見出し画像

ダイアモンドとは何か? 第2部ダイアモンドの歴史とダイアモンドとは何か?

MOTHER’s DIAMONDのコレクションは完全受注生産です。
ご来店いただきサンプルをご覧ください。
ギフト・プレゼントのみ承っております。

構成は2部で今回は第2部です。
1部    マーケットを客観的に見た時の現在の状況理解
2部 ダイアモンドの歴史とダイアモンドとは何か?

第2部ダイアモンドの歴史とダイアモンドとは何か?

・これまでのダイアモンドの歴史とジュエリーの歴史

ダイアモンドの歴史は古く紀元前78年まで遡りインドで初めて発見されました。
その後に渡りヨーロッパでは特権階級の男性が女性に持たせるものとなりました。世界で最初にエンゲージを女性に贈った人はオーストリアのマクシミリアン大公です。そのお相手はブルゴーニュのマリー悲鳴にMの文字をかたどったリングだったそうです。フランスのマリーアントワネットが存在を誇示するためにダイアモンドの大きさや品質に価値を求め、その特権階級に一般大衆が憧れるとともにダイアモンドやジュエリーの存在が大きくなってきました。今日でも絶大な存在感を誇る海外のスーパーブランドが積極的に啓蒙活動し当時からダイアモンドの価値を創造してきました。
彼ら築き上げたイメージは「ダイアモンドは富と権力の象徴である」ということです。
ヨーロッパでは女性は男性の所有物→キレイな女性が高価なものを身に着ける→それが男性にとって富と権力の象徴となったのです。
つまり「大きなダイアモンドを持ち歩くということは、富と権力を持ち歩く」ということだったのです。

一方、日本では江戸時代末期、ヨーロッパから日本にダイアモンドが初めて入り、本格的に流通しはじめたきっかけは1883年に鹿鳴館で踏会が開催され始めてからです。
そしてデビアスが1970年代日本の高度経済成長期にだれもが聞いたことがある「婚約指輪は給料の3ヶ月分」(当時の結納金と同じ相場)というキャッチコピーと共にエンゲージのキャンペーンを打ちます。1980年代には結婚10周年を祝うスイートテン、1990年代では「過去・現在・未来」トリロジー、2000年代ではForeverMarkDiamondのキャンペーンを行いました。

日本にダイアモンドの文化が入り150年余りが過ぎた日本のジュエリーマーケット規模はバブル期の3兆円を最高とし以降、右肩下がりで2019年では9000億円台まで落ち込んでいます。
これまで日本ではダイアモンドの文化も価値も全て欧州から輸入し、日本の文化に合わせた独自のクリエイティブな提案をエンドユーザーに向けて発信した人はいなかったように思います。
元々欧州では着飾る文化があり2017年末に研修視察でパリを訪れる際に勉強しましたが、今でもサロンやカジノの文化がありダイアモンドを身に着ける機会があります。
良くジェエリーの店頭で使っていた「ちょっとしたパーティーにいかがですか?」という接客文句ですが言う方も聞く側も違和感があり日本に「ちょっとしたパーティー」が存在しないことが分かります。結婚式、レセプションパーティーなど日本にもありますが、それほど機会は多くありません。

・ダイアモンドとは何か?

『ダイアモンドとは何か?』という答えが出せないまま悶々とした日々を過ごしていましたが、多くの方々と会話する中で、「ダイアモンドだけを買いたいと思わないし、ダイアモンドだけをもらってもそれ程、嬉しくない」という意見が多数ある一方で「エンゲージリングとマリッジリングは買いたい」「貰えたら嬉しい」という意見も多数ありました。
このことはダイアモンドとジェエリーが全くの別の存在であることを意味しています。
つまり「ダイアモンド」+「プラチナorゴールド」=ジュエリーであり「ダイアモンド」=「ジェエリー」ではないということです。
プロポーズという想いをダイアモンドに込め、プラチナやゴールドの器に留めて贈られるため、その想いの強さにプロポーズされた方は感動します。
ダイアモンドは科学的にモース硬度10、地球上で最も固い物質であり、同じグレードは存在しても全く同じものは存在しない唯一の存在であり、何万年たっても変化することない永遠不変です。人間や星に寿命はあってもダイアモンドに寿命はないのです。
ダイアモンドに携わって20年近く掛かって出せた一つの答えです。

これから

「永遠普遍なダイアモンドに想いを込めて大切な方にプレゼントし受け継いでいく」という
ダイアモンドの新しい価値を創造し提案していきます。

つまり、ダイアモンドはその想いの最上級「母性と愛情の象徴」なのです。

「プレゼントされたダイアモンドを持ち歩くということは、プレゼントしてくれた方の母性と愛情を持ち歩くこと」なのです。

2部に渡る長文を最後までお読みいただきありがとうございました。
共感していただける方がもし、いらしたら幸いです。

2023年10月5日
MOTHER’s DIAMOND
BRAND MANAGER

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?