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【夫に絶望を感じて離婚届を差し出した話】③

結局わたしは、離婚届をしまって
また今まで通りに過ごし始めていたの

夫が、何かに苦しんでいるのは分かっていたし、
本来の彼がこんな乱暴な人じゃないってことは知っていた

鬱をもつ妻と子どものいる生活が大きく負担になっていることも
分かっていた

そして何よりもわたしは、夫に愛しさを感じていた
目の前でうなだれて何も言えなくなっている夫を見て

わたしは、この人から離れたくない
そう、思ってしまったの

DVの夫から離れられない人ってこんな感じなのかなぁ

そんな風に思いながら、、、

でもわたし、幸せになりたいな

幸せになるためには、どうしたら良いのか
考え始めていた


何度も死のうとして、死ねなかったのだから
どうせ生きるなら、幸せになりたい

どうせ別れられないなら、一緒に幸せを感じたい

そう、強く思ったの。

つづく



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