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子供には失敗する権利がある

下の娘(2歳)の頑固さが止まりません(笑)
大人から言われることすべてが嫌のようです…
着替え、食事、寝ること…全部拒否されてしまいます。
大人側も手を変え品を変え、彼女の気分を損なわないように、なんとか上手く誘導できるように工夫しています。
毎日が闘いです!

1.私も箸が使いたい!
いつもスプーンとフォークで食事をしていた次女ですが、周りを見て箸が使いたいと言い出しました。
長女が使っていた「エジソンの箸」という箸に輪っかが付いているものがあったので、それを使うことになりました。
お母さんはおもちゃをその箸で取る練習をしてから実際の食事へと考えていたようでしたが、次女の考えとは違いました。
次女は、練習をとばして、いきなり本番の食べ物からいきたい、と主張します。

・大人…食事をこぼしてほしくない
・子供…自分の思うようにやりたい

主張合戦が続きます。
結局、頑固な娘の言う通りになりました。

初めての箸に、当然使い方がわかりません。
輪っかに通す指を何度も何度も伝えます。
そして、食べ物も上手くつかめません。
その状況に子供も大人もイライラが募ります。

2.子供には失敗する権利がある

心理カウンセラーの衛藤先生の言葉です。
砂浜で砂のお城を作っていた男の子への日本人とドイツ人の親の対応のエピソードが紹介されます。

日本人のお母さんは、
「波が来るから、もっと上の方でしなさい!」
「こうやったほうが上手にできるわよ!」
「もう、仕方がないから一緒に作るわね!」
という対応だったそうです。

対して、ドイツ人のお母さんは…
何も言わない、とのことです。
何度、お城が壊れようが、波に襲われようが、みすぼらしいお城ができようが、ただただ優しく見守るだけ。

そして、紹介されている言葉が、
「子供には失敗する権利がある」
という言葉です。

日本人とドイツ人の子供たちがどのように育つのか?
砂のお城を作っている子供の表情は、気持ちは、どうでしょうか?
とても考えさせられるエピソードです。

3.さて、エジソンの箸はどうなったのか?
何度も失敗を繰り返し、ご飯をこぼしまくって、イライラを募らせてきました。
お母さんも娘もです。
でも、数日後にはいつの間にか、上手に自分で握れるようになっていました。

失敗は、怖いです。
子供の失敗は、大人にとっては面倒なことばかりです。
子供の機嫌が悪くなり、後始末もしなくてはいけません。
しかし、子供の成長には必要なものです。

子供たちの失敗する機会を先回りして奪わないようにしたいものです。

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