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ビジネスでの勝ち組になれ!『ゼロをイチにする法則』~第6章~

ゼロイチの達人

NAOKI

2023年12月17日 22:22

①協調性(周りに気を配れる)
②人をまとめる力を持つ
③健康管理
④仕事の質とスピード
⑤ポジティブ思考(ストレス耐性に優れる)

前回は仕事の質とスピードについてお話をしましたが、皆さんどうですか?
何か1つチャレンジしてみましたか? 
今回は、⑤ポジティブ思考(ストレス耐性に優れる)について解説します。

いままで①~④までを解説して来ましたが、この⑤を持つことが、人生の勝ち組になる上で最も大切なポイントとなります。これから皆さんのビジネスシーンやプライベートのシーンでも避けては通れない、さまざまな困難に負けないための「折れない心」と「ポジティブマインド」を養うことが重要となります。


【なにがあっても折れない心💖】
 自分自身、チームメイト、会社・・・が想定外の問題や困難に直面しても自分をうまくコントロールして状況に対応していく力、言い訳をしたり、立ち止まるのではなく、問題を受け入れ解決に向けて動き出す力、変化し続ける環境に立ち向かい、困難を乗り越えるための回復力や柔軟性を身に付けることが大切です。
この心を養うには、以下の4つの一連の行動をどれだけ多く経験したか?
経験の数が心を鍛えます・・・(^_-)-☆
① チャレンジする
② 楽しむ・受け入れる
③ 自己の場所を決める(チーム・組織で動く)
④ 次に意識を向ける(切り替える)

上記の4つの行動は、小さい時から頑張って来たアスリートはすでに沢山経験しています。
アスリート(スポーツ)以外でも、クラブ活動、サークル活動でも、競う相手がいる活動を軸として頑張って来た皆さんはすでに多くの経験を積み上げて来ています。
まず、『チャレンジする』ことに躊躇しないでください。 基本チャレンジすること。 スポーツクラブでも、地域新人戦大会にエントリーする?どうする?・・・などの議論はしませんよね💦 チャレンジすることが当たり前だったと思います。
次に『楽しむ・受け入れる』こと。
もちろん、最初のチャレンジから100点、100%、勝利、成功を成果として獲得できれば最高ですが、競う相手がいればそう簡単には100%は達成できないし、100点は取れません。だからこそ、チャレンジ自体を楽しむこと、そしてその結果を素直に受け入れることが重要になります。
楽しめない人が一人でもいると、チームの雰囲気が悪くなり、士気が下がってしまいます。また、結果を素直に受け入れることが出来ない人は、出来なかった理由や負けたことの言い訳を探すことに必死になってしまい、次のチャレンジへの準備に時間がかかってしまいます。
『自己の場所を決める』こと。この作業は自分自身(独断)で決めることは出来ません。必ずチャレンジする案件に関わる人(チーム、関係者)とのコミュニケーションの中で決めるようにしてください。
このプロセスはとても大切ですが、相手に自分を知ってもらう(理解)必要があるので、時間がかかり面倒です。でも、チーム力を高め、組織で動くために欠かせないプロセスの1つとして覚えといてください。
『次に意識を向ける』こと。チャレンジすることで、多くの課題や問題が見えて来ます。課題や問題を認識することで、次へのチャレンジに向けてしっかり準備することが出来ます。
スポーツでも、試合に負けた時、いつまでも誰かのせいにしたり、言い訳をしているような選手やチームは強くなれません。
負けた理由、足りないことを把握し、それに向けてどうしたら課題を克服できるのか?をチーム、組織で明確にして次に向けて動き出すようにして下さい。
初回の記事で①~④を達成するポイントとして下記に記載したように『重宝される存在になれ』とお伝えしました。

重宝されるとは? 
自分から主張することではなく、誰か(相手)から、どう思われているか?という視点で見ることが大切です。
 『あなたが居てくれて助かる』
 『あなたしかこの仕事はできない』
 『役に立つ人・気が利く』
などの言葉を相手から引き出すことが出来れば、あなたは『重宝される存在』です。
それでは、どのような意識や行動がこの言葉を相手から引き出すことができるのでしょうか?
それは『日常的に意識する』ことが大切です。
例えば、、、、朝起きてから、家を出て、電車やバスに乗って、駅やバス停から歩いて会社や店舗に向かい、ドアを開け、エレベーターにのり・・・・
この朝起きてからの一連の流れのなかで、意識している人と、意識していない人とでは、大きな差が生まれます。
朝起きて、窓を開け空気の入れ替えをしたり、すぐにベットメイキングをして部屋の整理整頓をしたり、バスの乗り降り時に、宜しくお願いします!ありがとうございました!と感謝を伝えたり、エレベーターの開け閉めボタンの前に必ず立って操作をしたり・・・・
このような日常的な意識こそ、①~④を達成するための基礎スキルを養うことになりますので、今日からチャレンジしてみてください!!
そして、ビジネスでの勝ち組になれ!『ゼロをイチにする法則』として最も重要な要素がポジティブマインド人間になることです。
【ポジティブマインド☆彡】
 失敗を恐れて挑戦を諦めてしまうのではなく、未知への第一歩を踏み出すことを楽しめる力チームに前向きなムードをもたらし、新たな機会や可能性を生み出す未来への楽観的な思考を身に付けることです。
このポイントを分かりやすく『PRESIDENT 2016年10月3日号』で記事になっていましたので、皆様にこの機会にご紹介します。
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

