伝わる人vs伝わらない人!結論から話すコツとは?
今回のテーマは「伝わらない…を撲滅する!結論から話すコツ」です。
セミナーにお申し込みいただいた方からのコメントです。
「普段から『結論は?』と言われることが多く、無意識に話しているせいか、なかなか改善されません。特に急に質問を振られた際に答えるのが苦手です。『結論から話せ』と言われても、実践に落とせず困っております。少しでも改善できるとうれしいです」
今回いただいたように、特に結論から話せないケースは、
・急に何かを質問されたとき
・とっさに話を振られたとき
・想定外のことを聞かれたとき
ではないでしょうか。
こういう状況だと、話を整理する時間がないですよね。
もし時が止まって何分でも考える時間があれば整理できると思いまが、そんな時間はありません。現場は生物ですからリアルタイムに動いています。
今回は、急に何か質問されたとき、とっさに話を振られたとき、想定外のことを聞かれたときでも、結論から話せるようになるには?
その具体的なポイントをお伝えいたします(^-^)/
そもそも結論とは?
まず「結論とは?」を見ていきしょう。
結論とは、
・自分が最も伝えたいこと
・今から話す核になる部分のこと
・話したいことのまとめ
など、様々定義できます。
でも、話す目的は「伝える」ことでなく「伝わる」ことですよね。
伝わったかどうかを判断するのは誰でしょう。
そう、相手ですね。
なので結論とは、「相手がもっとも聞きたい一行」と定義すると非常に伝わりやすくなります。
相手がもっとも聞きたい一行
それを踏まえると、結論から話すコツは、
相手が最も知りたいことを察知すること
になります。
話を体系的に整理するには時間が必要ですが、まず
「相手がもっとも知りたいことをは何だろう?」
を少しだけ考えて、それから話す。
これだけでも随分結論から話せるようになります。
例えば、上司から「午前中の商談どうだった?」と聞かれたとしましょう。
上司が聞きたいのは、ほとんどのケース、商談の結果ですよね。
「受注が取れました」とか「受注はいただけませんでした」とか。
まず結論に相手が知りたい一行を持ってきます。
悩みを相談されたときはどうでしょう。
「こうするといいよ」とアドバイスすることもあれば、「そうだな~、それは難しい問題だな…」と感想を伝えるのも結論です。
相手が具体的なアドバイスを求めていることもあれば、アドバイスはいらないので話を聞いてほしいときもあります。
目上の人から「君はどう思うかね?」と意見を求められたときはどうでしょう。
「私の意見はこうです」と理路整然と結論から伝えたほうがいいときもあります。相手が本当に意見を求めているときです。
「私はこう思いますが、まだ考えを明確にできていなくて…」という結論が機能するときもあります。それは相手が何かこちらに教えようとしているときです。
つまり結論は相手の状況や状態によって変化するということですね。
説明上手は真っ先に相手の顔が思い浮かぶ
拙著『話し方すべて』に「説明が上手い人は」という項目があります。
説明が上手い人は、いの一番に相手の顔が思い浮かぶ人です。
プレゼンするにしても、報告するにしても、普段から「相手がもっとも聞きたい一行は?」を考えている人。
ここから始める人は、話が伝わる頻度が抜群に高まります。
「相手がもっとも聞きたい一行は?」
それが合っているか、間違っているか、それは言ってみないとわかりません。相手の反応次第です。
でも、それが実績として蓄積され「こういうケースはこういう結論が有効」というデータベースが溜まっていきます。
人は自分のことを考えてくれる人に出会うと嬉しいものです。
自分のことを考えて発言してくれる人に対して、たとえそれが間違っていいても人は無下にできません。
やはりコミュニケーションの要諦は相手を尊重することですね。
ぜひ動画でも詳細を解説しておりますので、お時間あるときに視聴ください~(^^)/
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【モチベーション&コミュニケーションスクール】
あがり症・緊張を改善するセミナー
伝わる話し方が身につくセミナー
【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎「質問の一流二流三流」(明日香出版)
◎「話し方の正解」~誰とでもうまくいく人の55のルール~(かんき出版)
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
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