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入院したら限度額適用認定証の発行を

夫が遷延性意識障害になった背景は前回の通りです。ここからはそれに伴って必要な手続き、お役立ち情報をお伝えしていきます。

最初に、入院したらすぐに限度額適用認定証を発行してもらいましょう。
例えば全国健康保険協会(協会けんぽ)ならこちらから印刷して、必要事項を記入、会社が所属している支部に送付すると1週間程で送られて来ます。 記入に必要な情報は健康保険証で確認できます。用紙はPDFファイルなので家にプリンタがなくても、USBメモリなどに入れてコンビニで印刷もできます。

今回夫は入院自体が月末だったのと、支部が割と近くだったので印刷、記入済みの用紙を持って直接訪問しました。窓口ですぐに発行してくれるか聞いてませんでしたが、行っても1週間待たされるかもしれないので、詳しくは加入している健康保険にお尋ねください。
私は朝一で行ったのもあって、それ程待ちませんでした。

健康保険証と同じく月末までに提出すれば、急な入院でも窓口での支払いが抑えられて助かります。とは言っても1週間足らずの入院で、以降の月とほぼ同額を請求されました。救命にはお金がかかります。

同じような制度で(こちらが先に出来た制度にようですが)高額療養費支給制度があります。これは限度額適用認定証が間に合わなかった等で窓口でいつもの負担分(夫でいうと3割負担)で高額を払った場合に還付される制度です。
ただし、詐欺の手口のように健康保険から「還付します」と突然電話が掛かってくることはないと思いますので、ご自身でお手続きをしてください。
協会けんぽはこちらから印刷、記入してください。

日頃の備えで医療保険が浮かぶかと思います。こちらは保険会社に診断書を送ってもらい、医師に書いてもらって、保険会社に送付するという流れになるので、給付金等はすぐには出ないです。夫が緊急搬送された病院では、書き上げるのに「2、3週間待ってください」と言われました。実際は2週間以内に連絡がありましたが、急患が続くなど書く時間が取れない事もあると思うので、待つことは覚悟した方がいいです。また、医師が書いた日までの入院分についての診断書になります。5,000円前後する文書料を考えると何度も診断書を書いてもらうことは得策ではありません。
医療保険は実質後払いと思った方がいいです。
備えは、普通預金口座などすぐに現金化できるところに保管しておきましょう。

※国民健康保険についての記述に誤りがあったので、該当箇所を削除しました。失礼しました。

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