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今日、誰のために生きる?

 こんばんは!(*'ω'*)森本輝線です。
今回は続投です(^^♪

 最近読書欲が加速し、夢中で読んでおりました。
何かに追われることが無いので生きてきた中で一番楽しい趣味にありつけたと個人的に思ってます(*'ω'*)

 それに加えて解説系の動画をよくYouTubeで見たりしてます。
岡田斗司夫さんやメンタリストDaiGoさんから始まり、最近は読んできた本の著者の動画を観たりして知見を深めています。

 そんな中、彼女さんから教えてもらった1つの動画があり、観てみました。その動画は、とある画家がインタビューを受けている動画でした。

名前は『SHOGEN』

 話を聴いていると今の自分では到底理解出来ないような事ばかり。
それはアフリカのブンジュ村という200人規模の1つの村でのお話でした。
人や食事や仕事に対する姿勢、全てが今の自分が忘れている部分ばかりでした。

 自分は仕事で残業時間や休日出勤が非常に多く、楽しいとも思えず、そして給料に対しても満足していなかったです。ただ、いざ給料が上がっても喜びは限りなく0でした。そもそも物欲も少ないからというのもあります。

 そうしてお金の有難みや仕事に対しての楽しさを見出したいと思っていた中この動画を観て、『日本人の本来の姿』という部分に泣きそうになりました。

 この内容の真偽は正直わかりません。
 ですが感謝や仕事をすることの楽しさという大半の人達が失った部分を取り戻せるような内容だったと思います。

 そんなSHOGENさんが去年末に1冊の著書を出版しました。

 それではご紹介します!


『今日、誰のために生きる』



著:ひすいこたろう、SHOGEN
発行:2023年11月3日
値段:1600円+税
読みやすさ:★★★★★

オススメ度:★★★★★

↓URL


・SHOGENとは

 元々化粧品会社7年程勤めていた営業マン。ある日、たまたま立ち寄った雑貨屋の壁に貼られた『ティンガティンガ』というアフリカのタンザニアのペンキアートに心を奪われ、その日の内にアフリカ行きの航空券を購入し、翌日には会社を辞め、『この絵を描いて生きていく』とアフリカに旅立ち修行をする。そこで学んだ『日本人の素晴らしさ』『幸せになる生き方・考え方』を伝えるべく、帰国後個展を開いたり、『SHOGEN流』としてトークショーや各種施設でのワークショップの開催を行っている。


・ティンガティンガとは

 1960年代に『エドワード・サイディ・ティンガティンガ』が親族間で手に職を持って生きていけるようにと始めたアート。『黒・白・赤・青・黄色・緑』などの中から6色以内、下書き無しで描く手法。人が迷いなく思ったことを描けるのが6色までらしい。

 このティンガティンガのアーティスト達が集まる『ティンガティンガ村』という地域がタンザニアに存在しており、SHOGENさんも最初、修行のためにその村を訪れている。


・ブンジュ村とは

 アフリカタンザニアの一部であり、200人程の規模の村。
 前項目のティンガティンガ村からバスを乗り継いで3時間くらいの距離に位置する。

 この村では物価は安く、電気も1日に3~4時間使えるがガスは無し。
水は川から運んでくるため自然にライフラインをほとんど頼っている。

 ティンガティンガ村は観光地であり、絵の勉強をするには受講料が高くついてしまう。そのためブンジュ村からその時に来ていた男性から『ブンジュ村で絵の勉強しないか?』と誘われ、SHOGENさんはブンジュ村に滞在し、絵の勉強をすることにした。


・幸せの3か条

 ブンジュ村に入る条件にはこの3か条が自分の心の中にある必要があります。

①ご飯が食べられることに幸せを感じられるか。
②ただいまと言ったら、おかえりと言ってくれる人がいるか。
③抱きしめられたら、温かいと感じられる心があるか。

 皆さんはどうですか?
これを始めて読んだ時、私は『どれも当てはまらねぇや』って思いました。

①に関して。

 私は『動画を観ながら』『作業しながら』『音楽を聴きながら』
『〇〇しながら』食べていたんです。この本を読んだ時に思い返して『食事に100%向き合ってることが少ない』ことに気付きました。

 もちろん人と食事する時はスマホも観ませんし、会話したり食事に集中しますが、一人の時、何かを必ずしながら食べていました。神人さんの本でも『味覚浄化』という項目があるというのに『食事=作業』になっている時点で感謝はしてないですよね。

 昔、食中毒で1か月近く入院したことがありました。
退院時に食べたオムライスがこの世のものとは思えない程美味しく感じた記憶があります。

 駅のサンドイッチの卵でアタったので恨んでましたが、『食べれることに感謝する理由の一つに繋がったのでそんなに悪いことでも無かったかも…』とちょっと良い風に捉えてみてます(*^^)v

②に関して。

 私は一人暮らしで帰宅しても誰もいませんが必ず『ただいま』は言うようにしてます。なんかテレビのバラエティ番組で『ただいまを言うと愛着が湧いて掃除をするようになる』って聴いたことがあったんですよね。

