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同じ夢

みんなで山歩きに行き、途中で一軒の家の住人に出会う。「この先の山に入って行くなら大人が先頭と後部にたつこと。じゃないと後々悪い決断をしなければならない。」とその住人に忠告を受ける。

どんどん山のなかを進むと、村というか町が出現。そこにはアパートや公園があり、人がいる。自分にとっては全く土地勘のない場所、人、空気感。

一緒にいた子どもたちはその場所に興味津々で、呼んでもなかなか戻ってこない。何故か私だけ「いま私の所に戻ってこないと、一生その場所から帰れなくなる」という事を解っている。私は必死に呼び戻すが、だれも振り向いてくれず。「もう帰ろう!もう帰ろう!」と、必死でもがく私はその場で迷子になり、来た場所に帰れなくなった事を悟った瞬間、目が覚める。

また同じこの夢だ。何回目だろう。
(不思議なことにこの夢は自分の感情以外、全て英語のストーリである)

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小さい頃、近くのお寺での思い出。
家から川沿いに自転車で北上して5分くらいの所にあるお寺。何故か私はそのお寺より先に行ったことがない。なんとなくそこを越してしまうと迷子になりそうで怖かった記憶がある。そのお寺の近くには遠い親戚か誰かのお墓があった。誰のかははっきり覚えてないが、小さい頃からお墓参りやお花をあげたりするのにはまったく抵抗がなかった。


何回も"同じ夢"を見るたびに、小さい頃の経験とリンクする。
私は何故あのとき、お寺の先には行かなかったんだろう。一体何が私を不安にさせていたんだろうと思う。ただ迷子になるのが怖かった?でも川沿いの道路は一直線に続いているわけだし、帰ってこれるはずなんだけど。

今度いつか帰省したとき、私はその先を見たいと思うんだろうか?迷子になる可能性なんて低いのに、行きたいと思うんだろうか。それとも、とどまるのだろうか。