見出し画像

2023年Twitterでの今年の私的ベスト日本酒上半期10選ランキング集計

さて、2023年下半期もしっかりがっつり猛暑日と共に始まっておりますが、毎年恒例、Twitterハッシュタグ

#今年の私的ベスト日本酒上半期10選

をばっくりと銘柄で取りまとめようという記事です。

情報を集めたうえ、色々と文字を編集しないといかんのですが、手作業故にこの銘柄を入れてる人はこれも入れてるという傾向も見え、結構参考になったりします。

AIでもそのうちそこらへん見えてくるのだろうなぁと未来を思ってみたり。

ともあれ、2023年もとりまとめてみました。

過去の結果はこちら

2022年

2021年

2020年

2019年

尚、2023/06/01~2022/7/12(AM)までの集計です。大体110人ほどで1083票集計しました。必ずしも10挙げているわけではないのでこのような数字です。

今年も皆さん確り特定名称や酒米だとか細かく商品が記載されていましたが、集計が多岐に渡るので、大ざっぱな銘柄でまとめました。

当然、ものが変われば味も変わるので、あくまでお遊びとして参考にして頂けたら幸いです。

今年も折角なので20位まで発表。


20位(同率8票):鍋島/富久千代酒造(佐賀)


出典:Amazon

季節酒、限定酒で票が入りがちな中、定番で票を取るあたり、声には出てこない人気が思わず漏れ出てランクインって感想でした。流石の実力。はい、ワイングラスでいただいちゃいましょう。

20位(同率8票):たかちよ/高千代酒造(新潟)


出典:Amazon

1年ぶりにランクイン。今年は何と言ってもシン・タカチヨが人気。低アルコールで昼専用を名乗る日本酒に票が集まりました。ヒット商品が一つ生まれると爆発力がありますね。

16位(同率9票):榮光冨士(栄光冨士)/冨士酒造(山形)


出典:Amazon

榮光冨士も1年ぶりにランクイン。そうは言えども常に人気の銘柄。限定銘柄を多く発売しておりますが、それももはや毎年の定番化しファンを獲得しているのではないかと思います。

16位(同率9票):寫樂(写楽) /宮泉銘醸(福島)


出典:Amazon

寫樂も常連。鍋島同様、毎年定番酒中心に票を集めてここらへんの順位にあるので、個人的にですが、手に入りやすく常に人にお勧めできる銘柄って気がします。

16位(同率9票):産土 /花の香酒造(熊本)


出典:花の香酒造公式HP

昨年発売され、いきなり3位になった産土が16位。今年も人気はあるのですが中々手に入らない状況の結果かなと思います。僕も昨年一回しか飲んだことがありません。また飲みたいものです。

16位(同率9票):楽器正宗/合名会社 大木代吉本店(福島県)


出典:Amazon

2019年ぶりにランクイン!当時はAmazonにも取り扱いがなかったのですが、今やAmazonや楽天でもお手軽に買える。着実にファンが増えている印象ですね。

15位(10票):花陽浴(はなあび)/南陽醸造(埼玉)


出典:Amazon

所謂、プレ酒になっている花陽浴は5年連続ランクイン。その名前と味わいの一致感が凄いですよね。花陽浴と書いて「はなあび」と読ませるお洒落さやラベルデザインなど、一つ一つのイメージが密接に結びついていて、味もさることながらブランディングも素晴らしいと思います。

14位(11票):風の森 /油長酒造(奈良)


出典:Amazon

風の森は2年ぶりにランクイン。低精米の507、高精米の807もさることながら、特にALPHAシリーズが人気だったように感じました。

11位(同率14票):田酒/西田酒造(青森)


出典:Amazon

言わずと知れた田酒ですが、昨年からさらに票を伸ばしてきました。一昨年から色々チャレンジングな試みをしており、それが響いている感じです。これまでの実績に胡坐をかかず挑戦する姿勢の結果が見えるとこちらも嬉しくなりますね。

11位(同率14票):光栄菊 /光栄菊酒造(佐賀)


出典:Amazon

もはや鍋島と並ぶ佐賀の二大巨頭とも言うべき光栄菊。発売当初より買いやすくなってきているのも嬉しいところ。納得の順位です。

11位(同率14票):みむろ杉 /今西酒造(奈良)


出典:Amazon

満を持してみむろ杉が初ランクイン!!今までランキングに入っていなかったことを意外に思われている方も多いのではないでしょうか。毎年票は集めておりましたが、低アルコールの菩提酛がさらに人気を底上げしたようです。

10位(同率10票):而今/木屋正酒造(三重)


出典:Amazon

はい、例によって5年連続ランクインです。もはや僕が説明する必要はないのですけど、意外と毎年順位にブレがあるので、ここらへんが新進気鋭の銘柄を入れるかどうかの試練石になっているではと思ったりもしています。

9位(16票):天美/岡崎酒造(山口)


出典:Amazon

一昨年、昨年2位の天美が9位。爆発的人気から少し落ち着くと人気が定着したなぁって思えますね。なんとなーくですが女性アカウントっぽい方からの人気があったように感じました。