米科学者が認定「世界で一番ハッピーな人」の思考パターン


世界一幸福な人と聞いて、どんな人物像を思い浮かべるだろうか。豪邸に住む大富豪や、大勢の家族に囲まれた長老を想像した場合、驚くかもしれない。なぜならマチウ・リカールこそ、その人なのだから。
マチウ・リカール
1946年、フランス生まれ。僧侶。その他に著述家、翻訳家、写真家、ダライ・ラマの通訳などの顔もあわせ持つ。
マチウが世界一幸福と呼ばれる根拠は、脳にある。脳と感情の関係を研究する脳神経科学者リチャード・デビッドソン博士は、幸福感、喜び、気力の充実など、肯定的な感情を持ちやすい者は、大脳皮質の前頭葉の一部、左側の前頭前野が活発であるという事実を突き止めた。逆に右側の前頭前野が活発な者は、悲しみ、心配、悩みなど否定的な感情を持ちやすい。

この脳の中の幸福度を測定する調査実験に参加したのが、マチウだった。マチウは何種類かある瞑想法の中から、「精神集中」、「心の全開」、仏像などを克明に思い浮かべようとする「ビジュアル化」、他者の利益に自分を心から差し出す「利他の愛と思いやり」などを実践。脳波を測定すると、「利他の愛と思いやり」の瞑想中、前頭前野の活動が左側に大きく偏り、それまでの被験者150人では見たことのないレベルで、脳波の変化が記録されたのだ。この結果をきっかけに、マチウは世界一幸福な人物と呼ばれるようになった。

マチウ・リカールは一体どんな人物なのか。父は哲学者、母は画家。ノーベル賞を受賞した教授のもとで細胞遺伝学の博士号を取得した後、研究員として将来を嘱望されていた。しかしチベットから亡命して難民として暮らす高僧のドキュメンタリー映画に感動したことで、毎年ヒマラヤに通うようになり、本格的な仏教修行の道に入る。そして僧侶になるとインドとブータンに住み、手紙が数カ月に1通届く程度のメディアも何もない環境で、俗世から遠く離れた生活を送った。後に父親との対談本がフランスでベストセラーになるが、著作権と印税のすべてをアジアの財団に寄付。今はネパールの首都カトマンズの寺院を拠点に、ダライ・ラマ14世のフランス語通訳としても活躍している。

マチウと親交があるチベット学者の今枝由郎氏は、印象をこう語った。

「対談本の現場を間近で見たのですが、知識人として権威の虜になっている父親に対し、マチウは包容力があり、人間性の大きさを感じましたね。何より地位の高い研究員の身分を捨て、チベット仏教に帰依し、僧侶になったことの真剣さに、彼は偽物ではないと確信しました」
実験によって、「利他の愛と思いやり」の感情で瞑想すれば脳内の幸福度が上がることがわかった。そしてこれは修行経験者だけができる行為かといえば、そうではない。一般人でも繰り返し行っていると、脳内の回路が変化し、肯定的な感情が定着しやすくなるのだ。やり方のヒントが、マチウの著書『幸福の探求』と、実験を報告した書籍『なぜ人は破壊的な感情を持つのか』に示されているので、紹介しよう。

利他的になる最初の方法として、マチウは他人と立場を入れ替えることを挙げる。他人の目で自分の自我を見つめ、いかに自分が利己的で傲慢な人間か客観視するのだ。

そしてもうひとつの方法が、愛している人がひどい境遇にいる場面を想像すること。たとえば、母親が狩人に追われる雌鹿だと考える。そして骨を折って、狩人にとどめの一撃を加えられようというとき、自分に向かって助けを求めてくる。すると無力感を覚え、愛する人を慈しむ力強い感情が生まれるという。さらに「その人の苦しみを和らげて、苦しみの原因を何とか取り除いてあげたい、という望みが湧くものである。こうした思いやりの気持ちが心一杯に広がったら、そこにしばらく留まるといい」。

また息を吸うとき、心が光り輝くボールだと考え、それが灰色の雲となって、人々の病、混乱、心の毒を引き受けるイメージも推奨。こうした他者の苦しみを背負う思考によって、「執着も固執も一切伴わず、この上ない幸福を感じる」とマチウは強調する。

瞑想は幸福感を得るだけでなく、感情をコントロールする手段としても使える。たとえば感情に打ち負かされそうなときには、巨大な波が渦巻く嵐の海で、自分の船が沈没しかけて死にそうな光景を空想。そして同じ場面を上空の飛行機から眺め、ほとんど動きがない海面を思い描くと、怒りや執着の大波は「心がつくりだした虚構にすぎず、浮かんでもやがては消える」と思えて、感情の波が落ち着くという。
実はこれらのマチウの思考は、特別なものではない。

「人間が幸福であるため、すぐにどこでも実行できるのは利他の精神というのは仏教の教え。ただし彼はチベット仏教僧という無一物の立場で、自分の信じること、利他に全身全霊を傾け、迷わず人生を生きているのが素晴らしい。どの時代でもどの地域でも、仏教は本来、彼のような生き方を目指しているんです」(今枝氏)

幸福はすべての人の頭の中にある。しかしそれを感じられるかどうかは、本人の姿勢次第なのだろう。
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下記書籍も紹介します!!是非、読んでみてください。

『幸福の探求』 マチウ・リカール(評言社)
『幸福と平和への助言』 ダライラマ(トランスビュー)

次回は、①~⑤を理解した皆様に『ゼロをイチ』の事例をご紹介します。
①協調性(周りに気を配れる)
②人をまとめる力を持つ
③健康管理
④仕事の質とスピード
⑤ポジティブ思考(ストレス耐性に優れる)




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