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モロ先生の授業「『やりたくない曲』を我慢すれば『やりたい曲』に辿りつけるのか問題」

このnoteは2023年12月14日のstand.fmの音源、『サウンドフリージョイ公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。

ピアノを辞める理由の1位は「忙しい」だけど、それって本当・・・?

コロナの話題もだいぶ落ち着きを見せ、今はコロナ前の日々が少しずつ戻り始めています。

もちろん、お仕事の忙しさも。

そうなると、やっぱり習い事を続ける人は減り始めていますし、みんな時間の確保が大変そう。

そんなこともあって、僕の元からも何名か「ピアノを少しお休みさせてください」と言われたりもしますが、どうやら同業者の話を聞いていると、僕はまだマシなようでして、みんなはもっと顕著に「習い事離れ」の被害者になってるみたい。

それっておそらく、やめてしまった原因が「忙しさ」ではなく、何か別に原因があるからなのでは?と思ったわけです。

僕自身は現在、誇張でも、ハッタリでも何でもなく、これまでの人生の中で、今が一番忙しくて、まぁ、「貧乏暇なし」とも言えるのかもしれませんが、本当に朝からずっと走り回っております。
 
で、「前にここまで忙しかったのはいつだったっけ?」と振り返ってみたのですが、ここまでじゃないですが、やっぱり高校時代もメチャクチャ忙しかったんです。
 
まだ、身体も精神も未熟だったので、結構大変でした。
 
ただ、あの頃と今とでは「プレイヤー」と「裏方」という違いもありますが、「やりたいことで忙しくなっているか、否か」というのはあって、高校時代も「やりたいこと」はやれていたのですが、やっぱり、中には「あんまりやりたくないなぁ」ということもあって、そこがストレスでした。
 
一方で、今は「やりたいこと」をやれていて、勿論、その中には「大変なこと」や「面倒なこと」は入っているので、相変わらずラクではありませんが、精神衛生的に健康で「気持ちが滅入る」ということはありません。

「仕事がシンドイ」という人ってたくさんいると思うのですが、基本的には、労働時間が長いからシンドイわけではなくて、忙しいからシンドイ「仕事は楽しくないもの」「給料=ストレスの対価」という風になってしまっているからシンドイわけで、僕らは泣いても笑っても、人生のうちに仕事をしている時間がかなりあるので、月並みですが、やっぱり仕事は楽しめた方がいいし、ゲーム化できるならゲーム化した方がいい。
 
どうせ働くんだから、好きな仕事・楽しい仕事の割合を増やした方がいい。

これは、ピアノにも通ずるなあと思っていて、結局辞めちゃう原因って「忙しいから」じゃなくて「楽しくないから」だと思うんです。

「意地でも好きな曲しかしない」というのは1つの方法

「じゃあ、どうやってそれを実現するんだ?」という話になってくると思うのですが、これは1つの方法として(逆説的ですが)「好きな曲をしたかったら、意地でも好きな曲しかしない」というのはあるなぁと思います。

腕力と根気が必要になってくる手段なので、鵜呑みにせずに、あくまで選択肢の1つとして捉えていただきたいのですが、「やりたくないコトを我慢してやって、結果を出して、出世して、やりたいコトをやる」という道も確かにあるにはあるのですが、まわりにいる人達を見てると、我慢をして「やりたくないコト」をやって結果を出している人って、「そこで結果が出せるんだ」となって、また新たな「やりたくないコト」が舞い込んできているんです。
 
バイエルとか超やりたくないけど、いつか上手になって、好きな曲を弾く為に、バイエルで結果を出しちゃうと、次はソナチネで、次はツェルニーで・・・と、つまんない曲がどんどん舞い込んでくる…みたいな。

もちろん、講師がバイエルやハノンをやらせる背景には「これで基礎能力を上げて、好きな曲を弾かせてあげたい」という想いがあると思うんですが、前述した通り、今の時代みんなにその「好きじゃない曲を経由している時間」は無い。
 
だから、たとえ無謀だと思える挑戦だとしても、本人がその曲をずっと好きでいられる覚悟を感じたのであれば、直接その曲をやらせるべきだし、なんならピアノの弾き方やルールが変わるわけじゃ無いんだから、その曲から基礎も学んじゃえばいいだけ。

我々講師が、その曲を通じて基礎を叩き込んでやればいいだけなんです。

だから、生徒諸君は、意地でも好きな曲やってください。

「この曲を弾きたい!」という強い思いがある人は、必ずやってください。

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