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Reflection Journal 2019年8月21日 夕方

今日は、書籍の執筆を優先した1日を過ごした。評価シートを作成したり、概念整理したりするので1日10,000文字が限界かと思う。今回は10万文字ぐらい書きたいので、結構日数を確保しないといけないと気づく。あとは、事例も掲載するので、あと3社ぐらいの話はお伺いしたいと持っている。9月末までに終わるか少々不安になってきた。


1.肚にフォーカス
文章を書いていると頭に集中してします。かろうじて、リフレクション・ジャーナルを書いているときだけ、肚にフォーカスできている感覚がある。
今朝から、肚にフォーカスした1日を過ごそうと思っていたが、仕事に集中すると外れています。

今日は、家で執筆していたので、時々娘が現れて、一緒に遊ぶことを要求されるので、その度に執筆が中断した。これも幸せな瞬間だと思っているが、さすがに何度もやってくると少々イラっとしてしまう。それでも娘はやってくる。

少しずつ、揺れが収まってきている感じがある。自分の本意と軸があっているか分からないが、徐々にやる気も出てきている。LIFESHIFT休暇と言いながら、今週は仕事を結構している。まあ、家族の絆を深める良い機会だったので、それはそれで良しとしよう。


2.主体性を発揮させる研修(メルマガ原稿)

若手社員に、主体性を発揮してもらいたいと多くの上司や人事担当者は願っていることと思います。今日は、発達心理学の側面から、主体性を発揮について解説してみたいと思います。

まずは、発達心理学の観点から、「主体性を発揮しない」とはどのような解釈・行動の選択を行っているか解説していきます。もし、あなたが若手社員や部下に「主体性を発揮して欲しい」と思っているのであれば、「主体性を発揮できなかった」段階を経験しているはずです。その当時を思い出しながらお読みいただければと思います。

スザンヌ・クック=グロイターの発達段階によると、主体性を発揮しない段階は、The Conformist Stage(環境順応型知性)にあたります。この段階は、

①周囲からどのようにみられ、どのような役割を期待されているかを認識できる
②帰属意識を持ち、忠実に行動できる

という認識・行動は獲得できたものの、自分の中に「個として確立した自分」がなく、周囲からの評価で自分を認識します。違った側面で解説すると、集団に属していることで安心感を得るので、あえて問題解決をしたり、リーダーシップを発揮したりすることが得策のように見えないということです。主体的に問題解決したり、集団から一歩離れた立場でリーダーシップを発揮することで、仲間外れになったり、評価が悪くることが気になる段階です。

所属する組織から仲間外れになったり、他人から否定されると自己価値を否定された感覚になるので、無自覚的に主体性の発揮や問題解決を選択しないという感じです。高校生ぐらいの時期に体験している人もいれば、一生この段階の方もいらっしゃると思います。

今回は、主体発揮を促進する=発達段階を促進する研修の提案ですが、その前に発達促進の難しさから触れてみたいと思います。

①心の発達はコントロールできない。あくまでも、個々人の選択と機会の偶発性があるので、計画的にコントロールはできません。

②強制的な発達促進は、停滞や退行を生む可能性もある。その発達段階を経験しつくすことも大切である。子供がおもちゃで遊んでいる感じと一緒です。遊び尽くすと飽きて、他のおもちゃに移行しますが、遊びに没頭している最中に取り上げると、子供が怒るのと一緒です。

③そもそも、人は前後発達段階の発達行動もおおよそ1つずつは表出している。また、その発達段階の測定は、少なくとも大学院で2年ぐらいかけないと習得できないスキルです。

上記の観点を理解したうえで、次の発達の準備のサイン「飽き」「揺れ」「違和感」などのサインを上手に受け取ることができれば、次のステップに誘導できると思っています。

上記の点を留意しながら、かつ前後1つぐらいの発達段階でも発達の促進に寄与できそうなプログラムを考えています。また、下記の点についても気を配っています。

①気づきを主として、強制的ではなく
②実務でも活用できるスキルとして定着させる
③習慣化までフォローアップする

という研修を組み立てていきます。

研修の中身は、
①主体性の発揮:自分の唯一無二のユニークさの発見
②理想象の共有:主任クラス(テーマにより変更)のありたい姿の共有
③主体性発揮のブレーキの発見:隠れた目的の発見
④習慣化:ちょっと危ない橋を渡る経験(自分が危ないと持っていることに足を踏み出してみる体験)
をすることで、主体性発揮の糸口にしたいと思っています。

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