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ZOOMのレコーダーの新製品おススメっ!!(2024.02版)

今回はレコーダーの話です
ZOOMから新しい32bit Float録音に対応した新製品が3機種出ました!

一番安いもので11900円!
ピアノ録音入門機としてお手ごろだと思います!
今までだと
M2で

2万円くらい
この機種はずーっと
32bit Float録音レコーダーをかうならどれ?
みたいな記事を書こうと頭をよぎるたびに
マイナス要因多いんだよなぁ
と思って書き始められなかったんです
その理由は
三脚などにつけるための1/4インチネジ穴が無い
ということです
ピアノの音を録るときに小型三脚やカメラのホットシューにレコーダを地ける場面は多いと思います
その際に固定するのにマイクスタンドの先のようなマイクの固定具を付けないとM2は固定しにくいんですね
なのでおススメできなくてnoteも書けていませんでした
この度
これはおススメだっ!
と思える機種が出ましたので紹介します
カタログスペックでの話になってしまうので
参考程度に見ていただけると幸いです

32bit Float録音の利点

32bit Float録音とはなんぞや?

とりあえず
32bit Float録音とはなんぞや?
っていうのをざっくりいうと
マイクの限界入力音圧まで音が割れずに録れる録音方式
と理論やうんちくをすっ飛ばして言えることだと思います
もっと32bit Float録音のことを知りたい方は

等の動画やググってみてください

レコーダーを買って使ってみてありがちなこと

32bit Float録音対応機が出る前のお話です
レコーダーを買って
さぁこれでスマホよりいい音が録れるぞ!
といき込んでストピに出かけ
あれ?音が小さい
とか
音が大きすぎて割れちゃってる
とかありがちでした
これは入力ゲイン調節を適切にしなければ奇麗な音が取れないからです
もちろんオートゲインコントロールがついている機種も存在します
スマホのそれよりましな録音をしてくれますが
求めるクオリティになっているかははなはだ疑問です

32bit Float録音ではそもそもゲインコントロールしなくても大丈夫

私は現在
ZOOM F3

ZOOM M4

を所有し使っています
M4を買ってからF3はほぼ使っていませんが(^^ゞ
どちらの機種でも
ゲインコントロールが原因の失敗はしたことがありません
ほぼどんな状況でも小さな音から大きな音まで奇麗に録音されています
そもそもこの2機種は32bit Float録音専用機ともいえるものなので
入力ゲインコントロールはありません

32bit Float録音のデメリット?

デメリットという書き方をしていますが
こういう事があるよ・しなければならないよ
ということを少し

32bit Float録音のファイル容量は大きくなります
単純に同じサンプリング周波数であれば
24bit(1.5byte)→32bit(2byte)になるので1.3~1.5倍の容量になってしまう
また上記の機種では1ファイル2GBの壁があり46分程度のファイルに切られてしまう(これは新機種でも同じかも)

録音ファイルを編集する環境が必要
録音後のファイルはノーマライズなどによって適切な録音音量にすることができます
その場合音割れや小さな音がホワイトノイズに埋まってしまうことは
ほとんど無いかと思われます
しかし
後工程で音量などをいじらなければならない
可能性は多分にあります
動画と音声を別録りしてドッキングしようとしている方なら問題ないでしょうけれど

新機種出ました(^^ゞ

さて新機種の話をしましょう

今回新たに11900円という価格の入門機を筆頭に
6chモデルまで3機種発表されています
各モデル録音チャンネル数に差があるのですが
スペック票を見なければわからないことに
内臓マイクの最大入力音圧の差があります
H1essentialでは120 dB SPLとなっています
この数字は大きいほど
大きな音を割れずに録音できる
ことを表しているのです
上の方に
マイクの限界入力音圧まで音が割れずに録れる録音方式
と書いていますがこの数値が小さいと割れ始める音の大きさがより小さいということになります
ただ想定しているのが
ピアノの生音
ですので120 dB SPLたぶん足りるとは思います
ただこの数値ですとスピーカーをバリバリに使ってドラムありのようなライブを録音するときには割れる可能性は無いとは言い切れないでしょう

H1essential

H1essentialは何といっても安いっ!
32bit Float録音対応機として破格値です
11900円以下で売られていることが考えられます
あまりにも安いのでAmazonでは予約も中止しているようです
(在庫確認は上記リンクから確認してね)
入門機として最適かと思いますが
内臓マイク以外のマイク入力がプラグインパワーの3.5mm端子しかありません
先々の事を考えてXLR端子のマイク入力が欲しい方はH4essential以上を買うべきでしょう
また上にも書いた通り最大入力音圧が120 dB SPLです
大きな音を録ることが多い・録りたいのであれば
やはり安全マージンを稼ぐためにも上位機種を買うべきでしょう
三脚穴も付いています
レコーダー沼に入るきっかけになるかもしれませんし
これだけで十分事足りてしまう方も多いと思われま

