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大予測!スポーツ観戦の未来はこうなる!

おはようございます。
ARスポーツ『HADO』の生みの親、本木です。

前回のnoteから1ヶ月くらい空いちゃいました。
一回書くのやめちゃうと復帰が難しいですね。
でも、こんな弱い自分も愛して、書きたいこと書いていこうと思います!

さて、久しぶりのnoteは、これからのスポーツ観戦ってどうなるんだろう?という事を自分なりに予測してみた結果を書こうと思います。

あくまでも、メジャー競技の運営などに一切関わったことのない素人の妄想なので悪しからず。
あと、一応AR/VR系の仕事してるので、そのあたりを使った妄想が多めです。

はじめに

緊急事態宣言が5月末までに延長されましたが、最近の状況をみると少しずつではありますがコロナ収束への希望が見えてきたように感じます(気を抜かずこれからも頑張りましょう!)。

国によっては外出制限が解除されてきており、5月5日には台湾に続いて韓国プロ野球も開幕をむかえました。
さらにドイツのブンデスリーガも5月16日の再開を決めており、徐々にスポーツのある日常が戻りつつあります。

しかしながら、ウイルスの驚異は世界中の人たちの常識を大きく変えました。大勢の人が密集する空間に対する恐怖感は、数年は消えないかもしれません。

そんな状況の中、スポーツ観戦はどう進化し、時代に適応していくのでしょうか。

このnoteでは、「半年後」「3年後」でどのような進化が起きるのかを「現地観戦」と「視聴観戦」の2軸で予測してみました。

ちなみにスポーツ観戦と言っているのは、プロ野球、Jリーグ、Bリーグあたりの観戦をイメージして書いています。
また、スポーツを語る上では観戦以外にも様々な要素があるかと思いますが、今回はあくまでも観戦スタイルについてのみの予測とさせていただきます。

半年後のスポーツ観戦はどうなるか

<現地観戦>
・再開当初は無観客だが、段階的に観客を入れる興行が増えてきた
・観客数はキャパシティの1/10程度に制限される
・観客は指定席のみとなり、マスクの着用が義務付けられる
・一部のスタジアムやアリーナでは仮設の大型ディスプレイが設置され、映像演出やファンのメッセージが流れる

基本は、一足早くリーグが再開した台湾や韓国などの事例を参考に、入場者数を制限していくと思います。
ソーシャルディスタンスの徹底を考えると、キャパシティの1/10くらいがいいところではないでしょうか(3万人規模のスタジアムで3,000人程度)。

希望としては1/5くらい入れることができたらいいんですけどね。
通常の席もファミリーシート的な感じで少人数の団体単位で販売できたらいけるのかなぁ。

また、観客席がガラガラになってしまうので、仮設で大型ディスプレイの増設の動きはあると思います。
中継映えする映像演出や、応援メッセージの表示など、プレイしている選手にとってもテンション上がるような内容の演出がされそうです。
スポンサーにとっても露出が増えるのでいいんじゃないですかね(設置にお金かかるけど!)。

<視聴観戦>
・DAZNなどの動画配信サービスでの観戦スタイルには大きな変化はない
・少人数でスポーツバーに行く人が増える
・中継を見ながらのZoom飲みがファンの間で流行
 ┗画面共有に特化したビデオチャットツールに注目が集まる

今まであまり現地観戦せず、動画配信サービスで観戦していた人達は、特に大きな観戦スタイルの変化は起きません。

ただ、頻繁に現地で観戦していた人たちの一部は、ファン仲間と一緒に観戦するという楽しさを求めて、少人数でスポーツバーに通う人は増えると思います。
そして、その動きはオンラインでも起き、観戦しながらのZoom飲みが頻繁に開催されると思います(シェア視聴)。

でも、Zoomだとあまり画面共有の勝手がよくないので、画面共有機能に特化したビデオチャットツールが流行るかもしれません。
LINEやInstagram、もしくはSquadのような新しいサービスにも注目が集まるかも。
DAZNとの提携とかが起きてくれると面白いんですけどね。

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シェア視聴って、ドラマだと会話しながらだとストーリーわからなくなっちゃうので、スポーツのほうが合ってるはずなんです。

3年後のスポーツ観戦はどうなるか

<現地観戦>
・ウイルス警戒レベルに応じて入場制限の人数が変わる
・現地観戦のVIP化が進み、現地観戦は特別な体験になる
 ┗豪華ディナー付きやディスプレイやARグラス付きのVIP席が増える
 ┗VIP向けの座席やサービスを充実させられた会場(チーム)が成功

これは完全に妄想でしかないのですが、ウイルスの流行度に応じた警戒レベルみたいなのが設定されて、レベル1の時期は1万人まで集まれるけど、レベル3 では500人まで、レベル5は開催不可、みたいなレギュレーションができるのではないでしょうか。
それに伴って、レベル4でも入場できるチケットとかは値段が上がったりするかもしれません。

