『脳科学者が教える「やりたいこと」の見つけ方』を読んで
『脳科学者が教える「やりたいこと」の見つけ方』
という本を読みました。
自分のやりたいことが見つからない人や、自分の本質知りたい人、
有効な時間の使い方や、考え方など、
“感情”や“ライフワーク”に目を向けて、
『改めて自分のことを見直すことの面白さ』を体験できる本でした。
自分のことは自分でわかっているし、やりたいこともわかっている。
でもたまに「本当にそうか?」と自問することってありませんか?
自分のことを観察すると、点と点が繋がって
『だから自分はこんなことを考えていたのか!』
なんて発見したりします。
つまり、今まで“わかってたつもり”でいたことがこの瞬間に暴かれるわけですね(笑)
でもそこが面白い。科学は深いです。
本当に得たい感情
この本では、様々な視点から自分の本質や、軸の見つけ方について語られていますが、
『自分の感情を大切にすること』に一貫性を感じました。
自分のやりたいことというのは「職業」とか「趣味」といったようなテンプレ的なものではなく、その行動を通して本当に得たい感情のこと。
つまり、例えば“誰かの役に立っている”といった実感(ヘルパーズハイや貢献感)が、人生において本当に得たい感情であれば、極論、職業はなんでもいい、といった考えです。
これは個人的にかなり頷けました。
「得意なこと」を活かして仕事をしている人が、必ずしも幸福感のある人生を歩んでいるとは限らないことからも辻褄が合う考え方だし、私自身も経験があるからです。
《※ヘルパーズハイを実感した時のお話↓》
違和感を排除していく
また、これまでの体験から得た「違和感」にも目を向けるのも大切だというのも面白かったです。
「なんか向いてない気がする」「しっくりこない」「面白くない」
こういった違和感を排除していくと、やりたいことに近づくことができる。
20年くらい前なら、“そんなものにこそ立ち向かっていくべきだ!”なんて風潮がみられたかもしれませんが、今は違います。
やりたいことを見つけるためには、逆にやらないこと、やれないことを見極める必要があります。
すごくシンプルな考え方ですが、前述したような所謂“根性論”で育った人間(世代)には、中々思いつかない方法かもしれませんね。
幸福度の研究
この本にはいくつか研究論文も紹介されており、中でも心動かされたのは、
『人間の幸福度が下がるのは“自分ではコントロールできない環境に置かれた時”であり、また所得や学歴の高さとは無関係に「自己決定」したかどうかが幸福感を左右する』
といったものでした。
なぜ心動かされたかというと、これは自分自身だけでなく、育児においてもとても重要な要素と感じたからです。
知らず知らずのうちに「アレしなさい、コレしなさい」と言ってないだろうか・・・考えただけでも不安になります(笑)
また、もともと人間には「成果が出る」より「成長や前進を感じる」時に幸福感を得やすい性質が備わっていることもポイントだと感じます。
私自身が本当得たい感情は『貢献感』
この本を読んで、改めて私自身が本当得たい感情は『貢献感』なんだなと知ることができました。
過去にヘルパーズハイに関するブログを書きましたが、自分の過去を振り返ってみてもやっぱりそこに尽きるんだろうなと、読書を通じて再確認できました。
まだ最後まで読み切ってはないですが、また自分のアウトプットも含めてシェアしたいと思います。
もし興味があればコチラも↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?