H4essential

入力端子で比べると
TASCAMのPortacapture X6

の対抗馬との位置づけかと思われます
Portacapture X6は6chとなっていますが入力だけを考えると4chしか無く
H4essentialと入力端子の数は変わりません
ミックスしたトラックを一緒に録音できるので6chをうたっています
値段はH4essentialの方が安いです
ハードウェア的な差としては
内臓マイクがH4essentialではX-Y固定に対しPortacapture X6ではA-Bタイプに動かせます
電波的なノイズに対して固定の方が対策しやすいかとも思えますが
A-Bタイプのステレオ感が欲しいという方はPortacapture X6を選ぶべきかもしれません
個人的にはピアノを録るのであればX-Yタイプの方が環境音を拾いにくいので向いているかとは思います
またDR-40X

のようにマイクを中途半端な位置でしてLRで狙いたい場所に向けるということもPortacapture X6では出来そうにないので
そういう時はXLRで接続したマイクにするという風に割り切って
本体を安くあげてその分外部マイクを買うという手もあると思います
外部マイク入力は
H4essentialは下面?2個
Portacapture X6は本体左側に2個
となっています
視覚的・感覚的に見てもH4essentialの方が扱いやすいと思います
最大入力音圧は130 dB SPLです
Portacapture X6は24bit録音もできるためゲイン調節の関係なのかもしれませんがSPL値での表記がないため比較できません
もちろん両機種とも三脚穴はあります

H6essential

H6essentialです
TASCAMのPortacapture X8の対抗馬と言えるでしょう

お値段がH6essentialが圧倒的に安いです(^^ゞ
もうこれだけで比べる必要性無いかもしれません
でも一応(^^ゞ
両機とも内臓マイク+本体左右に2chずつXLR端子の計6ch入力です
内臓マイクは
H6essentialはX-Y固定
Portacapture X8は差し替えによるX-Y・A-B切り替え
です
Portacapture X8の方が良さそうでしょう?
この差し替えシステムに落とし穴があります
これ壊している人多そうです
プラスチック成型っぽいんですよね
このマイク基部
そしてプラグインパワーのマイク入力と共用の接続端子
このマイク自体がプラグインパワーで動いていると言っているようなものです
プラグインパワー信頼しない教の私としては
このマイクの音質には疑問しか感じられません
電波ノイズへの対策も理想的にできていると思えません
この点においてもPortacapture X8はおススメできません
H6essentialではX-Y固定タイプのマイクが付属しておりますが
マイク基部からの差し替えによりショットガンマイクやXLR端子2ch分の入力部(全部でXLR 6ch)にも差し替えられます
H6essentialの最大入力音圧は135 dB SPLです
Portacapture X8は同じ単位での表記はありません
135 dB SPLは私の使っているM4と同じスペックで
M4音が割れた経験がないため十分な性能を持っていると思っています
またXLR端子が左右にあるためM4と同じように

このような形のバイノーラルマイクを作成して楽しむこともできるでしょう
ただM4でも耳間21cmとなってしまいH6essentialはさらに8mm広いので
実寸の人の耳間15cmからより離れてしまう
まぁすでに6cm差があるので誤差っちゃ誤差ですが(^^ゞ
当然この機種にも三脚穴はあります

まとめ

取り留めなく新機種を紹介させていただきました
なるべく安く単体レコーダーを使ってみたいという方には手に入りにくいかもしれないけどH1essential
先々ファンタム電源使うようなコンデンサーマイクを追加するかもという方にはH4essential
私の作ったようなバイノーラルマイクを使うとか
マイク4本追加したいとか展望があるのならH6essential
といったところでしょうか
F3・M4を使ってみて好感触なので劇推ししております

ずいぶんTASCAM製品を貶しておりますが実機がないうえに触って録音してみたことも無く机上の空論ではあるのですが
そんなことはない
と感じる方も多いとは思います
間違っておりましたら謝罪いたします
ごめんなさい

プラグインパワー信頼しない教なので
プラグインパワーを使用するマイクも信頼できません
どこまで行ってもホワイトノイズ乗りそうだし
EMCノイズ対策しにくそうだし
粗悪なものならハムノイズ出そうだし
エレクトリックコンデンサーマイク使っているんでしょうから
マイク自体の作動電圧上限10Vあたりのものが多いのに2~5V程度の電圧しかかけていないんじゃマイクの性能出ないだろうし
それに、、、、、
国際規格みたいなものが全くないのですよ
プラグインパワー
どんなふうに電圧をかけるかくらいはありそうですけど
業界標準みたいに横並びしているわけでもなさそうですし
マイクのようなもので同じジャック同じケーブルで動きそうなものに
認識する・しない
というか
使える・使えない
ってレベルの相性みたいなものがあるのに
やっぱり疑問を感じます

最後まで取り留めなくなってしまいましたが
ここまで読んでくださりありがとうございますm(__)m

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