 まあおかえりは返ってこないので寂しくはありますが…(´;ω;`)

 実家に帰る時はもちろん言いますね!
なんなら友達の家に行く時に『ただいま!笑』って言いながら入っていくこともありました(*^^)v
『おかえり~笑』って返してくれてなんやかんや嬉しかったです!笑

③に関して。

 まあ抱きしめられる状況があまり無いですよね…(´ε`;)ウーン…
たぶん日本人がそういう習慣を失ったんだと思います。海外とかめっちゃハグするイメージありますけど日本だとすぐにセクハラとか気持ち悪いとかで良くない印象になってる気がします。

 ここに関しては私も正直温かいと感じなくなっていました。だいぶ昔からです。家族だろうが恋人だろうが。ペットはアレルギーなので飼えませんしそんな心は最近まで失っていた気がします。
 今お付き合いさせて頂いている彼女さんには心を取り戻させてもらえて感謝しています😺

 こう見ていくと結局のところ『ながらを辞める』『人と向き合う』の2つな気がします。マルチタスクを求められ続けることで失ってきたものがあるのだと私は思います。


・世界一美しい仲直り

 この話はスケールが大きすぎてお伝えしたかったです^^;
これはブンジュ村でSHOGENさんと20歳くらいの男性が文化の違いで言い争った時のお話です。

 昼になっても終わらず、一度別れました。

 ところが夕方、男性は『海に行こう』と突如言い出します。
SHOGENさんは『海で喧嘩の続きをするのか…』そう思ったそうです。

まあ当然そう思いますよね笑

 海に着いた後、2人は腰くらいまで海の中に入っていき、向き合いました。18時頃になると夕陽が沈み、水面に夕焼けが横たわりました。
そこで彼は言います。

『これはあたたかい境界線だよ』

『人間は自然から生まれてきた。だから圧倒的な自然に包まれた時に、全てのことを許せるんだ。喧嘩の火種は解決していないけど、海で向かい合っている俺達には命がある。生きられているんだから、もう終わりにしよう。』

そう言って仲直りしたそうです。

『その日のうちに仲直りする。』

これを徹底しているそうです。
実は私や彼女さんもこれをしています。

 怒らせてしまうことや悲しませてしまう時があり、そんな時も彼女さんは向き合おうと時間を作ってくれています。『話をちゃんと聞いて行動してくれるから話せる』なんてこちらを立てて言ってくださってますがそんな時間を作ってくれることにまず大きな感謝があります。

だからそのことを後日に持ち越すことはないです。
いや…無い…よね…?(焦燥)

(;^_^A 


・言葉はハグするように言う

 正直理解するには時間がかかると思います。

んー🤔

 具定例を出してみましょう!
お店のマニュアル接客です。

『いらっしゃいませ。』
『お待たせしました。』
『ありがとうございました。』

 一度は発したことがあると思います。
でも人によって印象が違いますよね?

『元気が無いいらっしゃいませ。』
『真顔のお待たせしました。』
『めんどくさそうなありがとうございました。』

 ここに心はありません。
たぶん近づいてきてるかな🤔

 要は『誰のためにその言葉を発してるの?』って話です。

 『時間いっぱい職場にいればお金もらえるからとりあえず言われたセリフを発している。』→これはお金のため。

『形式上お礼を言わないといけないからお礼を言う。』
→これは自分の体裁のため。

『お店の店員さんに笑顔でごちそうさまと言って帰る。』
→これは相手への感謝。つまり相手のため。

何も思ってないお礼、してませんか?
ただ難しいことだと思うのでまずは『笑顔でお礼を言いましょう』


・残業しない理由

 正直『何言ってんだ?』最初はそう思いました。
ブンジュ村のとある画家さんが絵を描いている時に15時半(定時)になり、残りキリンの足を一本描くだけのところを辞めて帰ったそうです。

 この村では『自分の休息を削ってまで仕事を優先するのは恥ずかしいこと。』とまで思われています。

 私ははっきり言って休憩時間や仕事が終わった後も自分を高めようと勉強し続けるような人間でした。

 ただブンジュ村には理由がありました。

『それは電気が使えなくなるために夜に皆の顔が見えなくなる。
だから少しでも家族の顔を見れるように早く仕事を終わらせるのだ』
と。

 これを聞いて

『国が違うしな』
『大事なことがある気がする』

 この2つに感想が分かれると思います。
そして前者の人は若い頃スタートダッシュをして無茶してバリバリ働いてある程度のところまで行って…あとはどうですか?幸せですか?