7位(同率20票):飛鸞/‎森酒造道(長崎)


出典:Amazon

なんと昨年初ランクインから同じ得票数で7位。生酛造りにこだわった日本酒。一つの限定酒に票が集まるというより満遍なく得票があったことからも一過性じゃない人気を感じます。

7位(同率20票):十四代/高木酒造(山形)


出典:Amazon

例によって5年連続ランクイン。僕が日本酒好きになったころからずーーーっとプレ酒でとんでもないことだなと思います。そのころは久保田もまだプレ酒の範疇でした。今はイオンでも買えてそれはそれでありがたい。十四代もイオンで買えないかなぁなんて思ったり。

6位(25票):信州亀齢 /岡崎酒造(長野)


出典:Amazon

天美同様、一昨年ランクインして昨年大きく票を伸ばした信州亀齢。今年も天美と同じく少し落ち着きました。といっても、ツイッターを見るに発売後即完売という人気ぶりで中々買えないということもあるのかなと。

5位(26票):仙禽 /株式会社せんきん(栃木)


出典:Amazon

5年連続ランクインながらも、今年は初の5位以内!季節酒人気は勿論なのですが、United Arrowsとのコラボもよくあがってました。アッサンブラージュやテロワールといったワインの概念を上っ面でなく取り入れたお酒が新酒鑑評会で金賞を取ったりと今後も見逃せません。

4位(同率30票):あべ/阿部酒造(新潟)


出典:Amazon

なんと「あべ」も5年連続ランクインながら初の5位以内!最初に書いた、「この銘柄を入れてる人はこれも入れてる」ってのに実は仙禽とあべが当てはまるわけです。何より自分もそうでした(笑)。あべもその田んぼでとられたお米だけで作られた生もと純米 テロワールシリーズがありますし納得ではあります。

3位(36票):AKABU/赤武酒蔵(岩手)


出典:Amazon

10位以内ともなると5年連続ランクインが多いのですが、このAKABUにしろ内容は結構変わっているのが面白いところ。昨年AIR人気でその傾向が見えましたが、今年はさらに翡翠やSnowといった季節酒の認知度が高まり、5年内で最多得票になりました。

2位(同率36票):寒菊/寒菊銘醸(千葉)

出典:Amazon

昨年同様、OCEAN99が人気で大きく票を伸ばしました。1年経って認知度が高まったなというのを肌で感じます。上記画像の寒菊 Ocean99 星海もですが純米大吟醸ながら2000円をきる価格。甘いだけじゃない綺麗なお酒が人気の理由かと思います。

1位(55票):新政/新政酒造(秋田県)


出典:Amazon

ということで、予想通り、1位は新政でした!!5年連続1位!!いやー、凄まじいですね。一昨年10周年イベントを終えても、昨年カラーシリーズの新発売ラッシュを終えてもまだまだ話題に事欠かない。6/6~11に開催された新政による発酵イベント「Fermentopia 2023」も大盛況。

入手困難なプレ酒ながらこういうイベントなどで飲む機会があるので、新規は勿論のこと、ファンを飽きさせない秘訣なのだと思います。

限定酒が特に人気だったので、単品としては票はバラバラでした。ただ、例年一人で複数挙げる方が多いのが、その割合が少し減ったかなぁと。イベントにより新規獲得とそれによる入手困難さが増しているところが観れて面白かったです。

まとめ

今年も集計して楽しかったです。最初は結構しんどいと思っていた手作業集計ですが、5回目ともなると傾向の変化を肌で感じることができそれすら面白い。

今年は新しい銘柄でのランクインがなかったのですが、その分プレ酒までいかない元々の人気銘柄がぐぐっとさらに人気を増したように思えました。

また、人気のキーとしてはここ数年多い「低アルコール(11~13%)」。数年前に人気が出てますが、ただ薄いお酒ではない低アルコールが人気になっていると思いました。

例えば微発泡だったり、酸味を増したりという方向性もあるのですが、それならそれで封を開けて炭酸がなくなっても耐えうる設計をしているかがポイントではないかと。

風の森なんか正にこれで改めて人気が集まってきていると思います。

ついでにですが、5年連続ランクイン銘柄を外したランクも載せておきます。

5年連続ランクイン銘柄除外ランク


亀の海、金雀(きんすずめ)、白木久(しらきく)あたりはまだ5年分でランクインしておらず注目です。また雅楽代(うたしろ)、大嶺もツイッターを見ててグイグイ来てますね。

是非ここら辺も飲んでみて下さい。

最後に一応僕の10選を載せておきます。
AKABU 翡翠
鳳凰美田 酒未来純米大吟醸
福小町 大吟醸 銀座久兵衛
シンツチダ 活性にごり
仙禽 オーガニックナチュールX2023sparkring
鳴海 YK555辛口発泡
あべ グリーン
流輝 モルフォ
一歩己 純米
杉勇 大吟醸

それではまた来年お会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?