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バッファロー•スプリングフィールド Kind Woman

先日、コンビニでけっこうな品数を買い物したのでレジで「袋入れて下さい」と言うと、レジの女性がスピーディーかつ見事に袋詰めしてアッという間に袋の持ち手をクルクルっと巻いて「ハイ、手出して」とばかりに両手を差し出しました。顔を合わせて「ありがとうございました!」と笑顔も頂きました。

袋が有料になる前はこうだったなぁと懐かしく、久しぶりにレジの女性の早技と笑顔に感心しました。最近はセルフに慣れてしまったけど、親切なサービスで笑顔も頂けるのは、やっぱりイイですね。

何年か前の事。スーパーのレジでちょっと変わった親切な男性の方に出会いました。私がレジの二番目に並んでいると、ひとつ横の列に並んでいた男性が隣に居た私に声をかけて(あなた一品だけなら私の前へどうぞ)と、ちょうどその方が自分の順番が来たタイミングで私に先を譲ってくれたのです。

そういうパターンは初めてだったので、一瞬理解出来なかったのですけど、すぐに分かってお礼をしました。そんな気づきと親切さにやはり感心しました。

リッチーフューレイ

一昔前、会社で大雨にびしょ濡れになって営業から帰ってきた時のこと。
総務部にややご年配の優しい女性がいまして、私は日頃時々頭痛がするので、総務の薬箱からよく頭痛薬をその方に声をかけて貰っていました。風邪気味になると風邪薬をもらったり、ちょっと調子が悪いとその方を頼りに、いわばまあ、甘えていました。

大雨で靴下が濡れたので、その人にウケ狙いで、薬箱を手に「〇〇さん、薬箱の中に替えの靴下ありますか?」と冗談を言ったら期待通りウケてくれて、「ヤダァ薬箱にあるわけないでしょ〜笑、どうしたの?」「ほら、〇〇さんに頼むと何でも出てくるから、ひょっとして薬箱に靴下もあるのかなぁって思って笑、雨で靴下ビショビショ!」「しばらく裸足で我慢しなさいよ」「午後お客さんのとこ行くからやばいんですよぉ」
「あら、そうなの…」

午後自分で新しいのを買うつもりで席に居たら、昼休みが終わる頃その人が席まで来て、「買ってきたわよ」と私にビジネスソックスを渡しまして、私はびっくりして恐縮してしまいました。周囲からも、靴下まで買ってもらったの!?と笑われました。

というわけで、靴下までお世話になった総務のあの方に捧げます。笑
カインド•ウーマン
春なのでバッファロースプリングフィールド

3rd 1968年

カインドウーマンは、バッファロースプリングフィールドの解散間際のアルバムのラストの曲です。作曲と歌はリッチーフューレイ。哀愁の中にも爽やかさ空気が通り抜けるカントリーバラードです。

このカインドウーマンで、リッチー•フューレイとジム•メッシーナがスティールギターのラスティー•ヤングを誘ったことでポコの結成に繋がります。
バッファロースプリングフィールドは私、あまり詳しくないので、その後ポコやサウザーヒルマンフューレイバンドを経てソロとなった、リッチー•フューレイのソロ3枚目の紹介です。

Richie Furay
「I still have dream」1979年

一曲目は冒頭に貼った「Oooh Child」↑
このアルバムの中で一番イイ曲です。ちょっとファンキーで躍動感がありますね。コーラスはランディーマイズナーとティモシーシュミット

二曲目↓はラスカルズのカヴァー。R&B寄りで、ボズスキャッグズを彷彿しますね。

アルバムタイトル曲↓も、ラスカルズのカヴァー。アルバムを通して感じるのは、演奏はシンプルで、彼の歌の良さを引き出した、歌ものアルバム的です。

リッチーはソロ3枚を発表した後、長い間、音楽活動を休止しますが、その後復活し来日公演もしました。クリスチャンで牧師さんをしているだけあって柔和なお顔をされています。

私にとってリッチーはずっと、洋楽聴き始めの頃に好きになったカインドウーマンという優しさに溢れた曲を歌った、優しいお顔立ちのお方なのです。

2013年初来日 

総務の方との話の続きですが、
「靴下いくらでした?」
「いいわよ(小さな声で)」「いいって、靴下経費で落とさせたとかバレたら、オレもう靴下履いて会社の廊下とか歩けないですよ!」「いいのいいの、高いもんじゃないし、わたしの奢りよ笑」
「奢り?靴下の奢りいぃ!??通勤靴下奢られても困るんですけど〜笑」

そんな事があった後日、営業系の飲み仲間との飲み会にその人を誘ったら、すごく喜んでくれて、その日ギラギラした黒いドレスで現れました!

カラオケでだんだん楽しくなってきて、その時は職場にいる時よりずっと若々しく、黒いドレスのラメがキラキラと輝いて見えたことを覚えています。

私の隣へ来て「誘ってくれてありがとね」
私「いつも親切にして頂いてますから」

総務のカインドウーマン
今もどこかでお元気だろうか

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