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高還元は絶対正義・低還元は絶対悪なのか?

今日、単金70万円の案件に参画しているのに総支給額が7万円で低還元すぎるという話が話題になっていました。

引用: https://x.com/maru0909kome/status/1735214527564943763?s=20

多分ネタかな?

まずは単金の比較対象は基本給とか職務給とか歩合給を合算した額面額です。単純に額面額が74,000円は考えづらいです。なぜなら時給1000円で20日間、1日8時間働いた場合の合計給与は160,000円だからです。

これは低還元かどうかではなく、欠勤が多かったもしくは待機による休業扱い(この場合も60%は支給されるはず)などの別なケースの可能性があります。

低還元は悪じゃない

高還元型のSESをはじめたからこそ言いたいのですが、悪質な企業を除いて低還元型のSESは決して「悪」ではないはずです。

低還元型のSESは、実績がありエンド様や元請様企業に信頼されている企業で、チーム単位でプロジェクトを任されていて、信頼と腕のあるリーダーを筆頭にベテランが集まりプロジェクトを進めつつ、未経験者も採用して育てている企業というのが実態ではないでしょうか?

低還元のようにみえる原因は実は以下のような努力の証です。

  • 未経験者の研修コスト

  • 給与を下回る成果しか出せていないジュニアを養うコスト

  • ジュニアをベテランがフォローするコスト

  • 見積もりの都合上リーダーやベテランの単価を低く見せてジュニアの単価からリーダーやベテランの給与に回している

では高還元の使いどころは?

高還元型というのは、商流を一つ下位にすることで営業コストを下げたり、未経験を育てないという前提で育成コストを下げたりで実現されているものです。

自分でいうのもなんですが高還元型が他社の努力の上に胡坐をかいている面があるのは事実です

高還元のメリットは「給与」そのものではなく、主体的に案件を選びながらキャリアを構築できたり、ライフステージにあわせて働き方を選べることです。

なぜなら高還元の会社は、体制参画をしないでの案件選びや案件を抜ける際に会社の政治的な理由が働きません。また商流は最上位ではなく二次SESなので、エンジニアとエンドや元請さんの意向がバッティングしてもエンジニアさんの意向を優先できます。

そういう意味で、受託開発会社や育てる系の老舗SESでキャリアを5年程度積みながら、30代前後で自分のキャリアを自分の意志で作っていきたいとか、結婚したり家族ができたので働き方を見直したい際に、Tech4Uのような案件選択&高還元型SESに興味を持っていただけると幸いです。

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