今年の目標の中に「新しい恋をして幸せになる」という項目がある。

最近の恋愛は散々だった。

いつまでも1番になれない関係、一方通行。
それでもその人のことが好きで、好きになって欲しくて、自分のできること全てをその人に捧げた。それでいいのだと今までは思っていた。見返りを求めていたつもりはないけど、どこかで見返りを期待していたのかもしれない。尽くすことで愛を表現して、愛を期待していた。

私のそんな恋愛は2年続いた。表面では1番になれたとしても、本当のところは1番になれてなくて、事実を知って深く傷つく。そして傷ついてボロボロなのに助けてほしくて、大切にされたくて、その人に捨てられたくなくて縋ってしまう。深く深く抜け出せない砂の穴にはまって身動きが取れなくなっていた。

ふと、「私は自分から悲劇のヒロインになりたがっているんだ」と気付いてからはその人と気付いてからは距離を置くようになって、会わなくても平気になった。離れる行為は一見、簡単そうに見えるけれどそうではない。

恋愛の沼にハマっている人にとっては自分で気付かないと離れる覚悟はとてつもなく難しい。

その人に依存してたのは私が一番わかっていた。

離れてからいろんな出会いがあった。
離れてから、というより離れるためにいろんな人に会った。自分の知らない世界を知るためでもあった。自分を褒めてくれる人、ただ性行為をしたい人、誰とも結婚したくない人。

世の中にはいろんな人がいるのに、どうしてあの人ばかり縋って生きる必要があるんだろう。目が覚めた。自分は自信を持っていいんだ。

最近はその出会いの中で好きになった人と付き合うことになった。
相手のことを疑う恋愛じゃなくて、自分が自由にいられる恋愛の方がずっと居心地がいい。

ひとつの恋愛に離れられない君へ。

（以前付き合っていた彼氏と別れた後に書いた記事が下書きに残っていたので供養）