Motoi Tanigaki|PdMエンジニア

ワークスアプリケーションズでエンプラセールス → シンガポール拠点でSE → PKSH…

Motoi Tanigaki|PdMエンジニア

ワークスアプリケーションズでエンプラセールス → シンガポール拠点でSE → PKSHA Technologyでビジネス → データミックスでPdM兼エンジニア(3年間でARR 2億円のプロダクトを作って執行役員)→ 🚀

最近の記事

BtoB SaaS プライシング|料金体系の理論と実践

SaaS のプライシングは難しい! 利用料はその少しの変化でマーケティング・セールス・CXが担う全ての KPI に対して大きな影響を与える、まるで逆バタフライエフェクトの様相を呈しています。 今回はそんな SaaS のプライシングについて、自身の経験とリサーチ結果を元に書いていきます。 前提BtoB すなわち法人向けに提供する SaaS を前提とします。 特にシード 〜 アーリー期くらいのステージをイメージしています。SaaS を立ち上げる際にプライシングについて悩み、そ

    • 事業会社が自ら Vertical SaaS を作ると最強

      医療、建設、不動産、教育などの特定業界向けに開発した SaaS は Vertical SaaS と呼ばれます。今回はそんな Vertical SaaS は、その業界に元々いるプレイヤーが立ち上げられるととても良い、ということを書きます。 なぜ最強かスタートアップが社会課題を見つけそれをプロダクトで広く解決しスケールする状態までの道筋をスタートアップフィットジャーニーと呼んだりしますが、各ステップにおいて「プロダクトを作るのは事業会社自身」であることは様々な面で有利になります

      • BtoB SaaS で事業開発 / PdM が作るのは仕組みそのもの

        今回は個人的に強く感じている「SaaS は仕組みそのものだ」という考えについて書いていきます。 「仕組み」とは一般的には「何かを機能させるための体系や構造、プロセス」といった意味を持ちます。自分はさらにその体系や構造、プロセスが自動化・省力化・持続化 された状態だとより強く「あーこれは良い仕組みやな」と感じるのですが、ある時から SaaS ビジネスを突き詰めた先には自分の理想とする「仕組み」が存在すると感じるようになりました。その理由をいくつか挙げていきます。 クライアン

        • BtoB SaaS のパートナー / 代理店セールスの肝

          今回は BtoB SaaS の営業ルートの一つである パートナー / 代理店経由でのセールスについて、そのメリットやどのような方針で進めるべきかを記載します。 前提パートナー / 代理店セールスは 自社の SaaS プロダクトを外部の企業経由で販売することと捉えます。 販売だけではなく、CSやCXといったプロダクト導入後の対応もパートナー / 代理店にて実施する座組を想定します。 ハイリターン。しかし難しいまずパートナー / 代理店セールスにどのようなメリットがあるかを

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          BtoB SaaS が解約 / チャーンされないための仕組み作り

          今回は BtoB SaaS が受注後クライアントから解約されず、チャーンレート(解約率)を 0% にするためにできる現実的な方法について紹介していきます。 前提BtoB すなわち法人向けに提供する SaaS を前提とします。BtoC や BtoB でも小規模なクライアントが多数いる、例えば Figma のような形態は対象外です。 いわゆる CS / CX 担当者がいて、個々のクライアントからすると直接連絡ができる担当が存在して見える状況を想定します。 マーケットには複数

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