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「ちいちゃくても生きてるし、生きてく」

 この歳になっても、まだまだ親や実家のことを聞かれる機会があるもんやなー、と感じます。大人になれば、良くも悪くも、色んなことから隠れながら生きていけると思ってましたが、意外とそうでもないものですね。

 大阪生まれ大阪育ち、上京してから約6年。生粋の魂を売った系関西人やらしてもろうてます、今年30歳低身長男です。
 
 僕には両親がおりません。「いない」と言うと死んだと思われますがそうではなく、父は2年程前にようやく死にましたが、母はどこかで楽しく生きてます。
 母と生き別れたようにも思われますが、それも違います。思ったより複雑な家庭環境です。
 1994年に産声を上げ、幼稚園年中さんから中学2年生まで施設で育ち、両親が離婚し母子家庭になり、高校3年生の時に母が蒸発し、それ以来、文字通り1人で生きていました。ぎゅっと書くと、ぎゅっと書けるものですね。

 上京したことも相まって、どの職場でも長期休暇に差し掛かると、「実家帰るの?」という言葉をなげかけてきます。時代は今や令和。ジェンダー問題などで、自分の当たり前を押し付けないという考えが広まる中、なぜ家族のことは平気でズケズケと土足で入ることは許されるのか、いつもいつも疑問です。
 家族がいるのが普通。家族と仲良いのが普通。実家があるのが普通。実家に帰るのが普通。
 「僕にとっての普通」と「世間にとっての普通」は、理解し合えることはほとんどないに等しいはずです。
 僕にとっての普通は、「家族は、所詮他人」「大人は誰も守ってくれない」です。
 僕は家族団欒なんて知りませんし、家族旅行や誕生日会すらない世界線です。

 色んなとこで、色んな人から、色んな普通を押し付けられてきました。
 なので、僕は僕の普通をここで押し付けようと思います。
 下手くそな文章でぐちゃぐちゃと書き殴っていきますが、どうぞよろしくお願いします。

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