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F1ドライバーについてまとめてみる(2021)

コロナでの自粛生活の中でF1にハマりました。
F1は世界のトップドライバー20人だけが参加できる狭き門

しかも実力だけではなく資金力(ドライバー個人へのスポンサー)が必要になる例も多いなどF1ドライバーのシート争いは単純なものではありません

一度チャンピオンを獲得すると長くF1のシートを得られる傾向にありますが、結果を出せないと若いうちにシートを失う厳しい世界

そんなF1ドライバーについてまとめてみようと思います。

まずは年齢順とチャンピオン獲得の有無から
1.キミ ライコネン (Kimi Raikkonen) 42歳 2007年チャンピオン
2.フェルナンド アロンソ (Fernando Alonso) 40歳 2005, 2006年チャンピオン
3.ルイス ハミルトン (Lewis Hamilton) 36歳 2008, 2014-2015, 2017-2020年チャンピオン
4.セバスチャン ベッテル (Sebastian Vettel) 34歳 2010-2013年チャンピオン
5.ダニエル リカルド (Daniel Ricciardo) 32歳 
5.バルテリ ボッタス (Valtteri Bottas) 32歳
7.セルジオ ペレス (Sergio Perez) 31歳
8.アントニオ ジョビナッツィ (Antonio Giovinazzi) 28歳
9.カルロス サインツ (Carlos Sainz Jr.) 27歳
10.ニコラス ラティフィ (Nicholas Latifi) 26歳
11.エステバン オコン (Esteban Ocon) 25歳
11.ピエール ガスリー (Pierre Gasly) 25歳
13.マックス フェルスタッペン (Max Verstappen) 24歳
13.シャルル ルクレール (Charles Leclerc) 24歳
15.ジョージ ラッセル (George Russell) 23歳
15.ランス ストロール (Lance Stroll) 23歳
17.ランド ノリス (Lando Norris) 22歳
17.ミック シューマッハ (Mick Schumacher) 22歳
17.ニキータ マゼピン (Nikita Mazepin) 22歳
20.角田 裕毅 (Tsunoda Yuki) 21歳

F1はここ数年10チーム、20名のドライバーが居ます。
世界中のあらゆる国のあらゆる世代のドライバーから20名しか選ばれない世界。

選ばれるためには様々な要素を兼ね備えている必要があります。

まず重要となるのが「チャンピオンになったことがあるか否か」
年齢順で見れば一目瞭然ですが、年齢が高い側から4名はチャンピオン経験者です。
5番目に年齢が高いリカルドは年間3位が2回、6番目のボッタスも年間2位が2回、年間3位が2回と高い実績を誇ります。
(この辺り、F1の場合には車の良しあしによって順位が決まる部分もあるので一概に良いドライバーが良い順位を獲得するとも限らないのですが)

次に重要となるのが「大きなスポンサーがついているか否か」
F1はチームごとにレーシングカーを1から作るため莫大な費用がかかります。そうなると個人スポンサーがついているドライバーはチームに開発費用を持ち込む形になるので歓迎されます。
主な「大きなスポンサーがついているドライバー」は、

・セルジオ ペレス (Sergio Perez)
メキシコの会社からの資金持ち込みが多い。しかし2021年には持参金もあるものの経験や腕を買われて起用

・ランス ストロール (Lance Stroll) 
実父のローレンス ストロールがチームオーナー。当然息子を起用

・ニキータ マゼピン (Nikita Mazepin)
実父のドミトリー マゼピンがチームのスポンサー

しかし、現在F1ドライバーになるためには下位カテゴリで一定以上の成績を上げる必要があり、お金を積めばF1に乗れるということはありません。

少し関係する要素としては「多様性に必要であるか」
昨今、世界的に「様々な人間が活躍できるか」ということが求められています。そうしたことを受けて、F1も20人というドライバーの中にアフリカ系の血をひくルイス ハミルトン (Lewis Hamilton)やアジア系の角田 裕毅 (Tsunoda Yuki)が入っています。また2022年にはタイのルーツを持つアルボンや中国の周が参戦予定。
ただ、あくまで副次的な要素でありこれが決め手となるわけではありません。

チームメイトとの関係性
F1は1チーム2名体制なので、2名の関係も重要になります。
2名の実力が拮抗してしまうとレース中にチームメイトでバトルをして2台ともクラッシュということにもなりかねない。チームとして高得点を得るために最低限バトルはしないこと、状況に応じて順番を入れ替えたり、後続車をブロックするなど作戦に従うことが重要。

関係性を大まかに書くと
1.エースとサポートになっているチーム
メルセデス:エースはハミルトン、サポートはボッタス(ある程度友好的)
レッドブル:エースはフェルスタッペン、サポートはペレス(かなり友好的)
アルファタウリ:エースはガスリー、サポートは角田(実力差が大きい)
ウィリアムズ:エースはラッセル、サポートはラティフィ(実力差が大きい)
ハース:エースはシューマッハ、サポートはマゼピン(実力差が大きい)

2.経験豊富なベテランと若きホープのチーム
マクラーレン:ベテランはリカルド、ホープはノリス
アストンマーティン:ベテランはベッテル、ホープはストロール
アルピーヌ:ベテランはアロンソ、ホープはオコン

1ではエースが勝つようにチームが一丸となり、サポートはエースに合わせる部分も多いのに対し、2ではベテランをエースとすることも可能ながら若きホープが勝つように動いている状況です。

残るチームとしては、アルファロメオはライコネンがベテランでジョビナッツィが若手と言えるのですが、どちらを優先という様子は見られない。

唯一フェラーリはドライバー2名を競り合わせているような状況です。

複合的な要素を持っているかどうか

上記のことに加えて複合的な要素を持っているかどうかが需要です。

例えば日本人ドライバーの角田の場合、以下のような要素が影響

・7年ぶりの日本人ドライバー(日本でのF1人気向上、人種多様性)
・ホンダのバックアップ(資金協力に加え、レッドブルに少しでもレベルの高いPUを提供するためのモチベーションを持たせる)
・新しい環境に適応できる速さ(F4~F2を駆け上がる実力)
・若さ(目下最年少)

チャンピオンのフェルスタッペンの場合には次のような要素が影響
・父親もF1ドライバー(ヨス・フェルスタッペン)
・16歳のF3ドライバーを青田買い(F2経験なし、当時運転免許も無し)
・唯一のオランダ人ドライバー
・白人らしい白人(白人と言っても千差万別ですが、ヨーロッパが中心となるF1において多様性に配慮しつつも、白人至上主義は一部の人に残っている現状がある)

 



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