1冊目:死ぬほど読めて忘れない高速読書

本のカバーデザインは微妙ですが、良本です。
この本では、30分で1冊の本を3回に分けて読む、という読書法を勧めています。「分散効果」「エピソード記憶」「アウトプット」の3点をセットとして、脳科学の観点を用いて、説得力のある内容でした。
提案された方法が自分にとって最適でないところもありましたが、本で説明されている観点を用いて、うまく自分用にアレンジすることもできそうに感じました。

読んだ目的

 これまでいろいろと本を読んで来ましたが、いざ他人にその本のことを紹介しようと思っても、内容を覚えていないことがほとんどでした。本を読んだその時は刺激を受けても、それが記憶に定着したり、日常に影響を与えていないようでは、本を読む時間がすごくもったいない!と思い、読書法を見直すためのヒントを得るためにこの本を読みました。

30分で3回読む方法

この本が言いたい内容は1つだけ「1冊の本を3回に分けて30分で読む」という読書法です。
1回目は15分で、2回目は10分で、3回目は5分で読みます。

どうすれば1回目に15分で読み切れるのか?
1回目は、15分で本全体をさっと読み通します。
速読のような特別な方法は説明されません。
いかに脳の集中力を高めるかについて説明されています。
ストップウォッチで測る・目次は読まない・ドッグイヤーをするなど、練習などが不要ですぐ取り組めそうな内容になっているので、やってみようという気にさせてくれます。

2回目はメモをとりながら、エピソード記憶に残す。
2回目は、ドッグイヤーで目印をつけたところと理解が追い付かなかったところだけを読みます。
そして、自分が思ったことを本に直接青ペンで殴り書きすることで、エピソード記憶に残します。

3回目でアウトプットする
本で得た知識を、どう自分の行動につなげるのか?をノートに書いていきます。アウトプットに時間をかけると続かないので、短く箇条書きで書いていきます。

自分流にアレンジしてみた

本の内容は説得力があり、とても刺激を受けました。
一方でちょっと自分には合っていないように感じた箇所もあったため、自分流にアレンジしてみました。

1回目は、さっと読んで、気になったところに付箋をつける
本の中では「付箋は用意する手間があるからドッグイヤーをする」と書かれていましたが、どうしても本を傷つけるのは自分の性格的に無理なので、付箋で印をするようにします。
たまたま雑貨屋で見つけたカード型付箋が栞も兼ねれていい感じです。

2回目は、ポメラにメモしながら付箋のところを読む
やっぱり本に書くのは嫌なので別のところにメモします。
メモは何でも良いのですが、自分の手元にあるポメラを使うことにしました。ノートPCだと起動が面倒、ノートに手書きだと後述のアウトプット時が面倒という点から、間をとってポメラを使ったという感じです。

3回目は、noteに読書ノートを書く
自分のモチベーション的に「自分のためだけのメモを残す」より「誰かに見られているかもしれない」といったところに書くほうが、やる気がでます。
せっかくなのでnoteに書いてみることにします。
それでも、書評みたいな形でちゃんと書くのは時間がかかりすぎるので、あくまで自分の読書ノートみたいな形で書けたらと考えています。

まとめ

この本で提案されている30分で3回読む方法は、短い時間でしっかりと記憶に残すという点で、とてもいい方法のように感じました。
ちょっと自分流にアレンジしすぎたかな…と思いますので、しばらくこの読書法を続けてみて、どうだったかについて記事を書けたらと考えています。


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