出会い系で33000円騙された経緯とその後・・・ 完結編

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どうも、出会い系被害者のユウです。

ここからは一気に完結まで話を進めますね。その前に、まだ記事を見てない方は以下からご覧下さい。



この完結編では、


第3話から完結に至るまでの全ての続きの詳細な内容から、


何故このようなことを出会い系女性がしたのか?


どのようにして、俺は相手を追いかけたのか??


そして、その後、最終的にどんな結末が待っていたのか??


本当の黒幕は誰なのか??



・・・ということが、全て分かる記事になっています。


それなりに長文になる為、またリアルな出来事、そして読む価値のある内容だということで、途中から有料記事とさせて頂きますが、それに見合う価値は確かにあると私は思っております。


と、その前にサポートをしてくれたJYUNTAさん、ごめんなさい、どうやらサポートは反映されていませんでした。


本来ならば全てを無料公開しようと思ってましたが、ごめんなさい・・・少しだけ欲がありまして、またそれぐらいの価値があると考えて、途中より有料になります(頂いたお金は再び出会い系に使わせて頂きます(笑))


実質的には第4話までが無料部分で、第5話「完結」が有料となります。


では、どうぞ!!


通称りんかさんと飲みに行った翌日、一緒にカラオケに行くことになっていたのだが・・・

とうとう、その日は彼女から連絡がくることはなかった・・・


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当日の朝、俺は彼女にカラオケ店(バンバン)で待ち合わせできるかをLINEで聞いたが、返事が返ることはなかった。


そして、翌日・・・


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翌日、7月31日に連絡を取ることが出来たのである。


前日、約束していたカラオケに行けなかった理由は、上記画像にある通り、風邪を引いたのこと。しかし、これは流石の俺も「いや、絶対嘘だろ?」ということは感じとることが出来た。

しかし、女子とは気まぐれな生き物であり(多分?)ということもあり、更に彼女自身から「カラオケいきたいです」との反応もあり、俺はまだ騙されていることにも気付かずに、連絡を取ることに。


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ということで、彼女の風邪が完全に完治したらカラオケに行けるという願望があり、やり取りは続いたのである。

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消えてるけど、LINEの続きだと、


俺は、「そしたら一緒にカラオケに行こう!」というメッセを送った。


しかし、既読にはなるもの・・・彼女からの返信はない。それでも、俺は少しでもイイ男に変身して彼女に会う為に、実に10年ぶり以上に美容室に行ってイメチェンをした。


今、考えると気持ち悪いけども、その画像すら送信していたようだw


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が、既読はつくもの・・・一切の返信がくることはなかった・・・・


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上記画像にある通り、8月9日までは既読がついていたが・・・


ここから、彼女が俺のLINEに既読をつけることは二度となかった・・・


もう、これは完全にヤバいと思った俺は、とりあえず脅しの意味でも彼女にこうLINEを送信したのだが・・・


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はい、全く既読はつかずに無視又はブロックされているのはほぼ確実な状態になりましたwww


この後、通話するものの、彼女が電話に出ることはありません。


ブロックをされていると、通話してもずっとコール音しか鳴らない状態ですが、最終的には以下のようになります。

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画像は拾い画ですが、これはブロックされていない画面になります。

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はい、上記は完全にブロックされた画像です。俺自身も、全く同じ画像の画面になりました。


ということで、彼女からブロックされたことが確定した瞬間です。


さぁ、唯一の連絡先も意味がなくなりました。相手の携帯番号も分からない状態です。


”絶望”の二文字が普通の方ならば浮かぶことでしょう。


しかし、俺は昔、探偵という仕事を二年程していました。だから、絶望というよりも、ワクワク感が湧いてきました。


「絶対に、この女を見つけ出して債権回収してやるぞ!!」


・・・と。


ここから、俺は一切連絡も取れない女性を見つけ出し、必ず33000円を回収することを決めたのです。


まさか、この後にあんなことやこんなこと、想定外の展開が待ち受けようとはこの時には思ってもいませんでした。


相手(りんかさん)に恐怖を与えることからスタート


はい、ここからは有料部分となります。ご購入して頂いた方達に感謝です。ありがとうございます!!


