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CoderDojo神山ってこんなとこ

こんにちは、コーダー道場神山の本橋です。

本橋です

最近になってCoderDojo(コーダー道場)のお知らせをイン神山にも掲載するようにしていますが、実はCoderDojo神山の第一回は開催は2018年でした。2024年4月19日の開催で59回目、立ち上げから見ると今年で6年目となります。

そんなCoderDojo神山ではどんな活動をしているのか? 子どもたちと一緒に楽しんでいるデジタルアクティビティについて紹介したいと思います。


プログラミング教室とは違うの?

CoderDojoは「プログラミングクラブ」という位置づけです。プログラミングを教える場というよりは、大人(メンター)たちが子供(ニンジャ)と一緒になってアクティビティに取り組んでいくための場所です。

「プログラミングをやりたい!」と声を上げればプログラミングに取り組むことができますし、マインクラフトでも3Dプリンタでも、選択肢は無数にあります。

CoderDojoはいつどこで?

CoderDojoは2011年にアイルランドで始まって世界中に広がり、日本にも200前後の道場があります。神山はその1つで、徳島には神山を含め3箇所のCoderDojoがあります。

CoderDojoではプログラミングを中心にさまざまなことを学ぶことができます。道場によって特色は異なりますが、何を学ぶかは参加するニンジャ自身が主体的に持ち寄ることになります。もちろん、道場に来れば興味を引くいろんなアクティビティがたくさん転がって入るので、そこから選ぶこともできます。

主体的に持ち寄る?

『主体的に』とは、参加するニンジャ(CoderDojoでは参加者のことをNinjaと呼びます。海外っぽいですね!)が持ち込んだ「これやりたい」をその場にいる大人と一緒になって取り組むということを意味します。

主催者(チャンピオン)は機材や環境を全力で提供しますし、作りたいものがあればそのために必要なサポートは惜しみません。インターネットもあればAIもあるので、どれだけ専門的な知識であっても筋道をつけて身につけていくことができます。

うちの子は***に興味があるみたいなのだけど

「これやりたい」を見つけるためには、世の中にどんな楽しいことがあるのか体験してみないことには始まりません。CoderDojo神山は場所柄もあって小学生低学年が中心です。そんな彼らがどこに興味を持つのか、ご家庭でも一緒になってテクノロジーに取り組んでみてください。

「うちの子が***に興味があるみたいなのだけど、どうやって学んだらいいかわからない」までくればしめたものです。ぜひCoderDojo神山に参加して、一緒にテクノロジーの世界に飛び込んでみてください。

最近ホットな3Dプリンタ

そんなCoderDojo神山では、最近は『3Dプリンタ』がホットです。2024年は道場に毎回3Dプリンタを持ち込んでいて、神山伝統の正月飾りを3Dスキャン&3Dプリントで再現する取り組みを通年プロジェクトとして据えています。

来年のお正月に向けて進めている1年をかけた遊びです。お正月には、プリントした真っ白な正月飾りに思い思いに色を塗って飾り付けてあげましょう。

大人がそうやってテクノロジーで遊んでいる姿を見たニンジャたちが、「自分たちも挑戦したい」と3Dモデリングで遊ぶようになりました。CoderDojo神山では、Tinkercadという誰でも扱える無料の3Dモデリングアプリを提供しています。

「虫の迷路を作るんだ!」

この4月の道場では「虫の迷路を作るんだ!」と意気込んで小学2年生~4年生のニンジャたちがマウスを握りしめていました。

Tinkercadはブラウザから無料で利用できる3Dモデリングツールです。ご要望があればアカウントを発行しますので、ご自宅のパソコンでもモデリングを楽しむことができます。

作成した3Dモデルは3Dプリンタからプリントするサポートをこちらも無料で提供しています。思う存分3Dの世界を楽しんでみてください。

マインクラフト

ニンジャたちの間ではマインクラフトも大人気です。Windows版のマイクラを遊べるパソコンを一台用意していますが、Nintendo Switchを持ち寄ってマルチプレイをしているニンジャたちもいます。

マインクラフトやフォートナイトをSwitchで遊んでいるプレイ動画をYoutubeライブで配信していたこともありました。

Nintendo Switchのマインクラフトプレイ動画をYoutubeライブで配信中
ライブ配信の機材セット

マイクラは有料ですが、例えば『Minecraft Education』であれば1年間遊べるライセンスが1500円ほどで購入でき、ご自宅のパソコンで遊ぶことができます。希望される方はぜひ本橋までお声がけください。

タッチパネルで描いた絵がそのまま泳ぎだす

ブロックの組み合わせでプログラミングできるScratchと、文字が読めないくらいの子どもたちでも指先1つでプログラミングできるviscuitは大人が遊んでものめり込む魅力を持ったプログラミング言語です。

キーボードで文字入力ができるようになるくらいの年齢ならScratchを、それよりも小さな未就学児たちならviscuitが最適です。何しろviscuitではタッチパネルで絵を書いたらその絵がそのまま泳ぎだすわけです。面白いに決まってます!

プログラミングのその前に

プログラミングは幅広い年齢層が楽しむことができる趣味です。そのまえにパソコンに親しんでいることが前提となります。

CoderDojo神山に参加する目的は、例えば小さなうちからコンピューターに慣れ親しむことを目的にしてもよいですし、プログラミングを始めたけど周囲に質問できる大人がいないという子どもたちのステップアップでも、何を言っているか自分ではよくわからないのだけどなにかコンピューターに関係したことに挑戦したがっている子を持つ親御さんの駆け込み寺でも、なんでも構いません。

面白そうだな、と思ったら大人の方でも良いのでぜひ一度遊びに来てみてください。毎月第三金曜日、神領大埜地の鮎喰川コモンでお待ちしています。

メンター募集中!

ここまで読んでいただきありがとうございます。CoderDojo神山では最近急激に参加人数が増えていて、メンターとして参加してくれる高校生以上の大人の助けを必要としています。メンターとは子どもたちと一緒になって調べ物をしたり他の大人に質問したりする手助けをする大人の参加者のことです。

頼もしい保護者メンターたち

保護者の方がそのままメンターとして、自分の子供と一緒に参加するだけでもCoderDojo運営の大きな助けになります。保護者メンターは正直とてもありがたい存在です。ぜひ、自分の子供と一緒にコンピューターに取り組んでみてください。

きっと、大人にとっても新しいコンピューターとの関わり方を見つけられるはずです。


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