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茶会の極意 〜推しはかること

先日10月16日に山梨市根津記念館の茶室で、人生初の茶会を開催しました。
今までは先生の元で茶会の手伝いに入る事はありましたが、自分で開催するのは初めて。

この茶会を行うことになったきっかけは、9月に山梨市長高木晴雄様に
表敬訪問を行ったことからでした。

今私が取り組んでいるBeauty Japan2022日本大会への出場をご報告させて頂く
ために行った表敬訪問。
美しく社会貢献をする女性を発掘するためのコンテストBeauty Japanで
私は、相手を思いやり、自己の精神を高める茶道という尊い文化を広めていきたいとお話し、市長室でテーブルスタイル茶道にて一服差し上げました。


その際に山梨市の重要文化財である根津記念館を、茶道を通してPRし、山梨市にも多くのお客様を招いていきたいとお話しましたところ、
「ぜひ茶会の開催をして大いに活用し、茶道を通して山梨市を盛り上げて行ってください。」と激励のお言葉を頂きました。
茶会の際にはお越しくださると言って下さって、
「このコロナ禍にあってずっとそんな機会は無かったので嬉しいですね。」
と言って下さったこともあり、秋の風情を感じてゆったりと過ごして頂けるお茶会を開催したいと思い、決めました。



根津記念館には茶花もいっぱい。
館の職員の方が沢山に切って持ってきて下さいました。

前日茶室を全部掃除して、風炉・釜、風炉先屏風、水差、茶碗、建水
などを全部持ち込みました。
お抹茶を掃き、お菓子を用意し、お花を生けました。

今回このお茶会に山梨CATVの取材が来て下さいましたので、
畳でのお茶会ほか、テーブルスタイル茶道席も設け、
その様子をより多くの方に知って頂けたらと思いました。

根津記念館の館長の有賀様も
「テーブルスタイル茶道って新しくっていいねー。」と言って下さり、
館の職員の方もテーブルや椅子を快く用意して下さいました。


いよいよ茶会の始まり。
高木市長他、村田市議会議員のご同席のもとに
和やかに、お話にも花が咲き、お抹茶を楽しんで頂くことが出来たと思います。

市長は
「このお抹茶を頂くだけで、ご馳走を頂いている気になる。
お腹が満腹になり、心も満たされる。」とご感想を表して下さいました。
「綺麗なお点前で美味しく頂戴しました。」と丁寧にお伝え下さる
市長。そのお言葉にも、感動致しました。
その心を受け止めて下さる市長だからこそ、信頼が生まれ、
お人がついて来られるのだと。



市長は毎日のご公務に勤められて、毎日をご多忙な中過ごしていらっしゃるでしょう。公務で山梨市PRで、桃と葡萄を持って九州に視察に行かれた時の話をして下さいました。

そして何事も学びだと。
常に学び、その姿勢を崩さずやって下さっている市長だからこそ、
誰よりも頑張っている人のお気持ちがお分かりになるのだと思います。


そんな市長へ、私が点てて差し上げたいお茶。

どうぞ心底リラックスされて、このひと時がゆっくりと心休まる時間で
あればいいなと思っておりました。
まだまだお話も上手でない私ですが、せめてこの空間では、
障子の戸の間から見える、秋のお庭の景色を楽しまれて
ほっとするひと時をお届けしたい。

そんな思いで茶を点てておりました。
初めての茶会で、至らぬ点、お目汚しの点などあったことと思いますが、
お忙しい中本当にお越し下さいましてありがとうございました。


そしてテーブルスタイル茶道席では、
来てくださったお客様に、生徒さんと一緒に
お点前を披露させて頂いて、一服差し上げました。


お客様と生徒さんとのお喋りの場面もあったりして、
和やかに一つのテーブルを囲んで、どの方にも気楽に楽しんで
頂けている様子を拝見して、
こういう交流もいいものだなと感じました。
(畳の茶道ではなかなか正客と亭主とのやり取りしか、茶室内では
なされなかったりするので)


茶会は一座建立。
時をご馳走に、自然の景色をご馳走に、
亭主と客が一緒に、心ゆるりと気持ち合わせて、
感じる今を大切にする。

双方がその場を最大限によくしようと、
雑念を捨てて、 
向き合った時に感謝の心が生まれる。

あーそんな風に感じてくださってありがとうございます。
あーそんな風にご用意くださってありがとうございます。

そんな言葉にしなくても伝わる心が、その場の雰囲気を
作り上げる。


それにはまだまだ修行だと、今回の茶会を開催して思いました。

今回茶会は館の意向もあって、炭を使わず、電気釜にて行いましたが、
それが私にとっては反省点となりました。
電気は便利です。用意も持ち込むだけで、お湯を沸かすことが出来ます。

ですが、やはりお客様にお出しするお抹茶の温度などを考えたら、
お炭で入れることがまたおもてなしなのだと、今回やってみて
初めて感じました。

お客様に召し上がって頂けるその時に合わせて、
ちょうど良い加減になるように、炭をくべ、
火加減を調節する。
熱すぎず、ぬるすぎず。美味しいお茶が入れられるように。


炭でお湯を沸かすということは、その炭を入れる灰も用意しなければなりません。
灰は熱を逃さないようにするもの。
そしてその炭も、炉や風炉のシーズンに合わせて、洗い清め干して乾燥して、
使う。

どれだけの手間がかかって、昔の人は一杯のお出しするお茶に
魂を込めたのだろうと思います。


そんな手間の分、美味しいお茶が点たない訳がないと思うのです。
お料理もそうだと思います。


手間がかかっていることを、推しはかれる懐の深さ。
それが美しさでもあります。
そしてそれを惜しまずにやる。
手間からさまざまな知識を得ることも出来るでしょう。
日頃の忙しさから解放され、手間をかける時間は、
反対に「ゆったりとした時間」を得られることにも
なると思います。


これがこれからの私の課題です。
まだまだ茶道の真髄は奥が深く、
学ぶものが沢山あって
永遠に続くjourneyのようですね。


今日も最後までお読み下さりありがとうございました。


〜 自己紹介 〜

名前:  中村 基子

職業:  表千家茶道講師
     椿の会テーブルスタイル茶道上級講師
     児童英語教師(英語教室経営)

好きなこと: 茶道、国際交流、お菓子作り、パッチワーク、散歩
モットー: 笑顔で生きていくと決める
資格: 表千家茶道講師資格。
中学・高校第一種免許状英語。 
英検準1級。
Instagram: @motoko.nakamura_tsubaki


令和4年11月25日に愛知県蒲郡市で開かれる、
Beauty Japan2022日本大会へ、
グランドファイナリストとして出場致します。

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