 『子育てこそが本分』とその後、口々にいろんな方が言ってます。
そのこと自体は素敵なことですが心に余裕の無い家庭が多いから離婚率が増加している現状もあります。本末転倒ですし、子供のこと何も考えてないですよね。

 プライドが先行しすぎていて幸せが何かわからなくなってきているのだと思います。『早く上に立って下を見下したい』そんな人間が溢れています。実際に見てきたんですが工場とかそういう人多いです。

『良い物は心に余裕が無いと出来ない』

 その通りだと思います。
私は今回働きすぎで身体を壊しました。
今の仕事を続けられるかもわからないような状態で心身共に不安定な部分はありました。

 身体に違和感を感じるごとに仕事でミスが増えていき、それも相まって『出来ない自分へのストレス』と『周りからのストレス』で蝕まれていきました。

 余裕無く働く、というのはこんな結末をもたらすということを身を持って知りました。皆さんはそんなことになる前に気付いて余裕を持てるように行動してくださいね(´;ω;`)

『諦めることで得られる休息』も自分の成長と幸せに繋がるんです。


・感謝を伝える


『感謝の気持ちを伝えたい時って思う時の自分の心はどういう状態だと思いますか?』

 これに対してどう答えますか?
めちゃくちゃイライラしてる時に満面の笑みで大きな声でお礼言えますか?

 つまりはそういうことです。
感謝は『心に余裕がある時』に伝えることが出来ます。
当たり前のようで当たり前に出来ている人は少ないです。

・お会計する時にイヤホンつけていませんか?
・人様の家でごちそうになる時、感謝出来ていますか?
・人からしてもらうことを当然と思っている部分はありませんか?

 誰であろうとも『感謝してくれる人』のことが大好きです。
悪い気はしないですよね笑

 前の項目でもあるように『心の余裕がある』『感謝』をします。
そして心の余裕があると『良い物を生みだす』ことが出来ます。

 あとはどんな環境にいれば自分の心に余裕が出来るかを考えるだけですね(^^♪ 蝕まれるだけのところに執着する必要はありません。

 ここまでだと『良い気持ちになるだけじゃないか?』とも取れます。
でも違います。この著書の後半にこんなエピソードがあります。

 SHOGENさんは帰国後、北海道で画家の初仕事を頂きました。その際にライブペイント用のペンキを近くのホームセンターに買いに行ったところとてもアフリカを彷彿させるような鮮やかな色に感動したそうです。

 そこで彼はペンキの製作元の会社に『感謝』を伝えにいきました。
するとどうでしょう。彼自身の魅力もあると思いますが、その会社がスポンサーとなってくださり、以後そのサポートを受けつつたくさんの仕事をこなせるようになっていきました。

『感謝を嫌がる人はいない』

 その通りの結果に繋がりましたね。
単純なことです。
言葉をハグする、そこに通じていますので。


・人間らしくてかわいい

 ヒューマンエラーなんて言葉が仕事で使われる通り、人はミスをする生き物です。じゃあミスをしないようにしないように…これは当然の感覚ですがこのタイトルはあくまで『他人のミス』に対しての考え方、と捉えてください。

 大人って失敗した姿を子供に見せたくないですよね?
まあ大人じゃなくても見せたくないですけど笑

 要は自分のプライドに執着することで子供が委縮してしまう、ということです。この考え方には脱帽しました(;^_^A

『大人でも失敗するんだから挑戦していいんだよ』

 そんな姿を見せる勇気を持っている大人って何人いるんでしょうか?
私もたぶんかっこつけちゃいます笑

 歳をとったらボケていくっても言いますよね。
ボケたらミスが増えていきます。
ならこれって人間じゃなくなっていくんでしょうか?
歳をとったら情けなくなるんでしょうか?

違います。

『歳をとったら人間らしくなっていく』

 そうブンジュ村では教えられています。
失敗した子供がいた時『人間らしいね、かわいいね。』
そう言うんだそうです。
素敵ですね(*'ω'*)

 そう思えるように心に余裕をもっていきたいものです^^;


・まとめ

森本学んだ


 本当はまだいっぱいあります😅
だからあれですね。

こういうことや

・あとがき

 長くなってしまいましたが読んで頂き、ありがとうございました。SHOGENさん自身もブンジュ村で学んだことを日本人に伝えることを使命として帰国後布教する活動をし続けています。

 そして本編で述べませんでしたが、この各項目を『出来なくなった』のが現在の日本人です。ブンジュ村にこの考えを持ち込んだのはそもそも日本人と云われており『日本人をあるべき姿に戻したい。』そう考えてSHOGENさんに厳しく、そして優しく教えてくださったのかもしれませんね。

 自分が忘れていた大切なことを思い出すきっかけになりますのでよろしければ読んでみてください。


ex)忙しい人向け3分クッキング(まとめ)

これで理解出来ます(適当)

こうじゃ


極論でしたな(`▽´)ガハハ

👇こっちです。

森本のまとめ


 今回の本は『全ての日本人』に読んで頂きたい一冊です。

 『感謝』しましょう。
そして自分を大事にしましょう。
他人のミスを許しましょう。


それでは最後までありがとうございました(^^♪
そして大切なことを教えてくださったブンジュ村の方々とSHOGENさん、ありがとうございました。

See you Next time…

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