何でも話したくなる!会話上手がやっている「相手の心を開く3つのポイント」
今回は、アっという間に相手が心を開いてしまう心理学の「オープナー」についてお届けいたします(^-^)/
オープナー(opener)とは、相手の自己開示を引き出すことが得意な人のことを言います。
・とても話しやすくていつも会話が盛り上がる
・その人と話しているとつい自分が話すぎてしまう
・話を聞いてくれるので何でもしゃべってしまう
そんな相手です。
「オープナー」は、南カリフォルニア大学や上越教育大学でも研究されており、「オープナー」の特性が高い人は、
・相手の精神状態を良好にする
・相手から好感を持たれやすい
ということが実験結果からわかっています。
相手が安心して話せる空間をつくる。
これはコミュニケーションにおいてとっても大切なことですね。
当社ではセミナーや企業研修を含めると、延べ10万人の方に受講ただいておりますが、やはり100人に1人くらい、この「オープナー」がいます。
そこで、まずはオープナーの気質を知ることから始めていきたいと思います。
オープナー気質とは?
3つの質問させてください。
質問①:あなたが職場でよく話す相手について、あなたどれだけ知っていますか?
あなたが職場でよく話す相手を3人ほどピックアップしてみてください。
そして、その人の個人情報をどのくらい知っているか?確認してみてください。
個人情報は、家族構成・趣味・好きなことなど、できれば仕事以外のことがいいですね。
これは無理に個人情報を聞き出してほしいということでありません。
オープナ―の人は話しやすいので、「出身」「家族」「趣味」など、相手から個人情報を開示されることが多いのです。
ピックアップした3人とも、仕事以外のことをよく把握していたとしたら、あなたは心を開て話しやすい人かもしれません。
質問②:あなたは「話を聞くのが上手い」と言われたことはありますか?
ハーバード大学の研究によれば、自分の話しているときのMRIを計測したところ、お金をもらうときや食事をしているときと同じホルモンであるドーパミン(快楽系)が出ていたそうです。
自分の話をするときは、それくらい心地がいいということですね。
話を聞くのがうまい人は、相手からドーパミンをドバドバたくさん出しているということです。
これもかなり「オープナー」の特性があると思います。
質問③:表情についてよい評価をされたことはありますか?
「明るいですね」「朗らかですね」と言われたことはありますか?
これはだいたい表情を見て判断されています。
表情とコミュニケーションとの関係性は色々な研究がなされています。
例えば、無表情の親御さんに育てられたお子さんは問題を起こしやすいとか。表情が豊かな人は相手との関係性をつくりやすいなど。
明らかに「話しかけやすい表情」と「話しかけにくい表情」があると思います。やはり表情は大事です。
以上、オープナーの気質に関する質問を3つさせていただきました。
質問①:あなたが職場でよく話す相手について、どれだけ知っていますか?
質問②:あなたは「話を聞くのが上手い」と言われたことはありますか?
質問③:表情についてよい評価をされたことはありますか?
全部YESなら相当のオープナー気質があると思います。
①自己開示から始めてみる
>質問①:あなたが職場でよく話す相手の情報について、どれだけ知っていますか?
相手の情報をあまり知らなくても、無理に聞き出すのはよくありせんよね。
そこで、仲良くしたい相手なら、まず自己開示からはじめてみましょう。
例えば、
「先週初めてゴルフに行ったんですけど、◯◯さんはゴルフやりますか?」
「最近〇〇にハマりだしたんですけど、◯◯さんはどんなことにハマっていますか?」
など、自分から手札を一枚見せて、相手からも見せてもらうようにすると、相手も自然に話しやすいと思います。
②好奇心を持ってみる
>質問②:あなたは「話を聞くのが上手い」と言われたことはありますか?
よくコミュニケーションの教科書には「相手に興味を持って話を聞きましょう」と書かれています。
でも、興味を持つってなかなか難しいですよね。
そこで、興味ではなく「好奇心」を持ってみるのはいかがでしょう?
好奇心とは、知らないことを知ろうとする気持ちです。
私は、誰かと話していて、自分が知らないことを教えてもらえると「ネタが増えた!」という気持ちになり嬉しくなります。
私はゴルフはしませんが、ゴルフをやる人の話はメチャメチャ好奇心をもって聞きます。
それが何かの学びにつながるかもしれません。研修や講演など話すかもしれません。
もし相手が「私、アラスカのことが好きで研究しているんです」なんて言われたら、「なんでアラスカのことを研究しているんですか!?」と好奇心が爆発します。
仕入れた情報は常にストックしてあるので本の執筆などにも活かせます。
興味がなくても、そこで仕入れた情報は何かの役に立つかもしれません。
ネタの収集だと思って好奇心を持って話を聞いてみましょう。
③相手が見たい顔をする
>質問③:表情についてよい評価をされたことはありますか?
人は無表情でいるほうが楽です。
でも、コミュニケーションは相手をベースにすると上手くいきます。
やはり、自分がしたい顔ではなく、相手が見たい顔をすると喜ばれますね。
そこで、元気で明るくて朗らかな表情を意識してみることです。
よく「90日ルール」といわれますが、人間の細胞は90日くらい(3カ月)で1回入れ替わると言われています。
3ヶ月くらい頑張って豊かな表情を作ってみましょう。きっとその表情が標準になります。
当スクールの講師でも、表情が豊かな講師が何人もいますが、
無理して笑っているわけでもなく、相手が見たい顔を意識していると、だんだんと標準がそういう顔になってくるそうです。
下記動画でも詳しく解説しております。
ぜひ「相手の心を開く3つのポイント」をマスターしてまいりましょう!(^o^)/
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【モチベーション&コミュニケーションスクール】
あがり症・緊張を改善するセミナー
伝わる話し方が身につくセミナー
【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎「質問の一流二流三流」(明日香出版)
◎「話し方の正解」~誰とでもうまくいく人の55のルール~(かんき出版)
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
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