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島日記 月暈(つきがさ げつうん)

昨夜半過ぎ、明るさに目覚めた。
夕方は雲に覆われていたので月が出ているはずがないのに、不思議に思って外に出ると、雲の中から虹色の月が太陽のように光っている。
月暈だ。

六月、水無月のついたち、朔になったばかりの月だ。
朔太郎の月に吠えるを連想した。
遠吠えが聞こえたら舞台装置が揃うのに。

よく考えると、山月記しかり、遠吠えに似合うのは青白い玲瓏な月だ。
虹色の月はそぐわない。
あとで調べると、満月前後で天気が下り坂の時に見かける現象らしい。
それも、見た人に幸運が訪れる兆しだという。

睡眠不足のだるさは吹っ飛ばなかったが、悪い気はしない。
実はスマホのカメラの調子が悪いので、新しく注文したばかりで、高額な買い物に落ち着かず床についた。

使いこなせないのでは、中古でもよかったのに、とか案じながら眠りについた。
期待よりも不安が先だっていたのだ。
励まされたようで嬉しくなった。

六月は早めの夏休みだ、じっくり学習しよう。
ここまで書いた時に、いきなり停電。
二時間以上待たされて初めから書き直し。

少しは知恵がつき写真を撮っていたのでよかった。
昔に比べれば停電は少なくなったが台風では当たり前のことだ。

四日の満月は見られるだろうか。


今日の写真はビカクシダ(麋角羊歯)、ヘラジカの角の意味で、コウモリランとも呼ばれる熱帯域の着生植物である。
愛好家の庭で以前撮った写真。
庭や、まわりの樹々に着生させて増やしているのは圧巻だった。
もっと撮っておけばよかった。

ビカクシダ
ストレリチアニコライ
見上げるほどの高木
ストレリチア(極楽鳥花)はよくみかける
オレンジの部分は風でやられていることが多いので
きれいな姿は滅多にない
ボタニカル園のタコの木



今日もお付き合いくださってありがとうございます。

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