そもそも、現地観戦の集客数が減ってしまうことで、今までのような比較的安価な値段設定では運営が厳しくなるため、チケット単価が跳ね上がってきます
その分、ディスプレイ付きのゆったりシートで豪華ディナーを食べながら観戦するなど、非日常が味わえるVIP体験が提供されるようになります(VIP戦略)。

VIP体験の一つとして、ARが使われた演出なども多く行われると思います。
ARグラスをつける事で、花火が上がる演出が見られたり、選手情報に簡単にアクセスができたり、観客の応援が可視化されるようになります。

そのようなVIP戦略により現地観戦の価値が、大勢で一丸になって応援する熱狂の場から、親しい人や仕事の関係者との社交の場に変わってくるかもしれません。

VIP戦略をとるには、スタジアムやアリーナの設備自体に手を加える必要がでてきます。
いち早くVIP戦略にシフトし、対応できた会場及びチームが成功するのではないでしょうか。

<視聴観戦>
・日本でもPPV(ペイパービュー)が普及
・5Gの普及によりマルチアングルでの視聴が一般化
・シェア視聴の体験がリッチ化
 ┗ゲーム内の3D空間で数万人と同時視聴
 ┗視聴中に食べ物やグッズを購入できる
 ┗アバター用のチームグッズなどの新たな需要ができる
 ┗VRのシェアも少しずつ増えていく

DAZNのようなサブスクもユーザー数を伸ばしていきますが、1試合単位で視聴権を買うPPV(ペイパービュー)が日本でも一般化しそうです。

また、5Gの普及に伴い動画配信サービスのマルチアングルでの視聴が一般化してくると思います。
(とはいえ、家で観る大概のシーンではスイッチング済みの中継映像の方が楽だし見やすいと思います…)

そして、半年後予測でもかいたシェア視聴の需要はさらに大きくなっていき、人々は表情と声のコミュニケーションだけでは満足できなくなっていきます。

これは、個人的に絶対来てほしい未来なのですが、シェア視聴の舞台はZoomなどのビデオチャットから、ゲーム内の3D空間になっていくと思います。

先日フォートナイトというゲームの中で「Travis Scott」というアーティストのバーチャルライブが開催されました。
なんと、そのライブの世界の同時参加者数は1230万人!

この映像を見てもらえばわかりますが、巨大なトラビス・スコットが出たり、重力が変わってみんなが空に舞い上がるなど、通常ではありえない演出をすることができ、参加者も好きな服装でアクション(エモート)やボイスチャットを使って盛り上げたり、コミュニケーションをとっています。

僕も参加しましたが、とにかく興奮しました。
そして、これが進化していった先の未来が楽しみでしょうがなくなっています。

このような体験はバーチャルライブだけでなく、スポーツでも実現できます。
というより、リアルタイム性が高く、勝ち負けというドラマがあるスポーツ観戦の場合だと、より熱狂の空間を作り出すことができるはずです。

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3年後くらいだと、上の画像のように、3D空間の中に巨大ディスプレイがあって中継を流すというものが妥当なラインかと思います(本当はフル3Dで360°どこからでも観戦できたり、コート内に入っちゃったりしたいけど)。

もしくは、「被写体抽出技術」を使って、実際に3D空間の中でプレイしているような映像表現もできるかもしれません(映像自体は2Dなので正面からしか見ることはできません)。

このような視聴体験ができるようになると、ユニフォームアバターなどの仮想アイテムの販売や、ゲーム内で買った飲食がリアルに届くようになったり、スポンサーさんの仮想店舗をつくってリアルな売買ができたりと、新しい収益源としても期待できると思います。

これらの動きはVRとの相性が非常によく、VR業界では率先して行われていくと思います(ただ3年後だとまだメインストリームにはならないかな…)。

実際にバーチャルマーケット4では、多くの有名企業がVR上に企業ブースを出展し、仮想アイテムを販売しています。

↑ 伊勢丹とかがVR空間でアバター売ってるんですよ、すごくないですか?

最後に

と、こんな感じでスポーツ観戦の「半年後」と「3年後」を予測してみました。

ちなみに「10年後」はARグラスやVRデバイスも激的に進化し、所有率も今のスマホ並になってくると思います。
そうなると、もっと現実とバーチャルの境界線はなくなって、想像もできないくらいのエキサイティングな体験ができるはずです。

極論かもしれませんが、リアルなスポーツよりバーチャルでできるスポーツ(テクノスポーツ)の方が価値が上がるかもしれません。
バーチャルスポーツなら同じ場所に集まらなくても試合ができるので、ウイルス対策にもなりますし、移動という制約がなくなるので、世界リーグもできるようになります。
(『HADO』がそれを牽引できるスポーツにしていきたいです!)

今回の予測は、僕の希望が相当入っています笑
是非、noteのコメントやTwitterでご意見とかもらえると嬉しいです。
反論とかではなく「俺はこうなると思う!」みたいな自分の妄想語る感じでよろしく!

なにはともあれ、一刻も早くコロナが収束して、またみんなでスポーツ観戦できる日が待ち遠しいです。

それではまた次回!バイバイ!!


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