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どちらが先?

県立図書館に頼んでいた、アジェンデ「精霊の家」がきた。
ところが、奇妙なことになっている。

先日録画した映画「愛と精霊の家」はその本が原作らしいのだ。
よく似たタイトルなのに気がつかなかった。
映画も本も好みで選ぶから、そう驚くほどではないのだが、時期が重なっている。
これもシンクロというのだろうか。

どちらを先に見ようか、迷わない、原作が先に決まっている。
映画を先に見たらイメージが固まってしまう、読みながら想像していく過程が面白いのだ。

映画はメリル・ストリープとグレン・クローズの競演で濃い物語の予感がする。
4センチもある分厚い本なので、秋の夜長にもってこいだ。

どちらが先の問いは鶏と卵がある、これは論理的な頭が必要だからパス。
好きなものから食べるか、嫌いなものから食べるか。
これは即答、好きなものからだ。
好物を最後まで残している人が、パクッと隣の人に食べられるさまは悲哀が漂う。

お辞儀と挨拶はどっちが先なのと聞かれたことがあった。
これは臨機応変だ。
目の前にいたら言葉が先に出る、いや同時かな、離れた所にいたらお辞儀を先にすると思う。
葬儀の際はお辞儀が重要で、言葉はなくても構わないようだ。

先に行動するか、先に考えるか、さてどっち?

などと言ってみたが、結局は言葉遊びのようなもの、どっちが先かは人それぞれで決まりごとなどない。
おもむくままにやればいいことだ。

夕焼けのような朝日
西側のひかり
夜のはじめの月


草を抜いてくれーと言われているようで、庭から目を背けている。
まだやる気が起きないのだ。
追い詰められてどうしょうもなくなって動くのは毎年のこと。
やる気になったら雨が降るのも恒例だ。
やはり嫌なことはあとまわし、好きなことが先のようである。

いつ見てもきれいにしてある庭をみると、主の人柄がしのばれる。
毎日コツコツと手入れをしているのだろう。
私の庭は春から初夏がいいのだと、北国に住んでいるかのような言い訳をする秋の朝。

今日も読んでくださってありがとうございます。

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