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この部の本業はドッキリを仕掛けることです。部長としての宣言。三度目の九州でドッキリさせてやるぜ。

人の数だけ悩みが存在するならば、人の数だけドッキリが存在しても良いはずなのだ。これを唱えてからあっという間に四半世紀を迎えている。

私は、私の悩みの分だけ人にドッキリを与えるという命題をきちんと出来ているのだろうか。丁寧に。丁寧にドッキリしたい。

迷うあなたの暮らしにドッキリを

私のスローガンだ。

仮に、ドッキリが失敗するとそれと同時に沸き上がるのはこの感情。それは、相手に与えてしまう決定的な嫌悪感。あなたのためと言ってはみるものの弁解する余地もない。

そして成功したはずの裏側にも確かに存在するもの。

それはほんの少しの嫉妬心。
始まりは少しの嫉妬心。

だけど、皆嫉妬が好き。
するのもされるのもね。

決行した私も、決行されたあなたも、決して心から満足を出来ないドッキリワールド。当事者と関係のない第三者だけが幸福感に襲われる仕組み。誰が考えたのだろうか。

私はこの表裏一体のスリルから逃れられない。

そして、逃れたくないのだ。

「どうして私に教えてくれなかったの?」

「もちろん教えたかったんだよ。ベイビーちゃん。でも美女をアシスタントにすることは出来ないんだ。ベイビーちゃんにどう見られるかばっかり考えてドッキリに集中出来ないからさ」

芽生える恋心。

そんな期待を私は四六時中、抱いている。むしろ四六時中抱かれたい。

「もしかして、そのセリフもドッキリなの?ドッキリなのね?もう何も信じられないわ」

私は、ベイビーちゃんの頭をポンポンしようとしたが、避けられながら最後にこう告げる。

「真実は君の悩んだ分だけさ」

「もう。ドッキリドキドキさせないで」

ベイビーちゃんの潤んだ瞳に、私だってドッキリしていた。

タイトル「恋心とドッキリの相関図に関与する私と君との恋模様は晴れトキドキウフフ」

著コニシ 木の子

「秘密の性癖短編集48手」より抜粋

最近流行りの長文タイトルに
アダルトな雰囲気を感じるのは私だけですか?

本題です。

「やってやりましたよ」

僕が友人のポップから、その言葉を聞くのを楽しみにしているのはいつものことだ。

それは興奮の連絡だった。

「落ち着けよポップ。君はだいたいやってるんだ。今に始まったことではないんだ」

僕は、落ち着きながらも話の続きが気になっていた。ポップがそう言うのなら、きっとそれはやったことなのだ。驚く準備は出来ている。

 宇城市のイベント

話は、2023年の秋頃に遡る。
僕達には、2005年の日本縦断企画で出会った旅での知り合いが、多く全国に存在する。その中の一人が熊本県八代市のスーパースター。タケテルだ。

その、タケテルから僕に連絡が入った。

「やぁ。準備はアロハかい?」

こういうところが好きなのだが、普段の僕はイケメンを絵に描いたような真面目な中年であり、こういうテンションにはついていかないタイプである。

「どうしたんですか」

「大関の仕事が決まりました」

一人テンションが高いタケテルは、上記のイベントが決定したことを教えてくれた。タケテルは、イベンターであり、事業者であり、ミュージシャンであり、PAさんでもある。

僕達は、KONISHIKIのことを大関と呼んでいる。これは本物の尊敬からだ。

ここで一つ整理したい。僕の人生は、鬱屈した十代から大関と出会った二十代で大きく転換する。僕のnoteの始まりは全てこの二十代の記録と記憶を紡ぐことから始まり、2022年のKONISHIKI来日40周年イベントを自分たちの手で企画開催し、僕の地元神奈川県伊勢原市で開催して皆でお祝いしたいということを残すことを目的としていた。それがこれ。

僕達が二十代で実行した経験は、始める前から

「これは今しか出来ないことで、俺たちは生涯楽しく呑めることになる」

と、感じていたように人生で大きな転換になった。僕達はこの経験がなければ、今と同じくらい女性を喜ばせ、女性に愛され、女性を愛しているのかは、全くの不明なのだ。

僕のペンネームは、「コニシ木の子」これは、大関から息子と呼ばれているからだ。つまり、「コニシ木の子」→「KONISHIKIの子」だ。

そして、僕が部長として所属する唯一の倶楽部。それがK.D.C→K(小錦)D(ドッキリ)C(倶楽部)だ。

熊本で開催されるイベントは、タケテルから毎回連絡が来る。そして過去二度ほど、K.D.Cを開催した歴史があるのだ。

ドッキリで大関に会う。

九州でバッタリ会うという、ドッキリを過去二度企画している。が、ドッキリする前に二度とも発見されたり失敗したりしている。

第一回遠征2014年可愛い32歳
バスで着いたホテルで降りた瞬間に
大関に出会って失敗した伝説
 第二回遠征2018年色気が溢れる36歳
軽トラはレンタル
空港で出待ちしようと旗を掲げて待っていたら
飛行機を間違え、会えずに失敗した伝説
もちろんユニホームもあるよ
他に可愛いアウターやTシャツ
名刺に判子、小錦グッズで家が溢れてる

部長の私と副部長のポップが正部員なのだが、全国に部員が存在し、僕達が遠征するたびに各部員に声をかけ動くのだ。

実に今回6年ぶりにやることにした。

そう。我々はやるのだ。

今度こそドッキリするのだ。

僕達は、このイベントに行く。
それは、初めから決められていたことかも知れないし、そうではなかったかも知れない。

僕達は知っている。
九州の夜はとてつもなく楽しいことを。
九州のご飯はとっても美味しいことを。
九州の人達は優しくてキレイなことを。

そして、情に熱い。

お近くの方はぜひお越しください。
前もってお知らせください。
出来れば、会いましょう。

「やってやりましたよ」

ポップのその言葉を待っていた。彼は同じ失敗は繰り返さない。

「同じ飛行機の隣の席を取った」

僕達は、機内でドッキリすることになる。

今でも相撲を愛し、相撲のことを考え、還元している姿を見るたびに嬉しさと同時に生涯貫くことの素晴らしさを知る。

大関のトークショー。経験からくる言葉はとても響きます。何が誰に何のきっかけを与えるのかは、誰も知りません。だけど、その一つになり得るかも知れません。

ついでに僕達の話も聞いて欲しい。

照準を合わせ全力で残り一ヶ月を家族に捧げ、行かせてくれることに感謝します。

なんのはなしですか

どうか、会ってる時だけはいつまでもアホな息子達でいさせてください。

これがドッキリにならないように、
そして本人に伝わらないように
心から無事に当日を迎えたい。

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