベルの天才か!?天は二物も三物も与えたのか!?と思うような上司でした。

いまだに、半端ないリスペクトを抱いておりまして、事あるごとに、彼が教えてくれた事・仕事に向き合う姿勢・覚悟の持ち方・マインドセット、を思い出しては、自分を奮い立たせています。

今、振り返ってみると、この上司にマンツーマンで指導されたことは、なんて幸運だったんだ!!と思えるんですが・・・
当時の私は・・・

「しんどいっっっっ!!!!!(>_<)」
「もう無理っっっっ!!!!!(>_<)」
「出来ませんっっっ!!!!!(>_<)」

となっていました(号泣)

いやーーーーー、だって、私、「凡人」ですもん・・・
彼の宇宙レベルのような思考スピードに、全然ついていけませんでした。

ドラゴンボールで例えるなら(←何故、ドラゴンボール!?)、スーパーサイヤ人と、町人Aが、一緒に天下一武道会に出てるような感じ・・・

画像1

全く、歯が立たない・・・

そして、徐々に・・・

『なんで、自分はこんなに出来ないんだろう・・・』
『自分って、全然ダメだな・・・』
『こんなレベルの私に、仕事なんてできるのかな・・・』

と、自分で自分にダメ出しをし、自分を否定的に見るようになり、自信を持つこともできず、そんな状態で仕事をするので、仕事のアウトプットも悪くなり、またMr.ロジカルなスーパーサイヤ人に正論でぶった切られる・・・という、完全なるマイナスのループに陥って行きました。

今、思い出しても、超・暗黒期ですね(汗)

毎日、お先真っ暗な感じ。
心はどんどんしんどくなるし、辛いし、泣きたいし・・・大変でした。

でも、そんな心とは裏腹に、頭の中では

「上司が言っていることは、ごもっともだし、正しいよな・・・」
「上司は私のためを思って、私に期待して言ってくれているんだ・・・」
「これを受け止められるように、期待に応えられるようにしなくちゃ・・・」

と思っていたので、しんどいと感じる「心」の方にフタをしていました。

そんな状態、長く続くわけがなく・・・
頭の中がホワイトアウト!!!!!!

その時、
「あっ、ここで踏みとどまらないと、やばい」
「完全に壊れてしまう・・・」
と、感じました。

ここで、ブレーキだ!

そう思ったんです。

そして、

Mr.ロジカルなスーパーサイヤ人(ってか、上司って書いた方が早くない!?)に対し、「もう、本当にしんどいです・・・」と泣きながら訴えました。

上司は、顔もイメケンですが、ハートも超・イケメン!だったんですよね〜私の訴えをしっかりと受け止めてくださり、私の業務を調整して下さいました。

私は、上司に直接伝えることができただけで、かなり心が軽くなりました。

「あっ、大丈夫なんだ・・・」

と思えたんです。

そこから先、その上司とは引き続き一緒に仕事をしながら、何度も何度も叱られましたが・・・以前と明らかに違ったのは、ここまでは絶対に食らい付いていく、という「覚悟」を自分の中に持てたことです。

ここまで来ると、私の心はアップアップになる、というのが分かったので、そうなる手前までは全力で・全集中で、食らい付いてやる!できる!!と思えたのが、すごく良かったな、と思います。

自分のボーダー・基準が分かった、安心感。
自分で自分に、ブレーキを踏めることが分かったからこそ、安心してアクセルを踏める。

そのおかげで、めちゃめちゃ成長できたのは間違いないです。
今も、あの上司の存在は、私の中に強く残っていて、私がマネジャーというポジションで迷った時は、「あの上司だったら、なんて言うかな」「どう考えるかな」と考えるようにしています。

そして、この経験を通して、私は「正論が持つ”強さ”」を実感しました。

「正論」とか「正義」って、めっちゃ力を持っているんですよね。
相手に有無を言わせない強さ・・・というか。

だからこそ、大切な部分もあるんですが、その力は、時に相手を傷つけることもある・・・その事実もまた、しっかり理解して使う必要があるな、と思っています。

当時の私は、上司が示す「正論」に対して、『・・・それは、確かにそうだけど・・・(私の気持ちもわかって欲しい)』と思っていました。

「正論」は、相手の気持ちを動かさない。
「正論」だけでは、相手は心の底から納得しないし、動かない。

もちろん、「正論」を振りかざす、というのは直感的にダメだな、と感じる方が多いと思うんですが、相手のことを思って「正論」を提示する時(本人は振りかざしているつもりがない場合も含む)も、そのことを意識しておく必要があるな、と思っています。

それは、人事の仕事をしていても、メンバーの仕事に対するフィードバックをするときも、同じです。

自分の経験から、痛いほどに、「正論」の”大切さ”と”強さ”を学んだからこそ、私が「正論」を使うときは、しっかり意識して使おう、と思っています。

そんなことを思った、土曜日の朝でした。(←休日の朝なのに、重いなw)

約3000文字の長文になってしまいましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました^^
良い週末をお過ごしくださいませ〜( ^_^)/

15/100days


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?