見出し画像

お酒をコース料理かのように飲む

コース料理。


和食なら懐石、フレンチならフルコース、中華なら満漢全席。世界に様々な料理はあれど、コース料理が共通の文化として存在することは非常に面白いことだと思います。

特に満漢全席は高級食材を2~3日かけて食べるほど。

さて、となれば我々お酒飲みとしてはお酒のフルコースを持っているはず!!
そもそもで言えば、フレンチもスパークリングワイン→白→赤みたいな流れがありますしね。

しかし、ここで言うのは、我々お酒のみとしてのコースなわけで、食前酒、食中酒、食後酒といったことは完全に無視していいということ!

今回は僕のお酒コースをご紹介します。皆様も是非考えてみてください。

1杯目:ビール

星になるのだ・・・

フルコースだの僕のお酒コースだの仰々しくのたまった割にベタベタのベタですみません。

でもやっぱり王道が王道たる所以ってあるんですよね。

出典:泉昌之著/食の軍師 1巻 77P

※つまりこういうこと

あんまりお腹いっぱいでお酒飲み始めるってないのかなと思うので、空腹もしくはある程度食べた前提の話になるのですが、やっぱり一杯目にさっぱり飲めてかつ、味があり、のど越しも良いビールがいいです。

それもピルスナースタイル。要は日本の大手ビールメイカーがメインでだしてるやつです。

2杯目:ウイスキーストレート


後半にもっていきたいところもあるのですが、蒸留酒には味がほぼないもの。

つまり、味を感じるのは香りが命。酔いが進んで嗅覚が鈍くなる前に存分に香りを味わうために二杯目なのです。

また、ビールで上がったテンションを一旦落ち着ける役割を持ちます。

勢いそのまま突っ走るにはもはや危険な年齢なのです。

原材料が穀物(主に麦)と言うビールとの共通項がスゴウデDJのようにスムーズに移行してくれます。

勿論、チェイサーは忘れずに。

3杯目:ワイン


これは一ヶ月分の小遣いをサクリファイスして召喚した生まれ年ワイン

ワインは、香り味わい共に強いお酒です。特に赤ワインは樽で熟成されているものも多いので、ウイスキーと樽熟で繋げるのもあり。

ただ、気分によってスパークリングや白、ロゼも選択肢に入ってきます。そこらへんの選択肢の多さもいいところですね。

4杯目:ハイボール

グラスは翠
こちらは炭酸水に前割しておいたウイスキーハイボール

4杯目ともなると、少し舌の疲れも出てきます。ここでアルコール度数を調整でき、気分もリフレッシュできるハイボールをいれます。

炭酸と共にウイスキーの香りが上がってくるので、香りも捕まえやすいです。

ハイボール缶でもいいのですけど、前述の度数調整ができるのに加え、酔いを確認するためにも自分で作りたいところ。

5杯目:日本酒


日本の心

満を持して日本の国酒、日本酒の登場!

日本酒の特徴として温度帯が非常に自由だということ。雪冷えや日向燗などお酒の温度帯で呼び方が変わるのはかなり特徴的だと思います。

一番合う温度帯は銘柄にもよりますが、そのカスタマイズも楽しいですよね。

コースと言いつつワインの赤・白しかり、選択の余地を残すことが大事で、体が冷えたなと思ったらここでお燗をつけてしっぽりとやるのも最高。

仮に大吟醸と言えどもワイン・ウイスキーと比べると香りは控えめですが、それがまた繊細で良いいんですよね。

締め:ジントニック

もうここまでくると大分、味覚も嗅覚も体の動きも鈍ってくるので、香りが強く、味も確りしてかつ爽やかなジントニックで締めに入ります。

このタイミングでライムを切るなんて作業は言語道断なので、予め用意しておきます。

それでも作るのが難しそうならトニックウォーターだけ飲んで終わりにします。

最後に

こんな具合で僕のお酒コースを終わります。最後はテキーラソーダでも何ならレモンサワーでもいいのですが、そこらへんはアドリブで。

勿論、これはあくまで僕の一例ですので、皆様それぞれ体の具合と相談してお酒を楽しむのが吉かと思います。

例えば、最初はビール、あとはずっと焼酎のソーダ割。これでも立派なコースじゃないですか。

ただ一つ気を付けることは飲みすぎないようにすること。色々と飲むと気持ちも変わってつい飲みすぎてしまいがち。お酒は適度に楽しく飲みましょうということで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?