では、早速ですが、続きですね。


免許証の画像とLINEのIDしか知らない俺が始めにしたことは、相手に恐怖を与えることでした。


その恐怖とは・・・


それは、内容証明郵便です。


内容証明とは、郵便物の文書の内容を証明する特殊取扱のことである。内容証明の特殊取扱とする郵便物は、同時に書留の特殊取扱としなければならない。この郵便物は、法令上特異な存在であり、一般の郵便物とは異なるものの、法的拘束力は裁判所から送られる特別送達に比べて低い。


はい、俺は相手に期日までに返済しないと「訴訟をする構えだぞ!!」というジャブを与えることにしました。


内容は以下の通りです(実際の写真)


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はい、8月19日に群馬県太田市の郵便局より内容証明を送りました。値段は、約1200円ぐらいです。

これで、確実に相手の住所に届き、更には相手が確実にそれを受け取ることになります(ポスト投函ではなく、直に手渡されます)

相手がこれを見れば、少なからず動揺することは目に見えています。というか、普通はここまでしませんからね。

しかし、相手に裁判という恐怖のプレッシャーを与えるには、この内容証明が効果的です(借金時代に俺自身が経験済みの為)


そう思っていたのですが・・・


数日後・・・


内容証明郵便が送り返されてきました。この時点で、少し予想はしていた厄介なことが確定した瞬間です。


それは、つまり・・・


免許証と借用書に記載されていた住所に既に相手が住んでいないという事実です。


さぁ、さぁ、これで唯一の手掛かりである、相手の所在が不明となってしまいました。

恐らく、ほとんどの方がこの時点で諦めることでしょう。

というか、どうしようもないですからね、転居されているわけだし。

しかし、ご安心下さい。

私は、これでも元探偵です。これぐらいの絶望で諦める男ではありませんよ!!


ということで、私は相手の引っ越し先を把握する為に、この相手の元住所(群馬県太田市)の役所へと出向きました。

これを読んでいる方は悪用はしないと思いますが、一応これは悪用も出来てしまう手口なので、やり方は秘密とさせて頂きますが、私は合法的に相手の住民票を取得することに成功しました。

ポイントは、借用書があるかないかで大きく変化します。今回の事件においても、借用書がなければ相手の住民票を取得することは困難でしたでしょう

(仮に借用書がなくても、裏技で取得は出来ますが、グレー以上でリスクあります)


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これで、新住所が分かりました。

が、その前に1つの証明を得られました。というのは、りんかさんが俺に嘘の住所を教えていたことが確定的に証明されたことです。

実は、住民票には転出した際の日付け等が記載されていますが、この日付けが平成30年4月24日だったのです。

俺がりんかさんに金を貸したのは令和元年7月29日です。

この時点で、既にりんかさんは別の新しい住所に異動をしていたことが確定ます。


つまり・・・


”最初から相手は俺に返済なんてする気はなかった”ということですね。


完全に詐欺で間違いありません。これは許せない事実ですよね。俺は早速、新住所である、栃木県佐野市へと向かいました。


現場到着後、そこには住民票に記載されていたアパート名と一致するアパートがあり、これから突撃するというドキドキ感が湧いてきました。


しかし、その前に現地調査を開始します。


まずは、相手の車ですが、どうやら駐車場には相手の車はないようです。次に相手の部屋の電気メーターが回っているかを確認します。

すると、メーターの回り方が非常に弱いので、留守であろうということが予想されます。

次に相手の部屋の正面玄関にいき、あわよくば表札が出ていないかを確認しますが、表札には何も書かれていません。

しかし、1つの違和感が!?

玄関前にある自転車のリヤに〇〇中学と書かれたステッカーが貼ってあります。子供がいることは聞いてましたが、まだ幼い子と聞いていたので、中学生の子供がいるとは年齢的にも考えられません。


とはいえ、一応はインターホンを押してみます。



ピンポーン


はい、予想通りに応答はありません。参りましたね、これではこの部屋に相手が本当に住んでいるのかすら分かりません。

しかし、いつまでもここで待ち伏せするわけにもいかないので、俺はとある行動にとります。


はい、ここで俺が取った行動は捜査の基本である「聞き込み」です。


ここで、俺流の聞き込みのやり方を教えたいと思います。


まず、刑事ではないので、聞き込みする相手には不審がられては1番ダメです。なので、刑事のようにブスッとした顔では相手は心を開いてはくれない確率が経験上高いです。なので、基本的に明るい声と笑顔で「こんにちわー、お忙しいところすいません。少しお尋ねしたいことがありまして・・・」みたいな感じで元気よく接します。


