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【ご来館の皆さまの声⑤】いせひでこ絵本原画展「生きる」を見つめる

展示の絵本作家へのメッセージを自由に寄せていただく、アンケートBOXを館内に設置しております。SNSにて一度ご紹介させていただいたものを含め、メッセージの一部を紹介します。(※掲載の許可をいただいております)

「NHKのテレビ番組で『けんちゃんのモミの木』についてを見ました。ご家族の思いに向き合う姿勢に感動しました。」(鈴木さま)

「コロナのせいで移動に気をつかうようになり、毎年かよっていた森のおうちのいせひでこ展にも昨年はタイミングがあわずついに訪れることができず、今年も気がつくと残りわずかとなり、それでもすべりこみで訪れることができました。初めて見るたぬきも何度も読んできたあの路やグレイも、こうして森のおうちで見ていれば時間を忘れて過ごすことができました。命や生き方、身のまわりの自然やアレコレに、じっと耳をすましていられる時間を思い出させていただきました。またここでこうしてすごしに来たいと思います。どうぞ無理のないように、またお会いできることがあればと思っております。すてきな、のびやかな作品にかこまれた時間をありがとうございました。」(T.Sさま)

「『あの路』が特に心に響きました。雪の中の三本足にコートをかける場面で、彼もまた、自分の痛みや悲しみ、さびしさに気付いたのでは…と、それは辛いことですけど、マイナスを知るからプラスに気付けたり、何かをうけいれられたりするのかな、と感じました。生きるも、グレイもいせさんが命に向けるあたたかなまなざしと、死や別れも見つめる真摯なまなざし両方を感じました。」(S.Tさま)

毎年のいせひでこ展を楽しみにしています。忙しい毎日の中、いらいらしたり、ギスギスしたりすることも多い日常を送っています。ここに来た時は原画を見てから文をゆっくり自分自身に読み聞かせるつもりで読んでいます。心が洗われ、時に涙を流す事もあります。いつまでもお元気で、私達に素敵な絵を届けて下さい。(ネッシーさま)


みなさまご感想ありがとうございました。
会期も残り僅かとなりました。ぜひお越し下さい。


いせひでこ絵本原画展~「生きる」をみつめる
2022年7月8日(金)~10月4日(火)
【展示作品】
『たぬき』 いせひでこ/作・絵 (平凡社)
『愛蔵版 グレイがまってるから』(平凡社) ※2022年6月刊行
『あの路』山本けんぞう/文 いせひでこ/絵 (平凡社)
以上、各全点
・タブロー「ポプラ、聞く樹よ
・習作「もみの木」
・各作品スケッチ、エスキースなど

最後までお読みいただきありがとうございます。 当館“絵本美術館 森のおうち”は、「児童文化の世界を通じて多くの人々と心豊かに集いあい、交流しあい、未来に私たちの夢をつないでゆきたい」という願いで開館をしております。 これからも、どうぞよろしくおねがいいたします。