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島日記 嵐の前に輝け

画像はニゲラ(黒種草)の種の入った袋。
触手を伸ばしたような形が目を惹く。
裂開花といい、花の後膨らみ、中に黒い種がある。

ニオイ黒種草は、スパイスのブラッククミンになるが、普通のニゲラは有毒なので使えない。
英名はラブインミスト(霧の中の恋人)という浪漫的な名前がつけられている。
レースのような葉に独特の花を咲かせ初夏の花壇を華やかにしてくれる。

いろいろな園芸種があるが、私は青系のニゲラが好きだ。
怠け者の庭にこぼれだねで発芽する日は来るだろうか。

白っぽいのはつぼみ

ストケシアが花盛りである。
背丈が低く大柄な花なので賑やかすぎると思っていたが、写真に撮るとつぼみが愛らしげで意識が変わった。

和名はルリギク、エドムラサキ。
丈夫な花なので一度植えたらほったらかしで増えていく。
白色もあるようだ。

アガパンサス(紫君子蘭)。
アガペー(愛)とアントス(花)の組み合わせの名前がついている。
ヒガンバナ科なので球根多年草でこれもほったらかしで育つ。
茎が長く細いので強風には折れてしまう。

やっと咲き出した我が家のコオニユリ。
この家に来た時にカヤ、ススキの中で唯一迎えてくれた花である。
野生のユリだと思うが、周りのススキを刈ってやるとずいぶん増えてきた。
台風が来る前に精一杯咲いておくれ。


今を盛りの花が台風が通過すれば無惨な姿になってしまう。
丈夫な草花はすぐに復活するが、背の高い花や園芸種の繊細な花は打たれ弱い。

私も台風に耐性ができればいいのだが、陋屋に住んでいる限りは無理だろう。
耳を覆いたくなるような風の音、家が揺れる恐怖、仕方ないと思って毎年耐えるだけである。
一晩だけならいいがゆっくりだとほんとうに寿命が縮む。

今後のnoteは台風の愚痴が多くなるだろうな。
それに勝る話題を見つけなければ。

月桃と上弦の月


今日もお付き合いくださってありがとうございます。

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