同じアパート内の中で、一部屋だけ窓が開いており、子供の声が聞こえた部屋がありましたので、俺は早速声をかけました。

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俺「すいませーん」(明るく)

相手「はい?」


すると、30代ぐらいの主婦がドアを開けて出てきてくれました。


俺「お忙しいところ、申し訳ございません。少しお尋ねしたいことがありまして・・・101号室の〇〇さん(りんか)とはお会いしたことありますか??」


相手「あー、ありますよ。でも、もう別の人が住んでいて〇〇さんはいないですよー」


俺「あー、そうなんですね。〇〇さんのお子さん、確かまだ幼いと思ったのですが、お部屋で遊んでるお子様と同じぐらいの年齢ですかね??」


相手「う~ん、あまり話したことないから分かりませんけど、もっと幼い感じでしたよ。」


俺「そうなんですねー。旦那さんとはお会いしたことあります??」


相手「何回か見たことはありますけど、話したことはないですよ」


俺「そうですか、分かりましたー。お忙しい所、本当にありがとうございました。失礼します!!」


・・・と、こんな感じで主婦からの聞き込みをした俺は3つの情報を得ることに成功した。



1つ目は、既に転居済みであること。

2つ目は、事前に聞いていた通りに幼い子供がいること

3つ目は、この段階では旦那がいたこと


・・・である。


振り出しに戻された俺は、早速、佐野市の役所へ行くことに。


太田市役所で行った方法にて、ここでも相手の転居先を調べることにしたのである。


少々、ここでは時間がかかってしまったのだが、無事に相手の住民票を取得することに成功。


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このアパートに越して、僅か約1年後の平成31年3月18日には別の新転居先へと引っ越しをしていたことが判明した。


場所は、群馬県館林市である。


くそったれぇーーーーーー!!


絶対に、絶対に・・・


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逃がさんぞぉーーーー!!



夕方頃、現場到着。


早速、俺は現場の調査を開始することに。すると、相手が乗っていた同一で同色の車を発見!!


やっと、追い詰めた!!


そう思った瞬間だった。


しかし、この建物は、4部屋、対象相手の家はA102であり、AとBで別れている。どちらにも102が存在するので、どちらの部屋がAでBなのかが分からない状態であった。しかし、俺の中では対象女性の車もあり、もう間違いないだろうと踏んでいたので、すぐに突撃をする準備をした。


と、そこへ対象女性に似た風貌の女性が犬を連れて奥側の102号室へと消えていったのを遠目で確認した。


「奴に違いない」と思った俺はすぐに突撃をしようとしたが、インターホーンはカメラ付きで、まだ日も明るく、居留守を使われる可能性が高い。


その為、部屋の電気がつく夜まで待つことに。


電気がついてしまえば、居留守も使いずらくなるかもしれないという作戦だ。


それまでは、相手のアパートがギリギリ見える位置にて待機及び張り込みを行うことにして、万が一にも相手が出てくるようならば直接接触をしようと決めたのである。


時刻は19時を回り、日も暮れ始めた頃、対象相手の部屋と思われる部屋から電気の明かりが点いたことを確認して、俺は気分を落ち着かせる為にタバコを1本吸ってから車を降りて相手の部屋へ向かった。


玄関前に到着した俺は、インターホンを鳴らした。


しかし!!


応答は一切ない。


電気が点いている以上、居留守なんて手は使わせない。


俺は、何度も何度もインターホンを鳴らした。しかし、それでも応答がないので、やもえずに玄関を強めにノックをしながら、こう叫んだ。


「〇〇さーん、債権の回収に来ました!」

「〇〇さん、出てきて下さーい」

「返済確認出来ないので、裁判を起こすことになりますし、詐欺で警察に被害届を出すことにもなりますよー」


すると、ようやくインターホンから女性の声が!?


