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望月慎の経済学・経済論 第二巻

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第一巻以降に発表した経済学・経済論noteと、マニアック経済学論の方に発表したnoteをまとめました。 第一巻はこちら→ https://note.mu/motidukinoyo… もっと読む
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#銀行

中央銀行の存在意義と機能限界 前編

※※※「望月夜の経済学・経済論 第一巻」(11記事¥2800)発売中!(ただしこの記事は含まれていません)※※※ 中央銀行の役割・役割範囲については、いくつかのnoteで間接的に触れてきました。 例えば、なぜ異次元緩和が失敗に終わったのか(及びアベノミクス(ないしリフレ派)の理論、及びその欠陥(マニアック))では、中央銀行がマネーサプライおよび総需要に影響を持たなくなる経済状況(信用創造の罠)について論じました。「お金」「通貨」はどこからやってくるのか?では、マネーサプラ

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「信用創造」(銀行融資による貨幣創造)に関する誤解とその修正

信用創造という言葉は、一般的には以下のような(誤った)意味で理解されているのではないかと思います。 信用創造とは、銀行が預金と貸し出しを連鎖的に繰り返すことで、お金(預金通貨)が増えていくしくみをいいます。(ウェブページ金融大学より) より具体的に言えば、以下のような理解(というより誤解)です。 (いずれも日本語版の信用創造Wikipediaから) こうした説明は、公民の教科書や経済学の教科書などでも繰り返され、疑うことも出来ずに信じ込んでいる人々が大勢居ると思います

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