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ど真ん中の指標はここにいた!

「ひろのぶと株式会社」という出版社の株主になったおかげで、まったく興味のなかった株の売買に、少しだけ興味が出てきた。(注:ひろのぶと株式会社の株は、ファンクラブの会員証のようなもので、売買で利益を出すことを目的にしていない。念のため)

これまでは、多くの日本人がそうであるように、不労所得に罪悪感を覚えるというマインドを持っていたので、株などには近づけなかったのだ。
今も、せっかくコツコツ稼いだお金を、ギャンブルのようなハイリスク&ハイリターンな株につぎ込む度胸はないため、漫画やYouTubeで時々思い出したように、勉強しているだけで、まだ実際に買ったことはない。

いくつか読んだ本の中で、「ドラゴン桜」で有名な三田紀房さんが描かれた「インベスターZ」は、おすすめだと思う。
投資と呼ばれるもの全般についての入門的知識が網羅されていて、初心者の教科書としては完璧なのではないだろうか。
株、ファンド、FX、不動産投資、金、など、それぞれにどのような特徴があるのか、主人公の成長ストーリーに絡めて描いてある。
ざっくりと、全体像をつかんだうえで、どこなら自分が安心して投資できるのかを考えればいいのだろう。

さて、その「インベスターZ」の中に、株式投資は、少し先の未来を推測するための観察眼が必要なのだと書いてあった。
社会がどう変わり、それに合わせて何を求める人が増えるのか、それがわかれば、値上がりする株がわかるのだ、と。

まあ、そりゃそうだろう。
けれど、そんな予測が、うまく当たるようなら誰も苦労しない。

しかし、この数年、とくにコロナ禍に突入した2020年春以降、私は、自分の行動を客観的に見ていれば、値上がりする株を予測できたのではないかと思っている。
タラ、レバ、を言っても仕方ないのは重々承知だ。
それでも、私は、私が世の中の人の消費行動の一部を、体現していたのではないかと思うのだ。

たとえば、国民一人につき10万円のコロナ給付金が支給されたあと、私は、そのお金で、小型自動二輪の免許を取りに行きバイクを買った。
それまで原付バイクに乗っていたのだが、あまりにも法規上の制限が多いのに嫌気がさして、乗り換えたいと思っていたところに10万円が舞い込んだので、これ幸いと利用させてもらったのである。
そうしたら、数週間後のニュースに「小型バイクの売り上げが好調」という記事が出ていた。
三密を避けて出勤する人たちが、交通手段として、小回りが利き税金も安い小型バイクを選んでいる、ということだった。
給付金が追い風となったのだろう、とも書いてあった。
私のように、給付金を握りしめて自動車学校に行き、バイクショップに行った人が、大勢いたということだ。

また、こんなこともあった。
敦賀に来てからもコロナ禍は続いていたため、私はおひとりさまでも楽しめる趣味として、釣りと洋裁を始めたのだが、これまた、私のような人たちによって、釣り具とミシンがよく売れていたことをあとから知った。
SHIMANOとBROTHER工業、今もお世話になっている。
とくに、SHIMANOは、釣り具だけでなく自転車の売れゆきも好調だったため、2021年9月には最高値を更新していた。
すごい。

なんてことだ。
世間の動向など観察しなくても、私は、私がしたいと思うことを注意深く観察していれば、特定の株の値上がりを予想できたのではないだろうか。
私はいわゆる「アーリーマジョリティ」なのではないか?

今後も、株に手を染める予定はないのだが、どれくらい自分が、株の値動きの指標となりうるのかをチェックするため、「これ、ほしい」「あれ、やりたい」と思ったことは、全部書き留めておこうと思っている。
あとから株価の上昇と照らし合わせてみて、どれほど自分が消費の指標となりうるのかを確認してみるつもりだ。

**連続投稿437日目**


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