女性「ごめんなさい、お風呂に入っていたので・・・」

俺「あ、そうなんですか、すいません何度も・・・」

女性「なんの御用ですか??」

俺「〇〇さんに貸した債権を回収しにきました」

女性「え?」

・・・・・・・

・・・・・・

・・・・

女性「私は〇〇ではありませんよ、部屋間違ってませんか??」

俺「え? 102ですよね、ここ??」

女性「ここはBの102なので、駐車場側のAの102と間違えてませんか?」


はい、完全に間違っていましたwww

俺は別人に対して催促の声を何回もしていたようです。なんとなく、声が似ていたんですよねー、それもミスでした。


その後、謝罪を精一杯してから、本命のA102の部屋へと行くことに。


しかし・・・・


電気は点いておらず、部屋のカーテンもなく、部屋の中はものけのからであった・・・


試しにインターホンを鳴らしてはみるものの・・・


ピンポーンという音さえなく、どうやら電気が止まっている模様であった。


この部屋に転居されたのが、平成31年3月18日。それからまだ半年も経過していないのに、再び転居することなんてありえるのだろうか??

しかし、どう見ても誰も住んでいない感じであり、俺は戸惑ってしまう。何故ならば、相手の車と同じと思われる車が確かにあるからだ。

残念だが、今日の調査及び捜査はここで終えることにして俺は帰宅をすることにした。


そして、後日の8月26日、現地到着。

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俺は再び対象女性の自宅を訪ねるが、やはり家の中はものけの殻であった。ポストに一通の手紙があったので、それを確認すると・・・

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対象女性の旦那宛てに送られた請求書を発見した。ということは、少なくとも旦那に関してはこの住所から動いていないことになる。ただ、ものけのからということは、旦那は住所をここに置いたまま、行方をくらましている夜逃げ状態ということにもなる。もしも、対象女性も一緒なら・・・


これは難しいかもしれない、そう思った。


時は遡るが、館林の自宅を特定した時に俺はあることを思い出していた。それは、対象女性と会った時に言っていた「家賃65000円」「大東建託」というワードだ。

間違えて他人の部屋に突撃する前に、俺は大東建託に客のフリを演じ電話をして、この物件についての情報を得ていた。

その情報とは、このアパートの家賃と対象女性の部屋が9月22日に退去予定になっている情報だ。家賃は65000円と対象女性が言っていた金額と一致した。

だからこそ、俺は確実にいると思ってしまっていたのだが、どうやら退去予定より前に行方をくらましてしまった可能性が高いようだ。

少々、可能性は低いが、対象女性の言っていたシングルマザーという情報が嘘ではないのならば、俺と会った時には既に離婚をしていて、もしかしたら対象女性だけが別のアパート等に引っ越しをしている可能性がある。その為、転居届を出している可能性も考慮して、俺は館林の役所に行くことにした。


館林市役所にて、対象女性の住民票を取得することに成功。ここから、転居届が出されているか、いないかで今後の捜査の行方が大きく変わる一瞬だ。


俺はドキドキしながら、確認をすると・・・


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よし!!


転居先住所が記載されていたのである!!


日付けは、令和元年7月8~10日に届けを出していることになる。いや、何よりも、これまでは全てアパート名が記載されていたのだが、今回に関してはアパート名の記載はなかったのである。


つまり、実家である可能性が非常に高いということだ。



いよいよ、最終局面まで追い詰めた瞬間であった。



場所は、再び栃木県佐野市であった。


俺はナビに住所をセットして急いで対象女性の実家と思われる場所へと車を走らせた。


・・・・・13時頃、現地到着。家を確認すると、それらしき家が2件あり、どちらも確実に築20年以上は経過している様子であり、完全にこのどちらかが対象女性の実家で間違いないということが判明したわけだ。


2件の二階建ての家があり、どちらかが対象女性の実家かは分かないので、まずは左側の家のインターホンを鳴らすことに。


対応してきたおばさんに俺は「〇〇さん(下の名前)いますか?」と尋ねたところ、「隣だよ」と教えてくれた。


さぁ、いよいよこれで確実に実家がこの右側の家だと判明したので、俺は突撃をかますことに!!


