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三が日ダイジェスト

 喪中につき新年の挨拶は控えていたものの、素直に祝えない状況になってしまい、あれよあれよと一週間が経ってしまった。
 地震が起こった当時は、実家のリビングのソファでくつろいでいた。今は安全圏にいることと、自身の心が引っ張られやすいことから、早々に情報を遮断した。
 せめてTwitterでは普段通りに振る舞おうとしたけれど、すっかり戻るタイミングを逃してしまい……しかしどっぷり浸かってしまったSNSからの卒業も出来ずに、近況報告としてnoteで日記を書いている。

 年始の出来事でも話しましょうか。
 1日はお雑煮。お餅は丸餅で、それ以外は例年通りの和風だしに、鶏肉、ほうれん草、なると。大根とにんじんも入ってた。あとは実家の中でも私しか食べないのに、わざわざ数の子を用意してもらった。
 初詣は午前中に終えて、元旦から開いてるスーパーで買い物。
 夕食はたこ焼き。焼き奉行は凝り性の父親に任せることに。タコの他にはシーフードミックス、ウインナー、ベビーチーズなど。個人的には魚肉ソーセージも推したい。

 2日は国立西洋美術館で開催されているキュビスム展へ。以前から計画していた予定で、母親も同行することに。
 どちらかといえば音声ガイドはやりたい派。作品の撮影はOKだった(一部除く)と後から気付いたけれど、会場内はそこそこ人も多かったので入口のパネルだけしか撮らなかった。常設展も数年ぶりにじっくり鑑賞した。
 ロベール・ドローネーの《パリ市》のポストカード、買えばよかった。

美術館の後、母親とファミレスでお喋りした。私のセーターもマグカップと同じ色だったのに何も写っていない。

 仕事始めは5日からだけれど、余裕を持って3日の夜に自宅に戻った。冷蔵庫の中はほとんど空っぽだったから、納豆とスープの素や、余った数の子も持たされた。


 3.11の余震が続いていた頃、一人部屋で眠れなくて実家のリビングに毛布を持ち込んだ時、当時聴いていたラジオから流れてきたアンパンマンのマーチに救われたことを思い出した。
 自分の出来ることをやりながら生きています。

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