春散歩とBeatles
久しぶりの晴れの日は、カーテンを開けるだけの何気ない行動でさえも、嬉しい。
晴れに誘われ散歩がてら近所のパン屋さんへ。
敷地内のローズマリーにミツバチが!写真には写せなかったけれど、ここにいますよ。
寄せ植えも可愛い
あと少し待てばバーコラには新緑が絡まり、その下で頂く焼きたてパンは、とても美味しいのです。
この店は人気店なので少々レジ待ちをするのですが、この日の店内BGMはビートルズでした。
軽快なピアノのリズムで始まる「レディ・マドンナ」、それから「ヘイ・ジュード」
順番を待つ間にこの2曲をフルで聴けました。
そう言えば、20代の頃はビートルズの青盤を聞くのが嫌だった。
という事を思い出しました。その理由は、青盤にはビートルズ解散の序章と終焉、という暗いイメージが張り付いていて…。
20代当時聴いていたのは赤盤オンリーで、ビートルズの初期曲は前奏が短いかそうでなければ、いきなり歌い出す。みたいな感じ?ではなかったかしら?勢いがあって伸び伸びしていてキラキラしてた。
それは多分、若葉から成長し成熟した樹木はやがては広々とした空間に枝葉を伸ばして行く様な。
解散というのはそういう事なのだなぁ…。などと思いましたね。と、言うか、すっかり忘れてましたから。ビートルズ。
帰宅後に、クローゼットの奥から引っ張り出しましたよ青盤を。そこには哲学的な雰囲気と、一種の諦めなのか悟りなのか分からないけれども、暗さや重さでは無かったと感じる私がおりました。ビートルズ、やっぱりいいなぁ…
だけですかね。
パン屋さんの敷地内で
ミモザが満開でした。青空に黄色が映えてすばらしかった。
ビートルズの4人の気持ちなど到底分からないけれど、あの時想像する事すら出来なかった事をほんの少し想像し、青盤を楽しく聴けた60代の私には過去とは別の、再発見という新しい楽しみ方も残されていたのですね…。
ちなみに、ビートルズで一番好きな曲はInMyLifeです。
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