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新規開発プロジェクトのマネージメント

一般的なプロマネの三要因はQCD

開発プロジェクトのマネージメントの要素は一般的にはQCDと言われます。Quality(品質)、Delivery(納期)、Cost(費用)です。このQCDは予め作るべきものが決まっている開発をマネージメントする場合の考え方です。

ベンチャーの新規開発ではSQHD

僕は、ベンチャーの新規事業におけるシステムの新規開発では、Scope(機能)、Quality(品質)、Head Count(人員数)、Delivery(納期)の、SQHCの4要因に分解して考えています。

何をマネージメントすべきか?

ベンチャーの新規開発においては、会社の予算は厳しい制約があります。そして、市場の競争相手より早く、少なくとも大きく遅れない範囲で、リリースする必要があります。そして、顧客に使ってもらい仮説検証するためには、最高レベルの品質は不要ですが、ユーザがある程度使える程度の品質を確保する必要があります。

つまり、プロジェクトマネージメントで、コントロールできる要因は実は「Scope」だけなのです。ベンチャーの新規開発では、経営者とエンジニアがコミュニケーションして、優先順位をつけてScopeを徹底的に狭くすることが大事です。

チートしろ!未来から時間を借りろ!

それ以外で新規開発の生産性を高めていくには、エンジニアは嫌がりがちですが、積極的に「技術負債」を借りて進めてください。

銀の弾丸の理想論に飛びつかず地道な業務フローの改善をしろ

基本的にプロダクトづくりに直結することに優先順位をつけて時間を使うべきです。あまりにも時間をロスにつながる開発業務のボトルネックがあれば、CIDIのワークフローを改善するなどの地道な改善が必要です。

ただし、改善するための改善に時間を費やしてはいけません。どんなに最高のシステムや最高の業務フローを作れても、プロダクトをローンチして市場でシェアを取れなければ意味はなく未来はありません。

理想論のワークフローの導入でプロダクト開発の手を止めるのではなく、ピンポイントでのワークフローの改善で生産性を改善しましょう。

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