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スタートアップの講義を受講して「ひと妻DAO」のバリュープロポジションを整理してみた

昨日、noteでスタートアップの専門家であるSeahorse Studios代表取締役、中井健太氏による動画講義をご紹介しました。

「こんなの公開したら、有料講義が成立しなくなるから勘弁してくれ」とクレームを受けかねない超有料級動画。スタートアップに興味のある方は是非、ご覧ください。

本日、スタートアップの成否を分ける肝と言われる「バリュープロポジション」について学び直しました。

動画内でも紹介のあった原健一郎さんのnote記事も併せて紹介致します。原さんはシリコンバレーの第一線でVCといて活躍されている方です。

バリュープロポジションとは商品・サービスの差別化された提供価値。ここからPMF→ビジネスモデル→マネタイズと続いて行きます。

具体的には、下記の様に示されます。

動画内では、CADDi、Uber、Seahorse Studios(中井さんが代表を務める会社)の事例が紹介されています。

今回、私がプロデューサーとしてサポートしている「ひと妻DAO」のバリュープロポジションを整理してみました(暫定なので、今後、随時アップデートしていきます)。

VUCA時代の激しい環境変化に即した事業運営」で問題を抱えている

階層型組織で運営する従来型/伝統的企業」向けの

有能な主婦コミュニティーによる共創」の製品であり

ダイバーシティとイノベーションを促進」することができる。

そして、「既存の主婦コミュニティー」とは違って、

この製品には「高いITリテラシーと分散型組織でのプロジェクト実施経験を有する主婦が最適なチームを組み企業課題に即した解決策を導く共創機能」が備わっている。

色々と改善の余地はありますが、だいぶクリアになって来たと思います。

実は、先日のナミエシンカでの中間報告プレゼンテーション動画を元に、代表の小林さんと改善点について議論しました。

元々、Web3/DAOという多くの人には馴染みのない分野の話であることに加え、分散型組織、ダイバーシティー、時間と場所に囚われない働き方、女性の経済的自立と自己実現、共創によるイノベーション創出と要素が多く、上手に整理しないと伝わりにくいというのが課題認識。

そこで、以下の章立てで再構成する方向で検討しています。

1.変化の激しい時代における既存階層型組織の制度疲労
2.ダイバーシティーのみならず人手不足解消観点からも女性の本格戦力化は待ったなし
3.ブロックチェーンを基盤としたWeb3。そこから生まれたDAOという新しい組織形態
4.NFT市況の冷え込みによるピボット及びDAOモデルの社会実装の可能性
5.「ひと妻DAO」の強み
6.「ひと妻DAO」の可能性
7.「ひと妻DAO」の課題

各章の内容を箇条書きでまとめるところまで作成しましたが、こちらは非公開とさせて頂きます。

ここ数週間、メタグリ研究所代表の甲斐さん、ひと妻DAO代表の小林さんと議論を深めているのですが、今後、DAOの実装・普及を目指すのであれば、分散型組織としての知見が蓄積されている「ティール組織」「ホラクラシー」をもっと研究する必要があると感じています。

階層型組織の制度疲労を解決すべく、提唱されたティール組織。権限を末端に分散し、各ユニット(最大12人程度)がセルフマネジメントを通じて自律的に機能。あたかも一つの生命体の様に運営される組織。

ティール組織の一形態で、実装に向けた細かいプロシージャーを体系化したのがホラクラシー。中心に「ホラクラシー憲法」があり、ここにガバナンス、ファシリテーターの役割、サークル及びロールの機能等が体系的に定義されています。

体系化され、実践を通じて既に知見が蓄積されたホラクラシーをベースに、それをDAOに移植していく。ホラクラシー憲法がDAOのスマートコントラクトに内包され、ファシリテーターの役割がAIに置き換わる。

そんな未来予想図に可能性を感じる今日この頃です。

メタグリ研究所の甲斐さん(農情人)からも「DAOの深堀り」について発信されています。

最後に、上述の甲斐さんの解説のベースとなっている小林さん作成の比較表をご紹介させて頂きます。アクセンチュア社が公開している資料をベースに手を加えたものとなります。

出典:アクセンチュア社資料をベースに小林すみれ氏が作成
出典:アクセンチュア社資料をベースに小林すみれ氏が作成



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