玄関は空いており、網戸として閉まってはいたが、中の様子と小さい女の子の声が中から聞こえてきた。恐らくは、対象女性の子供に間違いないだろう。


インターホンを鳴らすと、中から対象女性の母親と思われる方が出てきた。


母親「はい、なんですか??」

俺「〇〇と申しますが、〇〇さんはいらっしゃいますか??」

母親「いえ、今は仕事にいってますが・・・何か??」


と、ここで金銭を貸していること、連絡がとれないこと、支払いの期日が過ぎても支払われない事などを説明すると、


母親「ちょっと、待って下さい。」


と、家の中に入りこみ「お父さーん、お父さーん!!」とどうやら旦那を呼んでいる様子であった。


中から、父親と思われる男性が出てきたので、事の内容を全て話した上で借用書等も見せた。


父親「〇〇の旦那の借金じゃなくて、うちの娘の借金ってこと?」

俺「はい、そうです。記載された氏名は娘さん名義で間違いないです」

父親「あー、そうかー、ちょっと今、娘はいないんだよな。仕事に行っててな、夕方17時頃に戻ってくるとは思うんだけど、悪いけどその時間にもう一度来てくれる??」

俺「分かりました」


全ての会話は書かないが、ここでは10分程の会話を3人でした。それで分かったことは、どうやら対象女性は仕事をしていて昼間はいないとのこと、そして昼間の仕事とは別に夜も働きに出ていること等を聞くことが出来た。そして、家族に対してあまり詳しい話をしてくれていないので、何をやっているかもよく分からないことであった。


俺は17時に出直すことにして一旦、現場から離れて仕事へと戻った。


そして、約束の17時に再び俺は対象女性の実家を訪れた。ここで、全ての決着がつく可能性は高いので、俺の中に少しの緊張があった。


車を近場に駐車させると、既に父親が外で待っていた。


父親「悪いねー、まだ帰ってこないんだよ」

俺「あー、そうですか・・・」

父親「で、娘に連絡したらさ、「そんな人知らない」って言ってたんだけど、本当に娘に金を貸しているんだよね?」

俺「間違いありません。」


と、ここで再度、借用書や内容証明、住民票、そしてLINEのやり取りを全て見せた上で、俺自身の免許証も全て見せることにした。

それを見た父親は全て納得したようで、ポケットからおもむろに金を出してこう言った。


父親「とりあえず、俺が立て替えるから、それでいい?」

俺「構いませんよ」


俺は父親から金33000円を受け取り、そして借用書の原本に領収したことを付け加えた上で相手に手渡した。


この瞬間、出会い系で俺を完全に騙した詐欺女から間接的に被害額である33000円を回収することに成功した瞬間であった。


気が付けば、母親も対象女性の娘を連れて外に出てきていた。

途中、娘さんが俺のズボンを引っ張っていたが、まだ幼くてとても可愛らしい女の子で、なんだか切ない気分になった。


その後、父親が色々と状況について話してくれた。


対象女性は最近離婚したこと。

父親達は元旦那と連絡がとれずに現在行方不明であること

元旦那に金銭を貸していて、その額は100万円を超えるとのこと

元旦那の親もクズであり、返済は難しいとのこと

話から相当な恨みが元旦那に向けてあること

まとめると、詐欺女も詐欺女の両親も元旦那の被害者であること


・・・というようなことが分かった。しかし、それはそれ、これはこれなので、俺は最後に父親に向けてこう話した。


俺「娘さんがやった行為は確実に詐欺にあたる犯罪行為なので、お父様の方から娘さんにキツく言ってもらっといていいですかね?」

父親「それは帰ってきたら、厳重に言っとく」

父親&母親「本当に迷惑かけてすいませんでした」


その後、俺は車に乗り込み対象女性の実家を後にしたのだが、最後まで母親は「すいませんでした、すいませんでした」と泣きそうな顔で俺に謝っていた。


車を走り出して、ルームミラーで確認した時も、母親は頭をこちらに向けて下げていたので、俺は複雑な気分になった。


結局、対象女性とは会うこともなく、また本人からの謝罪もなく終わったわけだが、今回の件で対象女性が痛い目にあったのは事実であり、もう二度と人を騙すような真似はしてほしくないと願う。


恐らくではあるが、対象女性は本気で金に困っていて、その為に俺を騙したのだが、その影にはクズな旦那という黒幕がいたわけで、対象女性もまた被害者だったのかもしれないと思う。


こうして、俺と出会い系詐欺女との決着はついたのであった。

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皆さんも出会い系で騙されないようにしましょうwww


では、最後までお読みになり、また購読して頂きまして、誠にありがとうございました!!


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