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フランスの〈ONA〉がヴィーガンレストランとして初のミシュラン獲得

フランス南西部のレストランONAが、ヴィーガンレストランとしては初となるミシュランを獲得しました。ONAとは「Origine Non Animale」または「Non-Animal Origin」の略だそうで、同店で提供する料理は地元産の野菜を中心としたコースメニュー。

2016年に開店したONAは当初、フランスの保守的な銀行からの融資をことごとく断られ、クラウドファンディングからの資金調達とエシカルな銀行Nefからの融資によってようやくオープン。今回の受賞はオーナーのヴァレー氏にとっても「電車に轢かれた気分!」と表現するほど。(いい意味で)

今回のミシュラン初となるヴィーガンレストランの受賞は、おそらく近年のミシュラン自体のダイバーシティを広げる戦略の一環だと思われます。

昨今の世界的なSDGsやESGの動きから、ただ高級なお店をノミネートしていくという体制はもはや時代にそぐわない、とまではいかないかもですが、COVID後の現在の状況も踏まえて、ちゃんと時代の流れにキャッチアップしていこう、というミシュランの方向性かと思います。

ミシュランが昨年からスタートした「グリーンエンブレム」というレストランのサステナビリティを表彰するプログラムもそんな動きの一つ。

サステナビリティやヴィーガンといった、今後の飲食業界にとって重要なトレンドをカバーしていこうという動きが見られるのは業界にとっては基本的に良いことだと思います。






こんにちは。ベトナムのホーチミンに住んでます。Pizza 4P'sというレストランのサステナビリティ担当です。